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白と茶色の毛のジャックラッセルテリアが草むらの上を颯爽と走っている
犬種図鑑
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2021.11.26

ジャックラッセルテリアの性格や特徴・飼い方や寿命までわかる|犬種図鑑

映画やテレビコマーシャルなどの出演で一躍有名犬となったジャックラッセルテリア。かわいらしい姿とは裏腹に、好奇心旺盛で負けず嫌いと知っていましたか?
ここでは性格や特徴、飼い方など、ジャックラッセルテリアの情報を幅広くまとめています。ジャックラッセルテリアが気になる人・迎えたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。

#ジャックラッセルテリア

文:今野 ケイト/ドッグライター

ジャックラッセルテリアという犬種の由来

白と黒の毛のジャックラッセルテリアが草むらの上で立っている

ジャックラッセルテリアは、19世紀の中頃にイギリスで誕生しました。まずは、ジャックラッセルテリアの由来について詳しく見ていきましょう。

ジョン・ラッセル牧師

ジョン・ラッセル牧師はキツネ狩りの愛好者であり、自分の猟に同行させる優秀な猟犬が欲しくて犬の改良をはじめたとされています。フォックステリアをベースに、ビーグルやブルテリアなどを掛け合わせてジャックラッセルテリアを誕生させました。

ジャックラッセルテリアの気質の強さは、猟の最中にもひるまない性格のブルテリアを交配させた故であると言われています。

イギリスでは公認犬種に登録されていない

ジャックラッセルテリアはイギリス原産でありながら、イギリスの公認犬種として登録がされていません。これはジョン・ラッセル牧師が、ジャックラッセルテリアはドッグショーに出すような犬ではなく、猟犬として生きるための犬であるという理由から公認登録を拒んだからです。

現在でもジョン・ラッセル牧師の意思を継いで公認登録をしていない国も存在しますが、日本では公認犬種として登録をしています。

ジャックラッセルテリアの性格

白と茶色の毛のジャックラッセルテリアが木を噛んでいる

ここでは、ジャックラッセルテリアの性格について見ていきましょう。

好奇心が強い

猟犬として誕生したジャックラッセルテリアは、好奇心がとても強く、まさにハンターの名がぴったりと思えるほど活発で運動能力も高い犬種です。
走り回って遊ぶことが大好きなので、飼い主はそのパワーにしばしば圧倒されてしまいます。夢中になり過ぎると予想もつかないような動きをすることがありますので、そのおかげで怪我をすることも多い犬種です。

頑固で負けず嫌い

ジャックラッセルテリアは、その気質の強さから頑固な上に負けず嫌いな側面もあります。
親しい犬同士で遊んでいるときであっても、ふとしたきっかけで負けず嫌いな悪い面が出てしまいトラブルになることも。遊ばせている時には目を離さないようにしましょう。

ジャックラッセルテリアの特徴

白と茶色の毛のジャックラッセルテリアが木にリードを繋がれ舌を出している

ジャックラッセルテリアの体型などの特徴を紹介します。

体重・体高・大きさは?

ジャックラッセルテリアは体重5~8㎏体高30~36㎝で、小型犬に属します。体長が体高と比較すると若干長く、細身でありながら筋肉質で引き締まった体つきをしています。

通常であれば、スマートで脂肪がほとんどありません。お腹まわりが垂れていたり、腰のくびれがなかったりする場合には、肥満の可能性があります。

毛色・被毛タイプ・抜け毛について

毛色は白がベースで、黒と茶のどちらかが入る2色のバイカラーや、両方とも入る3色のトライカラーなどがあります。被毛は、スムース(短毛)・ラフ(長めの直毛)・ブロークン(短毛と長毛の中間)の3タイプがあります。

ただし、子犬の頃には被毛タイプの判断がつきにくく、確定できるのは生後半年頃となります。毛玉はできにくく手入れは比較的楽ですが、抜け毛が多いのが特徴です。

ジャックラッセルテリアの値段や迎え入れる方法

白と茶色の毛のジャックラッセルテリアが草むらの上で伏せをしている

ジャックラッセルテリアの値段は血統や毛色、性別などにより変わりますが、10~30万円程度が相場です。

柄のバランスが取れている子や珍しい毛色の子、片方の目の周りに色がついているアイパンチのある子は人気があり高くなります。また、メスは出生率が低いことや出産ができることから、オスよりも1~2万円ほど高いでしょう。

迎え入れる方法

ジャックラッセルテリアを迎え入れるときは、ペットショップブリーダーを当たってみましょう。良い血統の子を手に入れたい場合は、ブリーダーから手に入れると良いでしょう。

また、血統や子犬にこだわらないのであれば、動物愛護センターなどで保護されている子を探して里親になるのもひとつの手です。

ジャックラッセルテリアの飼い方やしつけの仕方

白と茶色の毛のジャックラッセルテリアが遠くを見つめている

ジャックラッセルテリアの育て方やしつけの注意点などを紹介します。

飼育に適した環境

飼育環境としては、特に暑さや寒さに弱い訳でもありませんので、通常の温度設定ができればそれほど神経質になる必要はありません。

ただし、室内でも激しく動き回ることがありますので、棚や机の角などにぶつかって怪我をしないような配慮が必要です。

運動量について

ジャックラッセルテリアは、小型犬とは思えないほどの運動量が必要な犬種です。散歩は朝晩の2回で、1回につき最低1時間は行うのがおすすめです。

しっかりと運動して体力を発散させ、ストレスを溜めないようにしてください。時にはドッグランなどで思い切り走らせてあげたり、頭を使うような遊びを取り入れたりするのもおすすめです。

しつけのポイント

ジャックラッセルテリアは、明るく活発でありながら冷静な一面も持ち合わせています。指示をきちんと判断して対応するので、しつけは比較的しやすいでしょう。

しかし、もともと猟犬なので吠えたり噛んだりしやすく、負けず嫌いで頑固な一面もあるため、子犬のころから毅然とした態度でしつける必要があります。

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日々のケア

ジャックラッセルテリアは、一度嫌だと思うと頑としてそれを受け入れません。しかし、飼い主に対する忠誠心が高いため、普段から体を触れられることに慣らしておくと比較的ケアしやすいでしょう。
爪切りや歯磨きなどは、子犬の頃から習慣化しておくのがおすすめです。

ほかには、皮膚トラブルを起こしやすいためシャンプー後はしっかりと乾かして雑菌の繁殖を防ぐこと、抜け毛が多いためこまめにブラッシングをすることも大切です。

ジャックラッセルテリアの寿命や病気について

白と茶色の毛のジャックラッセルテリアが芝生の上で伏せをしている

ジャックラッセルテリアの平均寿命は、14~16歳程度です。小型犬でありながらかなりの体力があるため、何か大きな病気などをしない限り、比較的長生きをする子が多いです。

かかりやすい病気

さまざまな交配の結果生まれたジャックラッセルテリアは、比較的病気にかかりにくい犬種です。しかし、骨の病気をはじめ、ジャックラッセルテリアに多いとされるものもあります。ここでは、注意したい病気についてご紹介します。

膝蓋骨脱臼

後ろ脚の膝のお皿がずれた状態を膝蓋骨脱臼と言います。外傷により発症することもありますが、多くは原因不明であり遺伝の可能性も指摘されています。

動きの激しいジャックラッセルテリアがこの病気にかかると、歩き方がおかしいなどの異常が目に見えてわかります。

程度が軽度であれば環境調整や投薬などにより保存的に治療することもありますが、完全に治すためには手術が必要です。

レッグ・ペルテス(パーセス)病

血流障害により大腿骨と骨盤をつなぐ大腿骨頭が壊死する病気で、大腿骨頭壊死病とも呼ばれています。多くの場合は原因不明で、遺伝の可能性があります。

レッグ・ペルテス・パーセス病の症状は、同じく脚に関する病気である膝蓋骨脱臼と同様です。早期に手術をしないと筋肉まで萎縮してしまうため、歩き方の変化を感じたら動物病院を受診しましょう。

糖尿病

ジャックラッセルテリアの糖尿病は多くの場合遺伝性だと考えられていますが、肥満が絡むとさらに発症リスクが高くなります。

水を多く飲む、尿が多いなどの症状に注意しましょう。さらに病状が進むとよく食べているのに痩せる、目が白く濁って見えるといった症状も見られます。
治療方法は食事療法やインスリン注射などです。治療を受けずにいると命を落とすこともある病気です。

網膜剥離

網膜剥離は目の網膜がはがれてしまう病気です。先天性や事故によるものだけでなく、ほかの病気の合併症として起こる場合もあります。

壁や物にぶつかる、嗅覚を頼りに歩くなど目が見えていない様子があれば、網膜剥離を疑って受診すると良いでしょう。
薬物治療やレーザー治療などの治療方法がありますが、網膜が完全に剥がれてしまうと手の打ちようがなくなるため、早期発見・早期受診が必要です。

先天性重症筋無力症

神経と筋肉をつなぐ部分の伝達システムがうまく働かなくなる自己免疫疾患です。遺伝性があり、1歳未満に発症することがほとんどです。

症状は疲れやすさや弱々しい歩き方などがあり、悪化すると立てなくなります。
薬物療法により進行を遅らせることはできますが、完治は難しい病気です。

ジャックラッセルテリアは明るくて活発な性格

白と茶色の毛のジャックラッセルテリアがお座りをしていて飼い主の顔を見上げている

明るく活発なかわいらしい性格のジャックラッセルテリア。頑固な一面もありますが、冷静で忠誠心が強いことから比較的しつけやすい犬種です。
ジャックラッセルテリアは多くの運動量を必要とするため、迎え入れる前には散歩時間を確保できるか考えてみてくださいね。愛情たっぷりに育ててあげれば、ジャックラッセルテリアはきっとかけがえのないパートナーになるでしょう。

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  • 公開日:

    2019.06.29

  • 更新日:

    2021.11.26

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ライター・専門家プロフィール
  • 今野 ケイト
  • ドッグライター
  • 世話好きな夫と、子供2人+犬4匹+猫4匹で賑やかに生活しています。4匹とも高齢犬のため、体だけでなく心も健康でいられるように日々模索中です!毎日の生活の中で得た知識や経験を踏まえ、ためになる情報をお伝えしていきます。