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2019.06.08

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犬と過ごす幸せな時間

スコティッシュテリアと幸せな時間を過ごすために。飼い主の基礎知識

スコッティの愛称でも親しまれているスコティッシュテリアは、頬ひげのような飾り毛をもつ優しい顔立ちと、明るく活発な性格が大きな魅力です。そんなスコティッシュテリアと信頼関係を築いて暮らしていくために、飼い主が知っておきたいことをまとめました。

#Lifestyle

Author :docdog編集部

最初に知っておきたいスコティッシュテリアのこと

スコティッシュテリアと暮らすには、テリア犬ならではの気質を理解しておくことがとても重要です。そのためにまずは、スコティッシュテリアの歴史や特徴から見ていきましょう。

スコティッシュテリアの歴史

スコティッシュテリアは、イギリス・スコットランド原産のテリア種です。最初にイギリスで犬種標準として認められたのは1880年ですが、それ以前の1860年頃は、スコットランド出身の小型のテリア種は全て「スコティッシュテリア」と呼ばれていました。
しかし、どの犬種が最もスコティッシュテリアとしてふさわしいか決めようと、各犬種のオーナー間で話し合いが行われ、現在のスコティッシュテリアが選ばれました。
そして、その後も長い年月をかけて改良が行われ、1900年初頭にようやくイギリスのケネルクラブ(犬種標準の指定などを行っている団体)に登録されました。
当時スコティッシュテリアはアナグマやキツネ、カワウソなどを捕まえる狩猟犬として活躍していましたが、現在はよき家庭犬として世界中で人気を集めています。

スコティッシュテリアの特徴

かわいらしい外見で、一見おっとりしてそうに見えるスコティッシュテリアですが、とてもエネルギッシュな面があります。具体的にどんな特徴があるのか理解しておきましょう。

体型、体質

スコティッシュテリアの平均体高は25~28cm、体重は8~10g程度で小型犬に属します。体のサイズ対して頭が大きく、凛々しい眉毛と頬ひげのような飾り毛を生やしているのが大きな特徴です。
地中にもぐって狩りをしやすいように改良された犬種であることから、足が短く細長い体型をしています。小柄な体型ながらも骨太でがっしりとした体つきをしており、足腰が丈夫で俊敏に動くことができます。

毛色、被毛、抜け毛

スコティッシュテリアの毛色は、ブラックやウィートン(小麦色)、基本の色に差し毛がまんべんなく入ったブリンドルなどが存在します。
被毛は硬いオーバーコートと、柔らかなアンダーコートが密集して生えているダブルコート(2層構造)です。
スコティッシュテリアをはじめとしたアンダーコートが生えている犬種は、年に2回換毛期があるため、冬毛から夏毛に生え変わる春と、夏毛から冬げに生え変わる秋は、抜け毛が多くなります。そのため、その時期はこまめなブラッシングが必要です。

寿命、かかりやすい病気

スコティッシュテリアの平均寿命は12~15年で、小型犬の標準的な寿命ぐらいです。ただし、寿命は個体差によって大きく異なるので、参考程度にしておくぐらいでいましょう。かかりやすい病気は、スコッチけいれんやフォン・ヴィレブランド病、皮膚疾患などです。
スコッチけいれんは、全身性のけいれんを起こす病気で、ストレスを抱えているときや、運動をしているときなどに症状が見られることが多くあります。歩いている最中に後ろ足が伸びて曲がらなくなっている、背中が丸まってうずくまり動けないといった場合は要注意です。
フォン・ヴィレブランド病は、遺伝的素因や先天性による疾患で、止血させるための機能に異常が生じ、血液がなかなか止まらなくなる病気です。爪を切りすぎて出血したなど些細なことでも、なかなか血が止まらない、鼻出血や血尿を繰り返すなどの場合は、早めに診察を受けてください。
大したことないだろうと思って見過ごすと、命に関わるまでに重症化する病気です。もし家族として迎える際に心配な場合は、遺伝子検査をして確認したほうがよいでしょう。
また、アトピー性皮膚炎にも注意が必要です。アレルゲンは食べ物やノミ・ダニ、花粉やほこりなどさまざまなので、原因を特定するのが難しい疾患です。トリミングを定期的に行い、皮膚を清潔に保って予防するようにしましょう。

スコティッシュテリアの性格

スコティッステリアは、飼い主によく尽くす誠実な性格を持っている一方で、テリア犬ならではの勝ち気で気難しい性格も持ち合わせています。そのため、家族として迎え入れる際は、両方の部分をしっかりと理解しておくことが重要です。

勇敢かつ飼い主に忠実な性格

信頼関係がしっかりと築ければ、飼い主に忠実で愛情深く接してくれます。ただし、頑固な性格も持ち合わせており、自分が納得できないことに関しては拒否するところがあるため、深い絆を作るまでには、飼い主の忍耐力が求められます。
また、狩猟犬であったことから、勇敢で独立心が強い性格もスコティッシュテリアの特徴です。

やんちゃで負けず嫌いな一面も

好奇心旺盛で活発な性格ですが、プライドが高く負けず嫌いな一面もあります。そのため、他の犬や人から攻撃的な態度を取られると興奮しやすいので、制止や呼び寄せの指示に従えるよう、トレーニングをしておく必要があります。

スコティッシュテリアの育て方

犬も飼い主も安心・安全に生活できるよう、スコティッシュテリアの育て方のポイントを押さえておきましょう。

環境

室内で落ち着いて過ごすこともできる犬種ですが、もともと活動的な気質なので、遊びまわれるスペースがある環境が好ましいです。スコティッシュテリアのような元気いっぱいの犬は特に、運動不足になると問題行動を起こしやすくなります。
また、好奇心が旺盛なので、電気コードなど噛んではいけないものにケーブルカバーをかけたり、立ち入ると危ない場所には、柵を設置したりしておきましょう。
加えて、留守番をさせるときのために、サークルやケージも用意しておいたほうがよいです。飼い主の留守中に部屋を自由に行動できるようにしておくと、室内のものに興味津々になり誤飲や誤食をする恐れがあるからです。

運動

小型犬ながらも体力があり運動が大好きなので、1日2回それぞれ30分程度の散歩に連れて行くようにしてください。
また、快活な性格であることから、ときにはドッグランで思いっきり遊ばせてあげるのもよいでしょう。ただし、勝ち気な面があるため、他の犬とけんかをしないよう注意が必要です。
室内ではボール遊びなど、少し動きまわれる遊びを一緒にしてあげると喜ぶでしょう。

しつけ

スコティッシュテリアのしつけのポイントは、テリア気質の頑固さにめげず、とにかく覚えるまで根気よく続けることです。しつけの際は一貫性のある態度を取り、「ダメ!」「イイよ」「マテ!」など、犬が覚えやすい単純な言葉で、的確に指示するようにしてください。
頭がよいスコティッシュテリアは、同じことをしても怒られるときもあれば、そうでないときもあったりすると、飼い主を信頼しようとしません。また、指示が曖昧でわかりづらいと納得ができず、言うことを聞かないこともあります。
強い信頼関係を築くには、毅然とした態度で忍耐強く向き合う必要があることを覚えておきましょう。

ケア

スコティッシュテリアの被毛は絡まりやすいので、週に3回程度ブラッシングをしましょう。皮膚を傷める心配が少ないピンブラシでとかした後、コームで毛のもつれがないか確認しながら整えるときれいになります。
また、1~2ヶ月に1回トリミングも必要です。特に眉毛が長く目に入りやすいため、定期的にトリミングをしないと目の疾患や涙やけを招いてしまいます。

スコティッシュテリアと過ごす幸せな時間

スコティッシュテリアと信頼関係を築くまでには、多少時間がかかるかもしれませんが、絆が強くなれば飼い主や家族に尽くしてくれるので、よきパートナーとなってくれるはずです。
また、散歩や一緒に遊ぶ時間もコミュニケーションのための大切な時間なため、積極的に作るよう心がけましょう。元気いっぱいで愛情深いスコティッシュテリアと、楽しい時間を過ごしていってください。

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