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2019.06.20

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犬と過ごす幸せな時間

巨人の異名を持つ犬|ジャイアントシュナウザーの活躍の歴史

日本でよく見かけるミニチュアシュナウザーと同じような容姿ながら、その何倍もある、とても大きなカラダを持つドイツ生まれの犬がジャイアントシュナウザーです。日本ではあまり見かけませんが、真っ黒で大きなジャイアントジュナウザーは、ドイツをはじめヨーロッパでは牧畜犬、警察犬、災害救助犬などのワーキングドッグとして活躍しています。今回は、そんなジャイアントシュナウザーについて詳しくご紹介します。

#Lifestyle

Author :docdog編集部

最初に知っておきたいジャイアントシュナウザーのこと

ジャイアントシュナウザー

シュナウザーには、ミニチュア、スタンダード、そしてジャイアントの3タイプがあります。シュナウザーの中で最も大きい犬種がジャイアントシュナウザーです。黒い被毛に覆われた大型犬で、ちょっといかつい顔のジャイアントシュナウザーですが、「気は優しくて力持ち」まさにそんな言葉がぴったりはてはまる温和な犬種で、最高のワーキングドッグだと言われています。ここでは、そんなジャイアントシュナウザーの歴史、特徴について詳しくご紹介します。

ジャイアントシュナウザーの歴史

ドイツ語で「巨人」と呼ばれているジャイアントシュナウザーは、14世紀より以前にドイツの南バイエルン地方で誕生したとされています。ネズミによる農作物被害に悩まされていたバイエルン地方では、スタンダードシュナウザーが害獣駆除犬として活躍していました。しかし、牛を追う使役犬を探していた牧畜業者は、スタンダードシュナウザーを大型化した大きくてパワーのあるジャイアントシュナウザーを育種したのです。

ジャイアントシュナウザーは、スタンダードシュナウザーを基礎犬として、シェパード、黒のグレートデーン、ドーベルマン、ロットワイラー、ボクサー、ブービエドフランダースなどさまざまな犬種の血が流れていると言われています。大きくパワーがありながら、訓練性能が高く従順な性質のジャイアントシュナウザーは、牧場の番犬をはじめ工場など様々な場所で番犬として活躍していたことが評判となり、軍用犬としても高い地位を得ました。

1930年代にアメリカにジャイアントシュナウザーが輸入されましたが、当時は希少犬種として一部の人にのみ知られていました。1960年代に入ると熱心なブリーダーによってジャイアントシュナウザー協会が設立され、ドッグショーに出場して以来アメリカで人気が高まったのです。現在では、警察犬としても活躍しています。

ジャイアントシュナウザーの特徴

黒くて大きいジャイアントシュナウザー、見た目から想像すると怖そうなイメージですが、実は穏やかで優しい犬種です。また、忠誠心が強く訓練性が高いことも特徴の一つです。そんなジャイアントシュナウザーとはどんな犬種なのでしょうか。詳しくご紹介します。

体型、体質

ジャイアントシュナウザーの最大の特徴は、その名の通り大きくがっしりとしたその体型にあります。とても大きく感じますが、平均的な体高は60~70cm、体重は35~47kgとグレートデーンに比べると一回り小さいことはあまり知られていません。2018年の日本での登録数はわずか13頭と少ないため、目にする機会もあまりないかもしれません。大型犬おジャイアントシュアウザーは、とても健康的で筋肉質な犬種であることから、警察犬、軍用犬としても活躍していますが、太りやすい体質のため食事には注意が必要です。

毛色、被毛、抜け毛

ジャイアントシュナウザーは、寒い気候にも耐えられる耐候性が高い密なアンダーコートと硬く粗いトップコートのダブルコートで、シュナウザー独特のあごひげと眉毛が特徴です。特に、とても厚く豊かなアンダーコートと伸びの早い被毛をまとっているため、毎日のこまめなブラッシングは欠かせません。また、自慢のあごひげと眉毛の手入れやプラッキングと呼ばれる無駄な毛をそぎ落とす専門的なトリミングが必要です。毛色は、ブラックがメインですが、ペッパー&ソルト、ブラック&タン、フォーンなどが認められています。

寿命、かかりやすい病気

ジャイアントシュナウザーは、健康で丈夫な体質ですが、大型犬特有の胃捻転や遺伝疾患である肘・股関節形成不全、進行性網膜萎縮症などの目の病気、皮膚炎を多く発症する犬種と言われています。寿命は、多くの大型犬と同様に12~15歳です。

ジャイアントシュナウザーの性格

ジャイアントシュナウザー

気は優しくて力持ちのジャイアントシュナウザーは、子供とも上手に遊ぶことができます。理想の使役犬と言われているだけに、飼い主に忠実で訓練しやすいことも特徴です。

気立てがよく飼い主に忠実

理想のワーキングドッグとも言われているジャイアントシュナウザーは、飼い主と一緒に何かをすることが大好きな犬種です。見かけとは裏腹に、小さな子供とも上手に遊べる気立ての良さを持っています。ただし、お留守番が多かったり、運動不足などでストレスがたまってしまうと問題行動を起こしてしまいます。これは、ジャイアントシュナウザーと一緒に暮らすときの最大ポイントと言えます。

遊び好きな性格で好奇心旺盛

環境適応能力が高いジャイアントシュナウザーですが、その気質を引き出すためには飼い主がしっかりとしたリーダーシップをとることが大切です。運動能力が高く好奇心旺盛なジャイアントシュナウザーは、アウトドアで遊ぶことが大好きです。そのため、日々のリードでのお散歩だけではなく、ハイキングや登山などジャイアントシュナウザーの好奇心を満たすメニューを考えてあげてください。

ジャイアントシュナウザーの育て方

ジャイアントシュナウザー

使役犬として優秀な能力を持つことが特徴で、大きなカラダながら、敏捷で運動能力の高いジャイアントシュナウザー。そんなジャイアントシュナウザーを育てていくには、幾つかのポイントがあります。ここでは育て方についてご紹介します。

環境

元来牧畜犬として、広々とした牧場で自由に生活していたジャイアントシュナウザーは、都会の集合住宅など狭い空間には不向きです。ある程度の広さがある庭と自由に歩き回れる広さのある家が必要です。また、暑さには非常に弱いため、エアコンで室内の気温管理をすることはもちろん、夏場の外出にも気をつけましょう。

運動

運動能力の高いジャイアントシュナウザーは、たっぷり運動をさせる必要があります。そのため、最低でも1日2時間以上のお散歩と定期的な自由運動が必要です。エネルギッシュなジャイアントシュナウザーは、運動不足になるとストレスがたまり破壊活動や問題行動を起こすことがあります。カラダが大きいだけに、問題行動だけは避けたいもの。運動不足にならないように十分に気をつけてあげてください。

しつけ

牧畜犬としてだけではなく警察犬、軍用犬など、さまざまな使役を担うことができるジャイアントシュナウザーは、訓練能力が高いことが特徴です。飼い主に忠実な性格から、飼い主からの指示を待ち、働くことが大好きです。また、作業をしている時以外は非常に温和で、静かに暮らすことを好みます。むやみやたらと興奮させることは避け、仔犬期から社会性をつけるしつけをすれば、子供の楽しい遊び相手としても最適なパートナードッグになります。

ケア

ジャイアントシュナウザーに限らず、シュナウザーには独特の被毛ケアが必要です。毛量豊かで伸びの早い毛質から、単にブラッシングだけではなく、トリミングナイフを使って無駄なアンダーコートをそぎ落とします。また、さまざまなトリミングスタイルがあることもシュナウザーならでは。特に、眉毛とヒゲの定期的なケアは必須です。少し前までは、断耳、断尾されていましたが、最近では動物愛護の観点からも耳や尻尾をカットされることも減ってきています。

ジャイアントシュナウザーと過ごす幸せな時間

ジャイアントシュナウザー

古代から現在まで、使役犬としてその能力を発揮し活躍しているジャイアントシュナウザー。その立ち姿は、精悍で少し強面に見えますが、気立ての優しい温和な性格が特徴です。ただし、本能としての攻撃性を持っていないわけではありません。運動不足やストレスによって攻撃性が出てしまうと、カラダが大きいだけに大きな事故につながってしまいます。飼い主と一緒に行動すること大好きな犬種でもあるので、長時間のお留守番などストレスの原因を作らないようにしてあげましょう。また、使役犬は仕事をもらうことが最大の喜びです。一緒に生活するときには、どんな小さな仕事でも良いので、必ず仕事を与えてあげることを忘れずにいてください。

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