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2019.07.08

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犬と過ごす幸せな時間

アラスカンマラミュートってどんな犬種?その歴史と特徴を知ろう

アラスカンマラミュートはオオカミのような見た目に人懐っこい表情がかわいい大型犬の一種です。寒い地域に住んでいたため被毛は多くて厚いため、手入れは少々手間がかかります。ここでは、アラスカンマラミュートの歴史と特徴・性格から飼育方法の注意点まで、基本的な情報をお伝えします。

#Lifestyle

Author :docdog編集部

最初に知っておきたいアラスカンマラミュートのこと

アラスカンマラミュート

どんな犬であっても犬と迎える前には、その犬種や犬全般のことをよく理解する必要があります。アラスカンマラミュートは大型犬で力が強く制御するのは大変です。アラスカンマラミュートの特徴を知ることで、既に一緒に暮らしている愛犬との違いや、これから犬を迎える上での参考にしてみてくださいね。

アラスカンマラミュートの歴史

アラスカンマラミュートはノートンサウンドと呼ばれるアラスカ北西部の海岸地方で生活していた犬で、マラミュート族と共にそり引きや狩猟、漁業の仕事を行っていました。祖先はシベリア原産の犬と推測され、「シベリアンハスキー」「サモエド」などと同系の可能性があると言われていますが、解明はされていません。北極のそり犬としては最古の犬種と言われており、近年の研究ではオオカミとアラスカンマラミュートのDNAが極めて近いことも分かっています。

18世紀にはアラスカでゴールドラッシュ(金脈を求めて採掘者が殺到する現象)が起こり、多くの人がアラスカにやってきました。そこでアラスカンマラミュートは犬ぞりレースなどに出場するようになりました。やがてレースやその他の使役を目的として異種交配が盛んになり、純粋なアラスカンマラミュートは一時絶滅の危機に陥りました。

その後1920年頃にはニューイングランド・ドッグレースの愛好家たちにより、純粋なアラスカンマラミュートが見つけ出され伝統的なマラミュートの繁殖が行われました。
第二次世界大戦では寒さに強いアラスカンマラミュートは重宝され、軍用犬としても活躍したそうです。

1933年にはリチャード・バード提督による南極探検の旅でそり犬として活躍するまでになりました。アメリカンケネルクラブに犬種として登録されたのは1935年です。

アラスカンマラミュートの特徴

アラスカンマラミュートはシベリアンハスキーに似ていますが、ハスキーより一回り大きく立ち上がると人間の肩くらいの高さにまでなります。ぶ厚い毛並みにがっちりとした体、とがった耳、長めのマズルと、オオカミに似た外見をしています。肩や四肢も太くしっかりとしています。

また、ハスキーがブルーやバイカラーなどのコもいますが、アラスカンマラミュートの目はアーモンド型で茶色のみです。その他ハスキーとの違いは、両耳が離れていて低い位置についている点と、しっぽが軽く巻き上がっている点が特徴的です。

体型、体質

アラスカンマラミュートのジャパンケネルクラブでの標準体高は、オスで63.5cm、メスで58.5cm、標準体重はオスで38kg、メスで34kgです。がっちりとした体型で、しっぽはゆるく巻かれて背中に背負っています。

毛色、被毛、抜け毛

アラスカンマラミュートのカラーは黒系のブラック、グレー、ライトグレーと茶色系のセーブル、レッドなど多くの種類があります。被毛は粗いトップコートと密で厚いアンダーコートのダブルコートで、冬の寒さに強い構造になっています。ダブルコートですので換毛期の抜け毛は多くケアが大変になります。

寿命、かかりやすい病気

アラスカンマラミュートの平均寿命は11年前後といわれています。罹患しやすい病気としては、毛包形成不全、亜鉛反応性皮膚炎、甲状腺機能低下症などの皮膚疾患、胃捻転、股関節形成不全などがあげられます。

密集している被毛は日本の夏には不向きで皮膚病が悪化しやすいと言われていますので、しっかりとしたケアが必要となります。

胃捻転は大型犬に多く発生する病気で、食後に運動を行うと起こりやすいので食後の散歩は避けるようにしてください。

股関節形成不全も大型犬に多く発生する病気で、股関節の発育がうまくいかず、成長するにつれ股関節の変形や炎症が進行する病気です。生後4~12ヶ月ほどで症状があらわれます。

アラスカンマラミュートの性格

アラスカンマラミュート

続いて、アラスカンマラミュートの性格の傾向を見ていきましょう。

人懐っこくてとっても勇敢!

アラスカンマラミュートはオオカミのような見た目とは裏腹に人懐っこく勇敢な性格をしています。非常に穏やかで愛情深く、飼い主に献身的な子が多いようです。そり犬として活躍していたため協調性も高く多頭飼育にも向いています。

感情表現が豊かで、いたずら好きなところも

アラスカンマラミュートは表情が豊かで笑顔が魅力的です。いたずら好きな面や頑固な面もありますので、子犬の頃から十分に社会化を行うようにしてください。

アラスカンマラミュートの育て方

アラスカンマラミュート

アラスカンマラミュートを飼育する場合、環境や運動量、しつけ、ケアの方法などを学んでおく必要があります。

環境

アラスカンマラミュートは寒い地域で生活していた犬のため寒さには強いですが、日本の夏には不向きな犬種で、弱点は暑さと言えます。日本で暮らす場合は、冷房やクールマットなどを活用し生活しやすい環境を提供してあげてください。

運動

アラスカンマラミュートは体力がある犬種ですので、毎日2時間以上の散歩や運動が必要となります。特に若齢犬は足腰を鍛える意味でもしっかり運動量を取ってあげてください。暑さに弱いですので、夏場の散歩は早朝か夜の時間を選んで行うようにしてください。
力が強く引っ張られることもあるため、子どもだけでの散歩です。必ず制御できる大人も一緒に散歩をするようにしましょう。

しつけ

アラスカンマラミュートは大型犬ですので、引っ張られてケガをしたり、他の犬と喧嘩したりしないようにしっかりしつけを行う必要があります。協調性が高く飼い主に忠実ですので、上下関係をしっかり築ければしつけも行いやすくなります。マテやオスワリ、付け、呼び戻しなど基礎的な動作はしっかり押さえておきましょう。

ケア

アラスカンマラミュートはダブルコートですのでブラッシングはとても大切です。特に換毛期には多くの毛が抜けますので、こまめにブラッシングを行う必要があります。手入れを怠ってしまうと毛がフェルト化してしまい皮膚病を発症してしまう可能性が高くなります。

汚れがひどい場合には濡れタオルなどでふやかして落とし、定期的にシャンプーも行うようにしてください。

アラスカンマラミュートと過ごす幸せな時間

アラスカンマラミュート

アラスカンマラミュートは外見はオオカミのようにかっこよく、でも表情豊かで穏やかな性格のため人気のある大型犬です。寒さには強いのですが、日本の夏には不向きなため冷房は欠かせません。上下関係をしっかり築ければしつけも行いやすく家庭犬として楽しく過ごすことができると思いますが、その一方で運動量も多くケアも大変ですので、犬を飼う前に犬の一生を受け入れる上での準備をしっかりと整えるようにしましょうね。

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