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2019.05.03

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犬と過ごす幸せな時間

イングリッシュセッターの知っておきたい基本情報

姿も立ち振る舞いもまるでイギリスの貴公子のように凛々しいイングリッシュセッターですが、彼らがどんな犬かを知っていますか?イングリッシュセッターのことを知ることで、彼らとの暮らしがもっと楽しく幸せなものなります。

#Lifestyle

Author :docdog編集部

最初に知っておきたいイングリッシュセッターのこと

大きな風貌とは裏腹に、とても人懐っこく甘えん坊なイングリッシュセッターは、世界最初のドッグショーに出陳された犬として有名ということを知っていますか? ここでは、最初に知っておきたいイングリッシュセッターの歴史や特徴を紹介していきます。

イングリッシュセッターの歴史

イングリッシュセッターは、14世紀頃まで遡れる古い犬種で、スペインからイギリスに持ち込まれたスパニエルが起源とされています。
鳥猟犬として活躍していた当時のスパニエルは、ポインター、ウォータースパニエルなどとの交配をすることで育種を進め、19世紀頃になってようやく現在のイングリッシュセッターの名が付いたのです。
ちなみに、イングリッシュセッターは世界最初のドッグショーに出陳された犬として有名ですが、日本では明治初期に持ち込まれ、犬好きな分豪として知られる志賀直哉の愛犬としても広く知られています。

イングリッシュセッターの特徴

姿も立ち振る舞いもイギリス貴公子のように凛々しいイングリッシュセッター、一体どんな特徴があるのでしょうか。

体型、体質

イングリッシュセッターの標準体形は以下の通りです。
オス 体高:65~68cm 体重:25~35kg
メス 体高:61~65cm 体重:23~29kg

基本的に、メスの方が若干小さめではありますが、それでも体高は60cm、体重は20kgを超える大型犬です。 ちなみに、イングリッシュセッターは鳥猟犬グループに属するポインティングドッグで、獲物の居場所をハンターに教える役割を担っています。また、片足を上げる姿勢で獲物の居場所をハンター教える(ポイント)のが、○○○・ポインターと名の付く犬種で、フセ(セット)の姿勢で獲物の居場所をハンターに教えるのが、イングリッシュセッターをはじめとする○○○・セッターと名の付く犬種のことです。

そんなイングリッシュセッターですが、大型犬としてはやや小さめのサイズで、垂れ耳・四角いマズル・頭部には明確なストップがあるのが特徴です。また、絹のような美しい被毛をしていますが、とても筋肉質な体系をしています。

毛色、被毛

絹のように美しい被毛の飾り毛は、耳・胸・四肢・腹・尾にあり、風がなびくと凛々しさを感じさせる風貌をしています。
また、毛色は【ベルトン・カラー】と呼ばれる独特な毛色が特徴で、白地にブラック・オレンジ・レモン・レバーなどの小さな斑点が頭部や全体にちりばめられたような被毛をしています。

寿命、かかりやすい病気

イングリッシュセッターの平均寿命は10~12歳位で、一般的な大型犬の寿命とほぼ同等です。ただし、個体差にもよりますが、愛情を持ち正しく飼育することで健康寿命を延ばすことは出来ます。

イングリッシュセッターは、大きく分けて3つの病気にかかりやすい傾向があります。
1つ目は、股関節形成不全・肘関節形成不全です。成長期に十分な健康管理ができなかったことがきっかて起こると言われており、形成不全の状態によっては手術で治療をすることもあります。
2つ目は、遺伝性の疾患である先天性難聴です。イングリッシュセッターやダルメシアンのような毛色に多いとされる先天性難聴ですが、猟銃の音にも動じないことが必須であったことから難聴に気付かずに繁殖され続けていました。その結果、今でも先天性難聴が多いとされています。
3つ目は、大型犬に多い胃捻転です。食後の運動がきっかけで起こるため、食後はあまり運動させずに落ち着かせ、時間が経ったら散歩に連れて行くなどしましょう。

イングリッシュセッターの性格

大型犬を目の前にすると、少し近寄りにくかったり、あまり人には懐かなそうな印象を抱きがちですが、イングリッシュセッターは家族思いの甘えん坊で、従順な性格をしています。

愛嬌たっぷりで遊び好き

イングリッシュセッターは、とても人懐っこく温和な性格をしています。また、家族が大好きな甘えん坊さんで、子供にも優しく接することができる素直で従順な性格をしています。
愛嬌たっぷりなイングリッシュセッターですが、遊ぶことも大好きなので、家族と良い関係を築くことができる家庭犬向きの犬種です。

いたずら好きな一面も

愛嬌たっぷりのイングリッシュセッターですが、性格が良くしつけがしやすい半面、しつけを間違えるといたずら好きな一面が垣間見えることもあります。
基本的には従順な性格ですが、猟犬気質があり好奇心旺盛なところもあるため、いたずらには気を付けましょう。

イングリッシュセッターの育て方

温和で人懐っこいイングリッシュセッターを飼いたいと思ったら、どのように育ててあげることで双方が幸せな日々を送ることが出来るのでしょうか。 ここでは、イングリッシュセッターを飼う際に必要なことを紹介していきます。

環境

イングリッシュセッターは大型犬です。そのため、集合住宅や狭い室内での飼育や多頭飼いには不向きなと言われています。飼育するのであれば、広々と開放感のある空間が必要になります。
また、力が強いため、女性が1人で飼うことや、高齢者が飼うこともあまりオススメではありません。一方、子供には優しく接することができるため、家族で飼うのには適しています。

運動

鳥猟犬として活躍していたため、運動することが大好きです。そのため、1日2回各60分ほどの散歩を毎日行い、時にはドッグランなどで思いっきり遊ばせてあげるとストレスが溜まりにくくなります。
イングリッシュセッターは、運動が足りないとストレスが溜まり飼い主さんの持ち物や家の家具などを噛んだり壊したりすることがあるので、ストレスが溜まらないよう運動は徹底させましょう。

しつけ

しつけは、生後3ヵ月を過ぎる頃から開始しましょう。
イングリッシュセッターは、しつけにあまり困らない犬種と言われているので、愛情を持ってしつけをすれば問題ないでしょう。
しかし、飼い主さんがリーダーでなくなると立場が逆転し、犬の思うようになってしまいます。
そうなってしまうと、しつけがしにくくなってしまうので、必ずリーダーである必要があります。

ケア

イングリッシュセッターの美しい飾り毛を維持するために、日々ブラッシングをしてあげましょう。ブラッシングを怠ると、皮膚が蒸れてしまい皮膚炎を発症する要因にもなってしまいます。 また、特に運動後は被毛にホコリが付着することでからみやすくなるので気を付けましょう!

イングリッシュセッターと過ごす幸せな時間

いかがでしたでしょうか?
大きな風貌とは裏腹に、イングリッシュセッターは心優しい性格をしているため、家族の良きパートナーとして寄り添ってくれることでしょう。
ただし、大型犬を飼うには、整った環境が必要ですし、毎月の食費や医療費も小型犬の3倍以上かかります。
かっこいいから、大型犬を飼ってみたいからといった理由だけで飼わず、責任を持って最期まで飼えると思えたら、お家にお迎えしてあげて下さい。
その方が、お互いに幸せな時間を過ごすことができるでしょう。

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