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2019.06.26

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犬と過ごす幸せな時間

シベリアンハスキーの全部。特徴・性格・寿命・かかりやすい病気まで

オオカミのような凛々しい姿で、神秘的なブルーの瞳が印象深いシベリアンハスキー。美しい外見だけでなく、高い運動能力やフレンドリーさも持ち合わせ魅力あふれる犬種です。そんなシベリアンハスキーの性格や特徴、必要なケアなどについてご紹介します。

#Lifestyle

Author :docdog編集部

最初に知っておきたいシベリアンハスキーのこと

シベリアンハスキー

シベリアンハスキーは、かつて優秀な作業犬として活躍していましたが、その優れた気質は現在もなお残っています。そんなシベリアンハスキーには、どんな歴史や特徴があるのか見ていきましょう。

シベリアンハスキーの歴史

シベリアンハスキーは、犬種名にも示されている通り、ロシア・シベリア地方にルーツを持つ犬です。シベリア北東部に暮らしていたチュクチ族が、猟犬や犬ぞり用の犬として飼育・繁殖をしていました。

猟の補助や荷物などを運ぶ際の手段として活躍するシベリアンハスキーは、チュクチ族にとって大切な財産だったといわれています。そのため、ツンドラ地帯の厳しい環境下でも長距離の移動ができるよう、寒さに耐えて荷物を引いて歩けるほどの力があり、人や犬と強調して行動ができる点を重視して交配が行われていました。

そんなシベリアンハスキーが注目を集めるきっかけとなったのが、1909年にアラスカで開催された犬ぞりレースです。このレースで素晴らしい成績を残したことから、シベリアンハスキーの優れた能力が知られ、知名度が上がりました。

そしてのちにアメリカでも交配が行われて現在の姿が誕生し、1930年にアメリカンケネルクラブ(犬種標準の指定や、純血犬種の犬籍登録などを行っている団体)に登録されました。シベリアとの関係は深いですが、原産国はアメリカとされています。

シベリアンハスキーの特徴

シベリアンハスキーの身体的な特徴も理解しておきましょう。

体型、体質

シベリアンハスキーは大型犬に属する犬種です。オスのほうがやや体が大きい傾向にあります。

・オス:体高53~60cm、体重20~28g
・メス:体高50~56cm、体重15~23g

程よく引き締まった体格で、作業犬として活躍していただけのことはあり、タフさと優れた運動能力を持ち合わせています。
また、ピンとした三角形の立ち耳と、ブルーの瞳や左右の瞳の色が異なるオッドアイの持ち主で、凛々しい顔立ちをしているのも魅力の1つです。
寒い地域で暮らすシベリアンハスキーは、紫外線によるメラニン色素を生成する機会が少なく、元々色素が薄いため、オッドアイが犬種の標準となっています。そのため、シベリアンハスキーの左右の目の色の違いをオッドアイとは呼ばないようです。

もともと極寒地方出身の犬種であるため、寒さには強いですが暑さには弱い体質です。

毛色、被毛、抜け毛

短毛で厚みのある被毛に覆われています。毛色はブラック&ホワイト、レッド(赤褐色)&ホワイト、シルバー(明るめのグレー)&ホワイトなど、多数の種類があります。

被毛は、外部の刺激から皮膚を守るオーバーコートと、保温や保湿の役割を担うアンダーコートの2層構造です。アンダーコートの増減によって体温調整が行われるため、冬毛から夏毛に生え変わる春と、夏毛から冬毛になる秋は大量に毛が抜けます。

寿命、かかりやすい病気

シベリアンハスキーの平均寿命は12年程度で、大型犬の平均寿命が10年程度であることを考えると長いほうといえます。

体は丈夫なほうで遺伝性の病気も少ない犬種ですが、白内障や緑内障など眼の疾患にかかりやすい傾向にあります。
白内障も緑内障も高齢になってから発症することが多い病気です。そのため、8歳ぐらいのシニア期になったら健康診断の際に眼の検査もしておくと、早期に発見しやすくなります。

シベリアンハスキーの性格

シベリアンハスキー

クールな雰囲気の外見に反して、シベリアンハスキーは以下のような性格を持っています。

人にも他犬にもフレンドリー

シベリアンハスキーは、好奇心旺盛で人懐っこい性格です。飼い主はもちろん、よその人や犬に対してもフレンドリーに接することができます。そり犬として協調性も重視して交配が行われてきたことから、社会性が高い犬種になったと考えられます。明るく楽天的なので、家庭犬としての素質を十分に持ち合わせている犬種です。

責任感が強く頑固で不器用な一面も

責任感が強く、前向きな性格も持ち合わせています。ただし、少し頑固で不器用な一面もあるため、飼い主がリーダーであることを認識させて主従関係を明確にないと、しつけの際に指示に従わないこともあります。

シベリアンハスキーの育て方

シベリアンハスキー

寒冷地で作出されたシベリアンハスキーは、日本の気候に合っているとは言い難い体質です。そのため、室内環境の配慮は欠かせません。また、スタミナ抜群で力が強いので、体力に自信がないと世話をできない可能性があります。

このように育て方に関しては、ある程度の条件が求められるので、適した環境や運動量、しつけやケアのポイントなどをしっかりと把握しておきましょう。

環境

暑さや多湿の環境に弱いため、気温が高い時期は温度管理をして、涼しく過ごせる環境を作る必要があります。

一般的に、犬にとっての夏場における最適な室内温度は25~26度・湿度50%前後といわれています。ただし、個体差によって暑いと感じる温度は異なるため、愛犬の様子に応じてエアコンの設定温度を調整することが肝心です。

なお、夏だけでなく場合によっては、春や秋でも冷房が必要なこともあります。舌を出してハアハアと荒い呼吸をしているときや、フローリングなどの冷たい床に寝ころんでいるとき、水をたくさん飲むような場合は暑いと感じているサインです。涼しく過ごせるようにしてあげましょう。

運動

シベリアンハスキーは全犬種の中で、特に運動量を多く必要とする犬種なため、十分な散歩が毎日必要です。朝と夕方それぞれ1時間散歩に連れて行くようにしましょう。また、ドッグランで思いっきり走らせるなどの機会も、積極的に設けてあげたほうがよいです。

運動不足によりストレスが溜まると、室内のものを荒らすなどの問題行動や無駄吠えをしやすくなります。シベリアンハスキーの本能を満たしてあげられるだけの体力と、運動時間の確保ができるかをしっかりと考えてから飼うようにしましょう。

しつけ

そり犬としての気質が残っているため、引っ張り癖があります。散歩時に犬がリードを引っ張るようにして歩くと、車との接触事故のリスクがあり危険です。

散歩時は、飼い主の横(基本的に飼い主の左側)に犬をつかせて歩くのが基本です。そのため、力が強くない子犬のうちにトレーニングをして、飼い主の横を歩けるようにしておく必要があります。

ケア

アンダーコートが生え変わる春と秋の換毛期は、毎日ブラッシングをして抜け毛を取り除きましょう。被毛が分厚いうえ、密集して生えているため、余計な毛を取り除いてあげると被毛の通気性がよくなり、皮膚疾患の予防にもなります。

換毛期以外の時期は、週1~2回のブラッシングで大丈夫です。ブラッシングは抜け毛を取り除いてきれいにする以外に、血行を促す役割もあるほか、皮膚に異常がないかを確認するよい機会でもあります。そのため、年間を通して定期的に行うようにしてください。

シベリアンハスキーと過ごす幸せな時間

シベリアンハスキー

人にも他犬にもフレンドリーに接することができる社会性の高い性格は、シベリアンハスキーの大きな魅力です。飼い主はもちろん、小さな子どもとも仲良くできるので、お互いよき遊び相手となり楽しく過ごしていけるでしょう。

普段は明るく楽天的ですが、運動不足になると無駄吠えなどをしやすくなります。そのため、シベリアンハスキーに必要な運動量を満たせるだけの体力と時間的な余裕があるかをよく考慮したうえで、家族として迎え入れるか検討してください。

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