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2019.05.30

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老犬のカラダを知ろう!老犬に起きやすい症状・行動とは

犬も年齢を重ねると、行動や体調の変化が現れるようになります。そのため、若い頃は当たり前のようにできたことも、上手くできなくなってしまうことも少なくありません。そんな老犬の体の変化や、加齢によりなりやすい症状について解説します。

#Lifestyle

Author :docdog編集部

犬の老化現象。食べ物編

犬の老化のサインとして気づきやすいのは、普段の愛犬の食事です。以前のような食欲旺盛な姿が見られなくなることも珍しくありません。老犬になりごはんを食べなくなる理由や、食事でケアをしてあげたいことについて理解しておきましょう。

犬の老化現象は何歳から?

犬の老化現象が何歳頃から始まるかは、犬の種類や個体差によって異なるので断定はできません。
老犬期を迎える時期は、小型犬・中型犬の場合は10歳、大型犬においては8歳頃で、この頃から老化のサインが出始めるといわれています。小型犬・中型犬の10歳は、人間の年齢に換算すると56歳程度、大型犬の8歳は61歳程度なので、体に変化が現れてくるのも頷けるでしょう。
なお、小型犬・中型犬と大型犬とで、老化のサインが現れる時期が異なるのは、成長スピートが違うからです。

老犬が食べない理由

老犬がごはんを食べなくなる理由としては、以下などが挙げられます。

・基礎代謝や運動量の低下
・消化機能の低下
・食の好みの変化
・噛む力の衰え

人間と同様に犬も高齢になるにつれ、基礎代謝や運動量が徐々に低下していきます。それに伴い成犬期ほど多くのエネルギーを必要としなくなるため、食欲が落ち食べる量が少なくなります。
また、食の好みの変化により食べなくなることもありますが、これは年齢を重ねるにつれ嗅覚や味覚が衰えていくからです。匂いや味に対し敏感に反応しなくなってくるため、大好きだった食べ物にも興味を示さなくなって食べなくなることがあります。

高齢犬に必要な食べ物ケアとは

高齢になると運動量が減り、必要な摂取カロリーは少なくなりますが、免疫力や代謝、筋肉の維持などの重要な役割を担っているタンパク質は、しっかりと摂取しなければなりません。そのため、「高タンパク質・低カロリー」の食事を与え、栄養不足にならないように気をつけてあげましょう。
また、小さくカットしたリンゴや、蒸したサツマイモなどをいつもの食事にトッピングするなどして、食欲を促す工夫も大切です。
噛む力が弱くなってきている場合は、柔らかくて食べやすいウェットフードに切り替えてあげるとよいでしょう。

老犬が下痢になる主な理由と対策方法

老犬になると内臓の機能が衰えることから、下痢になることが度々あります。下痢になる主な理由と対策方法を見ていきましょう。

腸内環境の変化と体温調節機能の衰え

犬の腸内にも、腸の働きを活性化させて体によい影響を与える善玉菌と、体に悪い影響を及ぼす悪玉菌が存在し、腸内細菌が一定のバランスで保たれています。しかし、年を取るにつれ善玉菌が減少していくため腸内細菌のバランスが崩れ、腸内環境の乱れにより下痢を誘発します。
また、体温調節機能も低下していくことから、体が冷えると下痢になりやすいので注意してあげてください。

下痢を予防する方法とは

下痢を予防するには善玉菌を増やし、腸内環境を整えることが重要です。善玉菌の増殖や腸の働きを促す「乳酸菌」を犬用のサプリメントで摂取するなどすると、下痢の予防になります。
また、気温が下がり寒さが増してくる晩秋から、寒さ対策をしてあげるのも下痢の予防に効果的です。一般的に、冬場における犬にとっての室内の適温は20度前後といわれています。暖かい環境を整えてあげましょう。また、ペット用のホットカーペットや犬用の腹巻などを活用するのも、冷え予防に役立ちます。
もし下痢が何度も続き、なかなか改善しないときは獣医師に相談するようにしましょう。

夜鳴きの原因は?

犬の老化現象により、飼い主を深く悩ませることの1つが夜鳴きです。今まで夜鳴きなどしなかった愛犬が、高齢になり夜鳴きをするようになる原因には、どのようなことが考えられるのでしょうか。

犬の認知症と夜鳴き

夜鳴きをする理由には、さまざまなケースが考えられますが、高齢犬の場合は認知症により夜鳴きをしている可能性があります。
認知症による夜鳴きは寂しいから鳴く、何かをしてもらいたいから鳴くといったことではないため、欲求を満たしてあげれば治まるというケースの夜鳴きとは異なります。

夜鳴きの対策方法とは

認知症による夜鳴きは、体内時計がずれてしまっていることで起こっているため、昼と夜が逆転しないよう、生活のリズムを整えてあげることで改善に向かいます。
体内時計をリセットさせるために、日中は日光浴をさせるようにしましょう。加えて、散歩に連れていったり、おもちゃで遊んであげたりして昼間はなるべく活動させてください。そして夜は部屋を暗くして、落ち着ける場所で寝かせるようにしましょう。このような生活パターンを続けていき、夜にぐっすりと眠れるようになれば夜鳴きは落ち着いていきます。
もし夜鳴きがずっと続く場合は、かかりつけの獣医師に相談しましょう。サプリメントや睡眠薬を使用して症状を緩和させるなどの治療が行われる場合もあります。

まだまだある。その症状は老化のサイン?

愛犬の老化のサインは、ふとした場面で垣間見えるようになってきます。それらを見過ごさす、適切に対応してあげるようにしましょう。

名前を呼んでも反応しない

呼べばすぐに駆け寄ってきた愛犬が、名前を呼んでも反応しないような場合、耳が遠くなっている可能性があります。聴覚が低下してくると飼い主の声だけでなく、周囲の状況も把握しづらくなってきます。
犬は耳が遠くなっていることを自覚できないので、名前を呼んでも気がつかないときは、愛犬の視界に入るようにして存在を知らせてあげるようにしましょう。

散歩中に立ち止まる

高齢になると筋肉量が減り、脚力が衰えてきます。そのため、散歩の途中で立ち止まってしまうこともあります。そんなときは、休憩を入れながらゆっくり歩くなどして、愛犬のペースに合わせてあげましょう。
立ち止まってしまうからといって散歩に連れていかなくなると、ますます筋力が落ちてしまうので、無理のない範囲で続けることが大切です。

足を裏返して歩いたり引きずる

後ろ足を引きずるようにして歩いたり、足の甲の汚れが目立ったりするような場合は、「ナックリング」による症状であることが疑われます。
ナックリングとは、脊髄神経系の異常によって起こる病気です。後ろ足が弱ってくる老犬に多く見られ、足の甲を地面につけた状態で歩くなどの症状が出ます。
足が裏返ってしまっても、脳から足の神経への伝達が上手く働かないため、自力で正常な状態に戻すことができません。爪が傷ついて出血したり、擦り傷ができてしまったりすることがないよう、ナックリング用に作られたブーツを履かせて、足を守ってあげるなどの対策が必要です。

犬の老化は観察することから

老化のサインが現れる年齢は一概には言い切れず、犬の種類や個体差によって異なります。よって、変化に気づけるよう普段から愛犬の様子をよく観察しておきましょう。老化現象が見られ始めたら、症状に応じた適切な対策を取ってあげてください。

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