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2019.06.09

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犬と過ごす幸せな時間

頼もしい見た目のセントバーナード。犬の寿命や性格を徹底調査

全犬種の中で最重量を誇るセントバーナード。おおらかそうな頼もしい姿と温和な性格が魅力です。しかし、大型犬の中でも特に大きいこともあり、誰でも飼える犬種ではありません。セントバーナードがどのような犬なのか、知識を深めておきましょう。

#Lifestyle

Author :docdog編集部

最初に知っておきたいセントバーナードのこと

大切な家族の一員としてセントバーナードを迎えるにあたり、まずどのような歴史や特徴を持っている犬なのか、しっかりと理解しておきましょう。

セントバーナードの歴史

セントバーナードの祖先犬はチベタン・マスティフと考えられています。17世紀頃にイタリアとスイスの国境付近のアルプス山脈で人命救助犬として活躍しており、1700年前後の絵画や記録などにもそのことが明記されています。
雪山での厳しい環境下でもひるむことなく、優れた探知能力を発揮して多くの遭難者を救ってきたセントバーナードの能力は、19世紀頃にはヨーロッパ中に広まっていきました。
そして1887年に開催された国際畜犬会議で、セントバーナードはスイスの犬種として認められたことから、スイス原産の犬とされています。
現在は温和で頼りがいがある、よき家庭犬として世界中で愛されています。

セントバーナードの特徴

セントバーナードの体型や被毛をはじめとした身体的な特徴や、かかりやすい病気などの知識を身につけておくと、健康管理をしていく中で気をつけるべきポイントが把握しやすくなります。

体型、体質

全犬種の中で最重量のセントバーナードは、大型犬の中でも特に大きく、標準体重は50~91kg、体高は65~90cmぐらいです。垂れ耳で喉の下にたるみがあり、愛嬌のある顔つきをしていますが、堂々とした風格で頼もしさを感じられます。
厚い被毛に覆われているため少しわかりづらいかもしれませんが、がっしりとした骨格と筋肉質な体の持ち主で、力が強い点も特徴です。

毛色、被毛、抜け毛

セントバーナードの毛色は、ホワイトの地色に赤みを帯びたブラウンや、黄色がかったブラウンの班が入った種類などがあります。また、赤みがかったブラウンに差し毛が入った毛色なども存在します。
被毛の構造は、外部の刺激から皮膚を保護する役割のオーバーコートと、体温調節をつかさどるアンダーコートが生えているダブルコートです。春と秋の換毛期にはアンダーコートが抜けて夏毛、もしくは冬毛に生え変わるため、大量の抜け毛が発生します。
また、短毛でやや硬い被毛のスムースコートと、直毛またはウェーブがかった長毛のロングコートの2タイプが存在します。

寿命、かかりやすい病気

セントバーナードの平均寿命は8~10歳ぐらいで、大型犬の中ではやや短めです。かかりやすい病気としては、股関節形成不全が挙げられます。股関節形成不全は股関節に異常が起き、股関節の変形や脱臼、炎症などが発症する病気です。
大型犬であるセントバーナードは、小・中型犬に比べて成長スピードが速く、特に成長が著しい幼犬期から成犬期にかけては、体重がどんどん増えていきます。この短期間での体重増加が股関節に大きな負担となると、股関節形成不全を誘発します。
股関節形成不全を予防するには、子犬期のうちからしっかりと運動をさせて、足腰を強くしておくことが肝心です。

セントバーナードの性格

がっしりとした体格で凛々しい印象の外見なことから、少し意外かもしれませんが、実は温和な性格の持ち主です。また、救助犬として長い歴史の中で活躍していたこともあり、頭のよさも兼ね備えています。そんなセントバーナードの性格を詳しく見ていきましょう。

人懐っこく穏やかな性格

飼い主や家族によく懐き、とても甘えん坊です。おっとりしている穏やかな性格で、基本的に落ち着いているといえます。
ただし、繊細な面もあり警戒心の強さも合わせ持っています。そのため知らない人には、飼い主に見せる愛情豊かな感情をなかなか見せません。

利口で責任感も強い

救助犬としての気質が残っているため責任感が強く、自分のやるべきことは最後まで全うしようとする粘り強さを持っています。また、自分で考えて状況を判断する能力に優れている点も特徴です。
しかしこの一面は、ときに頑固な性格としてマイナスに働いてしまうことがあるので注意が必要です。自分で状況を判断し納得できないことに関しては、飼い主の言うことを頑として拒むことがあるからです。そのため、しつけをしっかりと行い、飼い主の指示に従えるようにしておきましょう。

セントバーナードの育て方

体の大きさを考えるとセントバーナードを育てるには、ある程度の住居環境が求められます。また、力も強いため超大型犬を制御できるぐらいの徹底したしつけや、体力面なども必須です。
そのため、初めて犬を飼う人にセントバーナードは、あまり向いていません。ここでは、セントバーナードを育てるうえでのポイントを見ていきます。

環境

体がとても大きいため、それなりの広さのある住居でないと育てるのは難しいでしょう。寝床だけでもそれなりのスペースを取るうえ、ある程度自由に動きまわれるスペースも必要です。狭い室内だと尻尾を振ったときに、棚に置いてあるものにぶつかるなどといったことも考えられます。
また、セントバーナードは太りやすい体質なので、できれば庭と室内を行き来できる環境が望ましいです。散歩以外にも動ける環境を作ることで、肥満の予防になります。
加えて、寒冷地の出身であるセントバーナードは、寒さには強いですが暑さは苦手です。そのため、夏場は熱中症にならないよう、適切に室温を保って暑さ対策をしてあげる必要があります。

運動

先述の通り、セントバーナードは太りやすい体質なので、毎日の散歩は欠かせません。1日1時間以上は散歩に連れて行きましょう。運動不足になると肥満になるだけでなく、肥満が原因で関節の疾患を引き起こす場合もあります。
飼い主には、散歩の時間を十分に確保できるライフスタイルと、毎日散歩を続けられる体力が必要です。

しつけ

子犬のうちから飼い主や家族との主従関係を確立し、指示したことに必ず従えるようにしておいてください。
セントバーナードは力が強く体重も成人男性並みにあるため、もし散歩中に犬が勝手な行動をしてしまうと簡単に引きずられてしまいます。まわりに迷惑をかけず安全に過ごせるよう、「マテ!」「ダメ!」などを徹底して覚えさせるようにしましょう。
セントバーナードの頑固な性格面が邪魔をして、しつけが思うようにいかないこともあるかもしれませんが、覚えるまで根気よく続けることが重要です。

ケア

週に3回はブラッシングをして、抜け毛を取り除いてあげましょう。ただし、換毛期に限っては、毎日ブラッシングが必要です。ラバーブラシで抜け毛を取り除いた後、コームでとかしてきれいに整えてあげてください。
抜け毛を取り除くと通気性がよくなるため、放熱がしやすくなるほか、皮膚疾患の予防にもなります。
また、よだれを大量に垂らし、特に食前や食後はよだれが多く出ます。そのため、口の周りを拭いてあげたり、よだれかけを活用したりするとよいでしょう。

セントバーナードと過ごす幸せな時間

おっとりとして優しい性格のセントバーナードは、しつけをしっかりとできれば、よきパートナーとなってくれることでしょう。頑固な面もありますが、賢さも兼ね備えているため、根気よくトレーニングをしていくことが肝心です。
セントバーナードの特徴はもちろん、住居環境やライフスタイルなどを総合的に考慮したうえで、家族として迎え入れるかどうかを決めるようにしましょう。

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