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犬種図鑑

2019.07.16

犬と過ごす幸せな時間

キャバリアのすべて!正式名称や誕生の歴史、大きさ、性格、育て方まで

キャバリアは、社交性があり他の犬や人にもフレンドリーな愛すべき犬種です。ここでは、犬種の正式名称である「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」という長い名前の由来、さらにはキャバリアの身体的な特徴から性格、育て方のポイントまでを解説します。キャバリアの特徴を知ることで、すでに一緒に暮らしている愛犬との違いや、これから犬を迎える上での参考にしてみてくださいね。

#キャバリアキングチャールズスパニエル

Author :docdog編集部

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キャバリア誕生の歴史

キャバリア

キャバリアは、犬と暮らすのが初めてでも育てやすい犬種と言われていますが、他の犬種と同様に注意べき点はあります。
犬種のことを知るうえで、まずはキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの歴史から見ていきましょう。

キャバリアの正式名称から見えてくる誕生の歴史

代々、愛犬家が多いことで有名なイギリス王室では、昔からさまざまな犬種が育てられてきました。 特に、その中でも王室のチャールズⅡ世(キング・チャールズ氏)はトイ・スパニエル(キング・チャールズ・スパニエル)を溺愛していたことで知られています。

時代は16~19世紀。当時のイギリスでは、スパニエルは長吻タイプ(マズルが少し長め)が主流でしたが、1800年代に入ると東洋からパグ・狆などのマズルが短い犬種(短吻種)がイギリスに入り、ヨーロッパでも徐々に人気が出てきました。この影響でスパニエルと短吻種の交配が進み、やがてスパニエル種にもマズルが短い犬種が誕生し、現在の「キング・チャールズ・スパニエル」となりました。

その後アメリカの富豪であるロズウェル・エルドリッジ氏が巨額の懸賞金をかけたことにより、短吻タイプになったスパニエル種をチャールズⅡ世が育てていたような長吻タイプへと復活させる活動が起こり、現在の長吻タイプの「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」が誕生しました。

「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」の名前の「キング・チャールズ」はもちろんチャールズⅡ世にあやかっていますが、キャバリアには「中世の騎士」という意味があり、総称して「中世の頃の姿を取り戻したキング・チャールズ・スパニエル」という意味を持っているそうです。

「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」は、その名の通り、パピヨンやアメリカンコッカースパニエルなどが属するスパニエル種となります。

キャバリアの大きさと被毛の特徴

キャバリア

キャバリアは体高より体長が長めでやや大きめの小型犬で、バランスが取れた体型をしています。大きな垂れ耳と大きな目、平坦な額に長めのマズルが特徴的です。表情が穏やかで人間が大好きなところも人気の秘密です。

小型犬キャバリアの大きさは

キャバリアの体高は30~33cm、体重は5~8kg程です。小型犬に分類されますが、一般的に小型犬と呼ばれるチワワ・ミニチュアダックスフンドなどと比較すると大きいサイズとなります。

キャバリアの被毛は特徴的

キャバリアの被毛はブラック&タン(黒と赤褐色)、ルビー(赤褐色)、トライカラー(赤褐色と黒と白の3色)、ブレンハイム(白地に栗色の斑)の4色です。絹糸のような滑らかな長い被毛が特徴的で、ウェーブがかかっている場合もあります。3歳位になると耳や足、胸に飾り毛がみられるようになります。ダブルコートの犬種ですので換毛期には多くの毛が抜けます。毎日のブラッシングは欠かせません。

寿命、かかりやすい病気

キャバリア

キャバリアの平均寿命は9~14年で比較的長寿ですが、心臓に病気を抱えることが多いため、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。キャバリアの罹患しやすい病気としては僧帽弁閉鎖不全症や白内障、脊髄空洞症、水頭症などがあげられます。

僧帽弁閉鎖不全症は心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁とよばれる弁に異常があり、血液の逆流を防げなくなる病気で、正常に血液を送り出すことができなくなります。

脊髄空洞症とは脳脊髄液という液体がたまり空間ができる病気で、神経を圧迫します。場所や大きさにより症状は様々ですが、軽度では無症状のこともありますが、首や背中のあたりを気にしてこする、頚部などの痛み、四肢の麻痺などの症状があらわれます。

キャバリアの性格

キャバリア

イギリス王室で愛されてきたキャバリアには、どんな性格の傾向が見られるでしょうか?見ていきましょう。

とっても陽気で、家族にもやさしい

キャバリアはとても陽気な子が多いようで、愛情深く物静かで友好的な犬種だそうです。家族に優しい子で遊ぶのが大好きですので、他の犬や子どもとも仲良くすることができます。

物怖じしない勇敢な性格

キャバリアは物怖じしない勇敢な性格でもあるため、社交的でフレンドリーな子が多いようです。無駄吠えや噛み癖なども少なく、初めての方でも比較的育てやすい犬種と言えます。

キャバリアの育て方

キャバリア

キャバリアを育てる場合の環境・運動量・しつけ・ケア方法などをご紹介します。

環境

キャバリアは、スキンシップが好きな犬種ですが、一人のスペースももちろん必要です。ケージやキャリーケースなど落ち着ける場所を用意してあげるようにしてください。また日本の夏は苦手な犬種となりますので、クーラーの効いた部屋での育成が必須となります。ひんやりマットなども活用し快適な環境を提供してあげてください。フローリングでは滑りやすく足腰に負担をかけてしまいますので、マットや絨毯を敷くなど対応してください。

運動

キャバリアは活発な子が多いため運動量は朝夕30分程度の散歩が必要です。遊ぶのが大好きですので、必ず毎日遊んであげるようにしてください。でもかまい過ぎは逆にストレスとなるため適度な遊びを心掛けるようにしてくださいね。

運動はストレス解消や肥満予防に繋がりますので、適度な運動量を提供しましょう。体高よりも体長のほうが少し長い犬種ですので、肥満によるヘルニアなどの危険性にも注意してあげましょう。

しつけ

キャバリアは従順な性格のため厳しいしつけを行う必要はなく、ダメなことを区別するために低い声で短く叱ることが大切です。いいことの場合は盛大に褒めてあげるとしつけが入りやすくなります。しつけと遊ぶの時間をメリハリを持って分けることで理解力が高まります。

病院へ通う機会が多い犬種でもありますので、ストレス軽減のためにも病院を好きになるようトレーニングしておくのもおすすめです。また、ケアが行いやすいように愛犬のカラダを触って慣らしておくことも大切です。

ケア

キャバリアのケアとしては毎日のブラッシングが重要となります。特に換毛期には毛が多く抜けるため、しっかり死毛を取り除いてあげるようにしてください。シャンプーは月1回程度で十分です。毛が伸びすぎることはありませんのでケアはしやすい方でもあります。

垂れ耳のため耳の中が蒸れて病気を発症してしまう場合がありますので、耳掃除も定期的に行うようにしてください。
涙やけを起こしやすい犬種でもありますので、目の周りのケアもしっかり行ってあげてください。肛門腺の処理なども行ってあげる必要があるため、定期的にサロンでケアをしてもらうのもおすすめです。

キャバリアと過ごす幸せな時間

キャバリア

キャバリアは優雅な動きで初心者でも比較的育てやすい犬種と言えます。被毛等のケアに関しては少し時間を取る必要がありますが、愛犬のお世話をしっかりしてあげることで、犬との信頼関係構築にも繋がり、幸せな時間を過ごすことができるはずです。育てやすい犬種とは言え、事前の準備や心構えは必須です。しっかりと学んだ上で、迎えてあげるようにしましょう。

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