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2019.06.25

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犬と過ごす幸せな時間

マルチーズを育てる上での注意点は?性格・カラダの特徴もまとめて紹介

純白の滑らかな被毛が特徴的なマルチーズ。可愛らしい外見に加え、愛嬌があり親しみやすい性格なため、高い人気を誇っています。そんなマルチーズの性格や特徴、ケアの方法など、マルチーズについてまとめて詳しくご紹介していきます。

#Lifestyle

Author :docdog編集部

最初に知っておきたいマルチーズのこと

マルチーズ

狩猟犬や使役犬など、もともと人間の補佐的な存在として誕生し、時代とともにペットとして飼うために改良されていく犬種が多い中、マルチーズは最初から愛玩犬として誕生した犬です。そのため、家族として一緒に暮らしやすい素質が十分に備わっています。
そんなマルチーズには、どのような歴史や特徴があるのでしょうか。

マルチーズの歴史

マルチーズの原産国は、イタリア南部の地中海中央に位置するマルタ共和国です。長い歴史を持っている犬種で、紀元前1500年頃に海上交易に従事していたフェキニア人と呼ばれる民族が、貿易の中継地点であったマルタ島に持ち込んだ犬が、マルチーズだと考えられています。

そして次第にヨーロッパ各国でマルチーズが紹介されるようになり、15世紀頃にはフランスの貴婦人の愛玩犬として可愛がられ、19世紀頃にはイギリスの王室をはじめ、上流階級の間で大流行し愛されるようになりました。

ジャパンケネルクラブ(純血犬種の犬籍登録事業などを行っている国際的愛犬団体)の犬種別犬籍登録頭数データによると、2018年におけるマルチーズの登録頭数は、第10位と上位にランクインしており、現在も人気の高い犬種であることがうかがえます。

マルチーズの特徴

マルチーズの体型や被毛の特徴、かかりやすい病気などを見ていきましょう。

体型、体質

小型犬に属するマルチーズの標準体高は20~25cm、体重は2~3kg程度です。愛らしい丸くて大きな瞳と、柔らかな優しい表情が印象的で、愛玩犬らしい可愛さを兼ね備えています。

体つきは、やや丸みを帯びていますがお腹が引き締まっており、バランスのよい体型です。

毛色、被毛、抜け毛

マルチーズといえば、美しい純白の被毛が大きな特徴です。艶やかでシルクのように滑らかな手触りの毛質をしています。

被毛の構造は、外部からの刺激を守るためのオーバーコート(上毛)のみが生えているシングルコート(1重構造)です。シングルコートの犬種は換毛期がないため、抜け毛は少ないほうです。

基本的に毛色は純白ですが、やや黄色がかった白や薄いベージュのような白い毛色も存在します。

寿命、かかりやすい病気

マルチーズの平均寿命は、14歳前後と言われています。しかし、寿命は体質の差や環境的要因による影響も大きいため、あくまでも目安程度に覚えておくとよいでしょう。

マルチーズがかかりやすい病気は、流涙症や外耳炎などが挙げられます。流涙症は、いわゆる涙焼けのことで、目からあふれ出た涙により目の周りの毛が濡れ、その部分が赤褐色に変色する症状のことです。

流涙症の原因は、眼や鼻の疾患による場合や、まつ毛の生え方の異常により目に強い刺激が加わったときなど、さまざまなケースがあります。涙が出ていたら、水で濡らしたガーゼやティッシュなどで拭き取ってあげましょう。

また、垂れ耳であるマルチーズは、耳の中の通気性が悪いので外耳炎になることがあります。頻繁に耳や首のあたりを掻いていたり、頭をブンブンと振っていたりする様子が見られたら、獣医師に診てもらったほうがよいです。外耳炎は定期的に耳掃除をして、清潔に保つことで予防できます。

マルチーズの性格

マルチーズ

可愛らしい外見だけでなく、マルチーズは魅力的な性格の持ち主です。

素直で穏やか

マルチーズは、もともと愛玩犬として誕生した犬ということもあり、素直で穏やかな性格です。そのため、子どもとも仲良くなれるでしょう。また、飼い主や家族に甘えることが大好きで、一緒に行動することを好みます。

陽気ではつらつとした明るい性格

陽気で明るく、遊ぶことが大好きな性格もマルチーズの特徴です。散歩はもちろん、おもちゃやボールなどで一緒に遊ぶ時間を積極的に作ってあげると喜びます。
活発で無邪気なマルチーズは、家族のムードメーカーになってくれることでしょう。

マルチーズの育て方

マルチーズ

マルチーズを育てるうえで、どのような点に気をつければよいのか理解しておきましょう。

環境

マルチーズをはじめとした小型犬は、足に大きな力が加わると膝のお皿の骨が正常な位置からずれてしまう、膝蓋骨脱臼と呼ばれる病気になりやすい傾向にあります。膝蓋骨脱臼は、高い場所から飛び降りた際の衝撃や、打撲による影響などが原因となり発症します。

そのため、床がフローリングの場合はじゅうたんやマットを敷き、足になるべく負担がかからないようにしたほうがよいでしょう。さらに、大きな段差がある場所を極力減らすなどの配慮も大切です。

また、子犬のうちは長時間、留守番をさせる環境は避けるようにしましょう。マルチーズの子犬は特に、空腹の状態が長く続くと低血糖症になりやすいからです。低血糖症は血糖値が低下し、それに伴い体がぐったりして発作などを起こす病気です。

子犬はまだ体ができあがっていないため、肝臓に糖を蓄える力が十分に備わっていません。そのため、6時間以上食事の間隔が空いただけでも、低血糖症になることも珍しくありません。家にいる時間をある程度確保できるか、しっかりと考えてから飼う必要があります。

運動

マルチーズは活発な性格ですが、多くの運動量を必要とする犬種ではないため、1日15~20分程度散歩をすれば十分です。散歩時間は短いですが、外の空気や景色に触れたり、日光浴をしたりすることで気分転換になります。

また、遊ぶことが大好きなため、時々ドッグランに連れて行ってあげるのもよいでしょう。いつもと違う環境で思いっきり走り回って遊ぶのはよい刺激になるうえ、他の犬とも交流でき社会性が身につきます。

しつけ

マルチーズは頭がよいため、飼い主が指示したことは積極的に覚えていかれます。しつけの際は、教えたことができたら、「イイコだね」「お利口だね」などと褒めて、そのあとにご褒美としておやつを与えます。

これを何度も繰り返し褒め言葉を覚えてきたら、おやつをあげる回数を徐々に減らし、飼い主の褒め言葉だけで犬のやる気を持続させるようにしていきましょう。

犬は、リーダーである飼い主が指示したことに対して褒めてもらえると、「飼い主の言うことを聞けば楽しいことがある!」と学習していきます。そのため、強く怒鳴ったりするようなしつけは不要です。

ケア

マルチーズの被毛は滑らかであるものの、毛が細く絡まりやすいため、被毛が長い場合は、毎日ブラッシングをして毛玉ができないようにしましょう。

また、純白の被毛は汚れが目立つので、目や口の周りをはじめ、肛門の周辺など、汚れやすい箇所はこまめに拭いてあげてください。加えて、美しい被毛を保つには、月に1回シャンプーをしたほうがよいです。

なお、マルチーズの被毛は、床に届くぐらいにまで伸びるため、定期的にトリミングをする必要もあります。トリミングの手間は多少かかるかもしれませんが、マルチーズのカットの種類はバリエーションが豊富なので、さまざまなスタイルを楽しんでみるのもよいでしょう。

マルチーズと過ごす幸せな時間

マルチーズ

素直で温和なマルチーズは、小さな子どもやお年寄りがいる家庭でも飼いやすい犬種です。陽気でハツラツとした明るい性格なことから、家族のムードメーカー的な存在になってくれるでしょう。

また、賢さも持っており、しつけはしっかりと覚えていかれますが、あくまでも何度も繰り返すことで、飼い主の指示を理解できるようになります。そのため、気長にトレーニングをして信頼関係を築いていきましょう。

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