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2019.06.14

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犬と過ごす幸せな時間

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの歴史と基本的な特徴・性格まで

テレビでもよく見るコーギーは日本で安定した人気のある犬種です。黒ぶちのアイラインで囲まれた大きな目と丸いお尻が可愛いですよね。コーギーにはペンブローク種とカーディガン種の2種類がいますが、ここではウェルシュ・コーギー・ペンブロークの特徴から飼い方までをご紹介します。

#Lifestyle

Author :docdog編集部

最初に知っておきたいウェルシュコーギーペンブロークのこと

イギリスを原産国とするウェルシュコーギーペンブロークは、牛を追う牧畜犬として古くから活躍していました。

一般的に、尻尾の無い丸いおしりがチャームポイントのウェルシュコーギーペンブローク。断尾をしている理由は、牛を追いかける際に尻尾を踏まれる事を避ける為であったとされています。

ジャパンケネルクラブの犬種別犬籍登録頭数によると2000年頃には5位前後と高い人気がありましたが、その後プードルやパピヨンなどの小型犬種の人気が上がり少しずつ順位が下がっていきました。 全盛期に比べると登録数は5分の1にまで減っていますが、この10年間は11~13位の間で安定した登録数を保持しています。

日本で安定した人気を持つ一方で原産国イギリスでは登録数が減っており、全滅の危機とされています。これは2007年に断尾が法律で禁止された事が原因だとの声もあるそうです。

ウェルシュコーギーペンブロークの歴史

ウェルシュコーギーペンブロークはイギリスのペンブロークシャー地方で牧畜を追う犬として活躍してきた犬種です。広い土地で牛を追いかけられる程のスタミナがあり、体高が低いので牛に蹴られにくいという事で重宝されました。

またイギリスではイングランド王であったヘンリー二世の時代から2018年に英国王室最後のコーギーが亡くなるまで、ロイヤルドッグとして長い間愛されてきました。 ウェルシュコーギーペンブロークが家庭犬としての人気が出たのも、1930年代にジョージ6世とエリザベス女王2世が飼い始めた事がきっかけだとされています。

見た目がよく似たウェルシュコーギーカーディガンとは元々同犬種として扱われてきましたが、1934年に英ケネルクラブにて別犬種として登録されました。

ウェルシュコーギーペンブロークの特徴

ウェルシュコーギーペンブロークは平均体重が10kg前後ということで小型犬と中型犬のどちらかで扱われる事が多いですが、体がしっかりしており比較的体力がある犬種なので、ここでは中型犬としてご紹介していきます。

体型、体質

短い足に長い胴を持ち、体はガッシリとした筋肉質です。コーギーというと尻尾のない丸いおしりをイメージされる方が多いと思いますが、現在では断尾をせずに生活しているコも増えてきました。
1900年代に入った頃からヨーロッパでは断尾を禁止する国が増え、2007年には原産国であるイギリスでも法律により断尾が禁止されるようになっています。(一部犬種を除く)

毛色、被毛、抜け毛

ウェルシュコーギーペンブロークの認定カラーはレッド、セーブル、フォーン、ブラック&タン(白地は入っていても入っていなくてもOK)の4色になります。毛色による性格の違いはありません。

被毛は短毛のダブルコートです。短毛といえど普段から抜け毛が多い犬種なのでこまめなブラッシングは必要になります。 下毛は細い毛が密集しているので換毛期には更に多くの毛が抜けますが、洋服を着せると抜け毛が落ちにくくなるので掃除が簡単になります。

寿命、かかりやすい病気

ウェルシュコーギーペンブロークの寿命は約10~12年と言われています。

かかりやすい病気としては、まず『椎間板ヘルニア』があります。
背骨の骨と骨の間にあるクッションの役割をした椎間板が本来あるべき位置からはみ出し、神経を圧迫してしまう病気です。椎間板ヘルニアになる原因は2つあり、ひとつは加齢によるもの。もうひとつは遺伝要素によるもので、ウェルシュコーギーペンブロークはこの遺伝要素を持っている為、かかりやすいとされています。

どこの椎間板がヘルニアになるかによって症状は変わってくるのですが、ウェルシュコーギーペンブロークは主に前脚か後ろ脚のどちらかに麻痺が出てきます。足を引きずるように歩く、散歩を嫌がる、段差に登れなくなるなど、いつもと変わった様子があれば早めに動物病院を受診しましょう。

治療方法としては、薬で炎症を抑えるか外科手術のどちらかになります。

(以下、追記)
また、それ以外にウェルシュコーギーペンブロークがかかりやすい病気として『変性性脊髄症(DM)』が挙げられます。近年、世界的に注目されている病気ですが、初期症状は歩き方の異常のため、椎間板ヘルニアと間違えられることもあります。正確に調べる場合には、脊髄の組織検査が必要なため、診断も難しいと言われています。症状としては、後ろ足から前足、首、呼吸器と徐々に麻痺が広がっていきます。

残念ながら現時点で変性性脊髄症(DM)を治す治療法はありません。もし変性性脊髄症だと診断されたら、進行度に応じて適切な介護が必要です。

ウェルシュコーギーペンブロークの性格

人間が大好きで活発な犬種として広く知られているウェルシュコーギーペンブローク。
実はオスとメスでも性格の違いがあると言われています。
オスは陽気な甘えん坊、メスはしっかりもので多少の頑固さを持っているとか。
ここではオス・メスに共通した性格をご紹介していきます。

社交的で好奇心も旺盛

ウェルシュコーギーペンブロークは社交的で人間の事が大好きです。しかし「常に飼い主さんと一緒にいないと寂しい!」という程の甘えん坊ではないので、比較的長めのお留守番もすることが出来ます。

また、非常に好奇心が旺盛な犬なので色々なものに興味を示します。家の中でイタズラされたくないものはウェルシュコーギーペンブロークの届かない場所にしまっておきましょう。

賢くて判断能力にも長けている

とても賢いウェルシュコーギーペンブロークは一度教わった事に対して自分で判断する能力に長けています。 これは訓練において長所になりますが、飼い主さんが気分次第で「今回はいいよ」と許した事もしっかり覚えているという意味にもなります。

一度許してしまうと「これはやっても良いんだ!」と覚えてしまうので気をつけましょう。

ウェルシュコーギーペンブロークの育て方

ウェルシュコーギーペンブロークを迎えることが決まったら、環境を整え生活リズムを見直してみましょう。人間が大好きなので、居場所はリビングなど家族と一緒にいられるところに設置してあげてください。

食に対して執着がある場合は盗み食いや誤飲を防ぐため、夜間や留守にする間はケージに入れる事をおすすめします。

環境

ウェルシュコーギーペンブロークは室内向きの犬種です。活発な犬なのでソファなどにも登りたがりますし、家中を小走りで動き回るのも大好きです。 ジャンプは腰を痛めやすいので、少し高めの段差にはジャンプをしなくてもで登り降りできるように2?3段のステップを用意してあげると良いでしょう。

また、フローリングの場合は滑りやすいので、滑り止めワックスやカーペットの使用も検討しておきましょう。

運動

フワフワの被毛の下はガッシリとした筋肉質の体を持っているので、中型犬の中でも運動量が必要な犬種になります。 体高の低さから小型犬とも思われがちですが引っ張る力は強いので、子どもやお年寄りだけでの散歩は控えたほうが良いでしょう。

毎日の散歩は朝晩30分ずつは必要になります。加えてお休みの日などはドッグランなどのびのび走れる場所に行って運動をさせてあげましょう。

しつけ

ウェルシュコーギーペンブロークはとても賢い犬種です。
飼い主さんの判断があやふやだと、自らが考えて行動を起こす犬になってしまいます。これは悪い意味での行動で、言うことを聞かない、攻撃性が出る等が挙げられます。

しつけに関しては必ず一緒に住む家族全員が同じルールでしつけを行いましょう。人や気分によってルールを変えてしまうと犬は混乱してしまいます。

ケア

ウェルシュコーギーペンブロークのケアで一番気をつけたいのは肥満です。 体力があり活発なので食欲も旺盛ですが、食事の量と運動量が見合っていないと肥満体質になりやすい犬種です。

肥満になると短い足と長い胴に負担がかかり、病気やケガを引き起こしてしまいます。 「運動量を基準にした食事の量」で考えてしまうと極端に食事の量が少なくなる場合があります。
出来る限り「食事の量に合わせた運動量」が確保出来るようにしましょう。

ウェルシュコーギーペンブロークと過ごす幸せな時間

ウェルシュコーギーペンブロークは小さく見えますがスタミナもあり活発な犬種です。しっかりと運動させてあげられる家庭で飼う事が望ましいので、飼育を検討する際には運動の時間が多く取れるかも考えておきましょう。
そして一度飼えばウェルシュコーギーペンブロークの愛情深さと忠実さを感じ、長い間、安定した人気を持つ理由がきっと分かるはずです。

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