magazine

  1. トップページ
  2. MAGAZINE
  3. 北海道犬(アイヌ犬)ってどんな犬?性格・特徴・育て方のコツまで

2019.06.29

読みもの        

犬と過ごす幸せな時間

北海道犬(アイヌ犬)ってどんな犬?性格・特徴・育て方のコツまで

北海道犬は、国の天然記念物として指定されている犬種で、原始の姿のまま存在しています。今回は、そんな北海道犬の性格から育て方のコツまで、まとめてご紹介します。

Author :docdog編集部

最初に知っておきたい北海道犬のこと

北海道犬

北海道犬は販売頭数が多くないので、他の犬種に比べて実際に目にする機会は少ないかもしれません。そこで、北海道犬がどのような犬かを知るために、まずは歴史や特徴からご紹介していきます。

北海道犬の歴史

北海道犬は日本土着の犬です。祖先は東北地方から北海道にやってきたマタギ犬と考えられています。

別名「アイヌ犬」とも呼ばれ、かつては北海道のアイヌ民族がヒグマやエゾシカ猟のために使っており、アイヌの人々のよきパートナーとして長年にわたり生活を共にしていました。

その後、1937年に国の天然記念物に指定され、それを機に北海道の地名が犬種名となり、「北海道犬」に変更されました。

近年、テレビCMで起用されたことで、北海道犬は広く知られるようになりましたが、日本国内に存在する頭数は年々減少しており、北海道内の保存団体などにより保存活動が行われています。

北海道犬の特徴

北海道犬の体型や体質、被毛の特徴を見ていきます。また、かかりやすい病気についても理解し、北海道犬の健康維持に役立てましょう。

体型、体質

北海道犬は標準体高45~52cm、体重20~30kgの中型犬です。

写真等では柴犬に間違われることもありますが、柴犬よりも体格が一回り以上大きいので、会ってみると分かると思います。胸郭が深く筋肉がしっかりとつき、がっちりとした体格をしています。そして、つぶらな瞳とピンっとした三角の立ち耳の持ち主で、温和な表情をしているのも特徴の1つです。

北海道の厳しい寒さに適応して暮らしてきた歴史を持つ犬なので、強靭で寒さに強い体質です。

毛色、被毛、抜け毛

極寒にも耐えられる厚みのある被毛で、剛毛なオーバーコートと柔らかなアンダーコートからなるダブルコートです。アンダーコートは体温調節の役割をする被毛で、春になると冬毛が抜け落ちて夏毛に、秋には夏毛から冬毛に生え変わります。そのため、その時期は大量の毛が抜け落ちます。
毛色は、以下のようなさまざまな種類があります。

・ホワイト
・ブラック
・黒褐色
・レッド(赤みがかった茶色)
・虎(虎のような縦模様の黒い差し毛が入った種類)
・胡麻(地色に差し毛が全体的に入っている毛色)

寿命、かかりやすい病気

北海道犬の平均寿命は、13~15年程度といわれています。中型犬の平均寿命が14歳前後なので、平均的な寿命です。

基本的に体は丈夫ですが、北海道犬は人為的に作出された犬種ではなく、昔ながらの姿を保ちながら北海道の環境に適応してきた犬なため、高温多湿に弱い体質です。そのため、夏の気候が原因で皮膚疾患になることがあります。

また、高齢になってくると心臓病や腎臓病、眼の疾患などにもかかりやすくなるので、高齢期を迎える7歳を過ぎたころからは、半年に1回健康診断を受けて予防することが大切です。

北海道犬の性格

北海道犬

北海道犬は忍耐強さがあり飼い主に忠実なので、信頼関係を築ければよきパートナーとして過ごすことができるでしょう。性格の特徴についても見ていきましょう。

忠誠心が強くて、愛情深い

長年にわたり、アイヌ民族と寄り添って生活していたことからも想像ができる通り、北海道犬はリーダーとして認めた飼い主に対しては、とてもよく懐き愛情深く接します。また、飼い主を守ろうとする忠誠心が強い性格も北海道犬の特徴です。

警戒心がちょっぴり強めで気性の荒い一面も

北海道犬は、自分の体よりもはるかに大きいクマなどの狩りをしていたので勇敢さがありますが、警戒心も併せ持っています。そのため、些細な物音や周囲の気配に敏感に反応し、慎重に行動することもあれば、ときに大胆な行動をすることがあります。

このような野生に近い気質が今も残っているため、場合によっては荒々しい気性が見られることがありますが、服従訓練を徹底していれば基本的に飼い主には忠実です。

北海道犬の育て方

北海道犬

北海道犬を育てるには、北海道犬が持つ本来の気質や本能を十分に理解し、それらの欲求を適切にコントロールできる技量が求められます。

そのため、初めて犬を飼う人では、うまく扱えない可能性が高いでしょう。ここでは、北海道犬を育てる際に注意したい点をまとめました。

環境

北海道犬は暑さに弱いため、暑さ対策が必須です。熱中症にならないよう涼しい環境で過ごさせるようにしましょう。犬にとって快適に過ごしやすい夏場の室温および湿度は、25~26度程度・湿度50%前後といわれています。

ただし、個体差によって異なるため、これらの温度設定にしても舌を出してハアハアと呼吸をしていたり、たくさん水を飲んだりなど、暑そうな素振りであれば温度を下げて調整してあげてください。

運動

もともと狩猟犬だっただけのことはあり、体がタフで運動も得意です。そのため、それなりの運動量が必要です。朝夕の1日2回、1時間程度は散歩するようにしましょう。

なお、散歩は必要な運動量を満たす以外に、犬とのよいコミュニケーションの時間でもあるため、信頼関係を築く意味でも非常に大切です。

また、北海道犬の高い運動欲求を満たしてあげるためには、ドッグランで走ったりフリスビーで遊んだりなど、自由に体を動かせる運動も取り入れてあげたほうがよいでしょう。

しつけ

飼い主に非常に従順で忠実ですが、このような性格は、あくまでも子犬のうちからしっかりと服従訓練をするからで、最初からこれらの性格ができあがっているわけではありません。
北海道犬は、野生の気質を現在も持ち合わせているため、しつけが中途半端になっていると、手がつけられなくなる恐れがあります。

子犬の時期は、その可愛さから甘やかしてしまいがちですが、犬が主導権を握らないよう服従訓練を徹底し、飼い主がリーダーであることを認識させましょう。

しつけの際は指示したことができたら、その場で褒めてごほうびを与えます。犬は褒められることで、「よい行動」が何であるかを学習していきます。しつけは1~2回程度で覚えられるものではないため、何度も繰り返して行うことが重要です。

ケア

換毛期の春と秋には、アンダーコートが体表に浮いてくるようになり、大量の抜け毛が発生します。そのため、スリッカーブラシを使って、こまめにブラッシングをしてあげましょう。抜け毛を取り除くと被毛の通気性がよくなり、体内の熱が放出しやすくなるほか、皮膚疾患の予防にもなります。

北海道犬と過ごす幸せな時間

北海道犬

気性が荒いといわれることもある北海道犬ですが、子犬のうちから服従訓練を徹底して行うことで、飼い主に忠実で愛情深い性格へと成長していきます。

体が丈夫なうえ、思いっきり遊ぶことが大好きな犬なので、楽しい幸せな時間を共に過ごしていけることでしょう。

掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法等により保護されています。

犬はパンが好き?食べさせる前に必ず知っておきたい注意点とは

犬がネギを食べるのがNGな理由。犬のカラダに有毒な理由を徹底解説

犬がネギを食べるのがNGな理由。犬のカラダに有毒な理由を徹底解説
犬はパンが好き?食べさせる前に必ず知っておきたい注意点とは