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犬種図鑑

2019.10.02

犬に関する仕事を知ろう!

実は警察犬の9割が家庭犬?嗅覚と頭脳を活かして活躍する犬とは

犬は、自宅で家族として暮らしていることも多いですが、実は職業犬として活躍する犬もいます。中でも犬の嗅覚は、ずば抜けていると言われており、その鼻と頭脳が多くの場面で必要とされます。そこで今回は、嗅覚を活かして活躍する犬のお仕事についてご紹介します。

Author :docdog編集部

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犬の嗅覚は人間の1億倍もある?

犬の嗅覚が人間よりも優れていることは一般的に知られていますが、人間と比べてどのくらい鼻が利くのでしょうか。

嗅覚をはじめとした犬の感覚器官は、生まれてから段階的に発達します。その中で嗅覚は、生後2週間ほどかけてゆっくりと発達していきます。

犬の嗅覚は臭気の種類によって敏感さが異なり、物を発酵させたときなどに生じる「酸臭」を嗅ぎ取る能力は、人間の1億倍以上と言われています。これは、人や霊長類ではあまり発育しない「鋤鼻器(じょびき)」という嗅覚器官が、犬には発達しているためだと考えられています。

その他にも、腐敗したバターの香りやスミレの花の香り・ニンニク臭などを嗅ぎ取る能力は、人間の数千倍から数十万倍もあります。

職業犬は、この類まれな嗅覚と頭脳を活かして、さまざまな場面で活躍しています。

嗅覚を活かした犬のお仕事とは?

上記のように、優れた嗅覚を持つ犬はそれを活かして活躍をしています。そんな犬が活躍する仕事には、どのようなものがあるのでしょうか。

警察犬

嗅覚を活かした犬のお仕事で、もっとも思いつきやすいのが「警察犬」ではないでしょうか。 国内で起きた犯罪に出動し、嗅覚を活かして捜査活動を行なっています。テレビや新聞でその姿を見かけることも多いでしょう。

警察犬には、警察が直接管理している「直轄警察犬」のほか、一般の方が育てている「嘱託警察犬」がいます。実は、警察犬の9割が「嘱託警察犬」であり、緊急時に警察の要請を受けて出動しています。

災害救助犬

「災害救助犬」も、嗅覚を活かした犬のお仕事の1つです。
地震大国といわれる日本ですが、台風やそれに伴う土砂崩れなどの被害も後を絶ちません。そんな過酷な現場に赴き、倒壊物の下敷きになってしまっている人の捜索をするのが災害救助犬です。被害が大きくなればなるほど、ピンポイントで人のいる場所を捜索できるため、災害救助犬の役割は大きくなります。

麻薬探知犬

麻薬を国内に持ち込ませないために活躍しているのが「麻薬探知犬」です。主に税関職員とともに行動しており、入国者の携帯品や海外からの郵便物のチェックにあたっています。

愛犬を警察犬にするために必要なこと

職業犬は、その嗅覚を活かして私たちの生活を支えています。ここでは、自宅で育てている愛犬の活躍している姿がもっと見たい!と思う方のために、職業犬の代表格である「警察犬」になるための方法を紹介します。

警察犬として活躍するためには試験に合格する必要がある

先ほど説明したように、警察犬には「直轄警察犬」と「嘱託警察犬」があり、9割が普段は一般のご家庭で飼われている「嘱託警察犬」です。

自宅で育てている愛犬を「嘱託警察犬」として登録するには、各都道府県で毎年1回行なわれている「嘱託警察犬審査会」という採用試験に合格する必要があります。住んでいる地域によって試験内容も少しだけ異なりますので、ホームページ等で確認して試験に臨んでください。

なお、「直轄警察犬」として登録されている犬種は「シェパード」「ドーベルマン」「ラブラドールレトリバー」などの8種類のみですが、実は「嘱託警察犬」の中にはミニチュアダックスフントやトイプードルなど、一般の家庭でも飼われている犬種も多く存在します。

職業犬の存在が日本を支えている!

職業犬の存在は、私たちの生活に欠かせないものとなっています。今回紹介したように嗅覚を活かした仕事や、盲導犬や介助犬など人間の手足の代わりとなってくれる職業犬もいます。テレビや新聞・街中などでその姿を見かけたら、心の中で応援してあげてください。

  • 公開日:

    2019.07.28

  • 更新日:

    2019.10.02

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