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犬種図鑑

2019.06.10

犬と過ごす幸せな時間

ダルメシアンってどんな犬種?性格・特徴・歴史・被毛などの基本情報まとめ|犬種図鑑

ダルメシアンはその名前よりも、もはや「101匹わんちゃん」という呼び名のほうが有名といっても過言ではないかもしれませんね。白黒のまだら模様が特徴のダルメシアンは、散歩をしていても振り返って見られるほど美しい犬種だとされています。今回は他の犬種とは少し異なる被毛の特徴を持つ、ダルメシアンの誕生の歴史から外見的な特徴や性格の傾向などをご紹介していきます。

#ダルメシアン

Author :docdog編集部

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ダルメシアンの歴史

ダルメシアン

ダルメシアンの原産国については諸説あり、エジプト・インド・ヨーロッパなど様々な場所において、ダルメシアンがこの地で出生したという記述が残されています。驚くことにどの記述も信憑性があり、実際のところはどこが本当の出生地であるのかは分かっていません。

また、それ以外の説として、クロアチアのダルメシア地方にて18世紀頃に産まれた犬で、その土地の名前を取ってダルメシアンと名付けられたというものもあります。ただし、14世紀頃の記録のなかにも、ダルメシアンらしき犬の記述があることから、真実を解明することができていません。

ダルメシアンは旅の商人の相棒?

出生が定かではないダルメシアンですが、16世紀には美術品のモチーフとして使われていることは分かっています。また、18世紀に書かれた書物のなかにもダルメシアンは登場しています。元々ダルメシアンは旅の商人が連れていた犬らしく、各地を転々としていたことが、出自がはっきりしない理由だと言われています。

19世紀には犬種標準が、20世紀にはディズニー映画に

それでも19世紀にはイギリスにて犬種標準が定められ、イギリスだけでなくヨーロッパでも人気が高まります。特に富裕層の間ではダルメシアンの美しさが評判となり、四輪馬車の伴走をさせる貴族が増えました。

20世紀にはダルメシアンをモデルとしたディズニー映画「101匹わんちゃん」がヒットし、それに伴ってダルメシアンを飼育することがブームとなりました。ただし、ダルメシアンは犬種特有の疾患にかかる率が高く、それが原因で飼いにくい犬種との評判が立ち、そのブームが長続きすることはありませんでした。

ダルメシアンの外見的特徴・見た目・大きさ

ダルメシアン

馬の伴走をそつなくこなすだけでなく、積み荷の護衛も行い、さらには猟犬や番犬としても活躍したオールマイティなダルメシアンの外見的な特徴についてご紹介します。

ダルメシアンの体重・体型・体質

ダルメシアンは大型犬に属します。
標準体高:50~65㎝
標準体重:15~30㎏

ダルメシアンは大型犬に分類されるのが一般的ですが、大型犬のなかでもやや小さい犬種となります。 特にメスはオスと比較するとかなり小柄な個体も多く、なかには中型犬としている国もあるほどです。

体は筋肉質で、大型犬でありながらスラリとした美しくバランスの良い体型のため、重たい雰囲気が感じられません。耳はかわいい垂れ耳となっています。

ダルメシアンの毛色・被毛タイプ・抜け毛

ダルメシアンの被毛は短毛で、白地にブラックかブラウンの斑点が無数見られる、かなり特徴的なものとなっています。この斑は産まれた時からある訳ではなく、産まれたての子犬はほぼ真っ白の状態です。 成長と共に段々と浮かび出てくる斑は、大きさや出てくる場所は様々で同じような斑の犬を探すのは至難の業です。

被毛は柔らかく滑らかで、素晴らしい手触りをしています。抜け毛はそれほど多くありませんが、時折ブラッシングをして余計な被毛を取り除き、手触りの良い被毛を維持してあげる必要があります。

ダルメシアンの寿命・かかりやすい病気

ダルメシアンの平均寿命は約10~13年となります。大型犬のなかでは、比較的長生きをしてくれる犬種だといえます。

ダルメシアンは、聴覚障害を遺伝的に持つ個体が多いとされています。なかには産まれた時から聞こえていない場合もありますが、聞こえていないことを踏まえたしつけを行うことで、生活にはほぼ支障はでないと言われています。

また、尿路結石や皮膚トラブルを起こしやすいので、定期的な健康診断などを行いながらチェックをしてあげる必要があります。

ダルメシアンの性格

ダルメシアンは、家族に対してとても愛情深く優しい性格をしている子が多く、小さなお子さんがいても安心して飼育できる犬種だとされています。

陽気且つ活発な性格

ダルメシアンは、活発で好奇心も旺盛なので、元気いっぱい体を動かして遊ぶことが大好きです。 賢く物覚えもいいので、犬用のアジリティなどでの遊びを教えてあげるととても喜びます。

また、社交性も合わせ持っていますので、顔見知りの犬などにはこちらから誘いをかけて遊びに誘うような、お茶目な一面も見せてくれます。

人見知りで警戒心を示す一面も

社交的な面を持つダルメシアンですが、初めて会う人や犬に対しては警戒心を強く持つ人見知りな面もあります。ただし、飼い主さんが率先して危険な人や犬ではないことを教えてあげることで、すぐに打ち解けてくれます。

子犬の段階で神経質な性格が疑われる子は、子犬のうちから様々な経験を積ませてあげることで改善をしていくことは十分に可能です。

ダルメシアンの基本的な育て方

ダルメシアンは基本的には陽気な性質を持っていますが、子犬の頃の社会化をしっかりと行わないと、神経質で警戒心の強い部分が前面に出てしまいます。明るく陽気な面が充分に発揮されるような育て方をしてあげましょう。

環境

ダルメシアンの飼育には、飼い主さんとのコミュニケーションが重要です。コミュニケーションが不足気味になると、その寂しさからストレスを抱えてしまいます。

そのため、ダルメシアンの飼育環境は、同じ空間で生活のできる室内飼育が適しています。 寒さにも弱いため、冬場は防寒対策に気を配ってあげましょう。

運動

ダルメシアンはかなりの体力と持久力を持つ犬種です。毎日の運動は朝晩の2回、1回に付少なくても1時間以上は確保する必要があります。

馬車の伴走犬として活躍をしていただけあり、20~30㎞は平気で走り続けるほどですので、ジョギングなどをしながらのお散歩もおすすめです。

運動不足になりますと、ストレスから無駄吠えなどの問題行動に発展することがありますので、注意するようにしましょう。

しつけ

ダルメシアンは大変賢い犬種で、特に記憶力が優れています。あまりきつく叱り過ぎたり、うっかり体罰などを加えてしまったりすると、それをずっと覚えていて心を閉ざしてしまうことがあります。

ダルメシアンのしつけを行う際には、陽気な性格を活かすように、上手にできたことに対してとにかく褒める方法がおすすめです。

難聴の疑いのある子には、最初から指示語とボディランゲージを利用したしつけをしておくと、後々しつけをし直す必要がなく犬にも負担がかかりません。

ケア

ダルメシアンに一度でも触れたことがある人なら分かりますが、ダルメシアンの被毛は独特の柔らかさを持ち、他の犬では感じることのできない素晴らしい手触りです。 さぞかしケアは大変と思われがちですが、そのようなことは一切なく週に1~2回程度のブラッシングで十分被毛の美しさはキープできます。

皮膚トラブルを起こしやすい犬種ですので、ブラッシングの際には皮膚の状態をチェックすることも習慣付けるようにしましょう。

ダルメシアンと過ごす幸せな時間

ダルメシアンは他の犬にはない特徴的な被毛と、その美しさから愛好家の大変多い犬種です。家族に対しては愛情深くしつけもしやすいので、素晴らしい家族の一員となってくれるでしょう。ただし、しっかりとしつけを行なわなければ、少し小さめとは言え、大型犬に分類される犬種で、力も強いです。犬も飼い主さんも周りの方も安全に暮らしていくためには、子犬のうちから熱心なしつけを行うことが必要にあります。よきパートナーとして信頼関係を築き、楽しい生活を送ってくださいね。

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