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2019.04.10

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犬と過ごす幸せな時間

イングリッシュコッカースパニエルと暮らす。飼い主が知っておきたいこと

優しくおっとりした見た目のイングリッシュコッカースパニエルですが、実は猟犬としての歴史を持つ活発な犬種なのです。飼い主さんに対して愛情深く忠実なので、とても育てがいのある犬種です。ここではイングリッシュコッカースパニエルの歴史から基本的な飼い方までまとめてご紹介します。

#Lifestyle

Author :docdog編集部

最初に知っておきたいイングリッシュコッカースパニエルのこと

イングリッシュコッカースパニエルはイギリス原産の中型犬です。
現在でこそ家庭犬のイメージが強いイングリッシュコッカースパニエルですが、元々はヤマシギやキジを狩る鳥猟犬として活躍していました。藪に潜んでいる鳥を追い出し、猟師が撃った獲物を回収するという役割を担っていました。その歴史は古く、1300年代から猟犬として活躍していたという記述もあるそうです。
現在でも鳥猟のパートナーとして働くイングリッシュコッカースパニエルは多く存在しますが、家庭で飼われているタイプとは異なる姿をしています。

イングリッシュコッカースパニエルの歴史

イングリッシュコッカースパニエルは、ウォータースパニエルに対する犬としてランドスパニエルとも呼ばれていました。これは陸で活躍するスパニエルという意味です。 17世紀頃よりイギリスのウェールズ地方で鳥猟犬として働いており、主にヤマシギ(コック)を狩る犬と言うことからコッカーと呼ばれるようになりました。

イギリスのウェールズ王の飼っていたランドスパニエルが本犬を含む多くのスパニエルの祖先犬と考えられていますが、フランスのブリタニースパニエルにトイスパニエルを交配して作られたと言う説もあります。

イングリッシュコッカースパニエルの特徴

イングリッシュコッカースパニエルは、とてもエネルギッシュでスポーティーなオールラウンダーです。運動能力が高いので、ドッグスポーツをやらせれば上位に入ることも期待できる犬種です。人間や他犬とも仲良く出来る協調性の良さも持ち合わせており、これは狩猟犬であった歴史から残る気質だと言えるでしょう。

ヨーロッパではとても人気がある犬種で「コッカースパニエル」と言うと「イングリッシュ」を付けなくてもこの犬を指します。日本では2015年頃から徐々にJKC(ジャパン ケネル クラブ)の登録数が増えてきました。
見た目はイングリッシュスプリンガースパニエルやアメリカンコッカースパニエルと似ていますが、他のスパニエル種と比べて少しタレ目でつぶらな瞳がチャームポイントです。

体型、体質

体重は13~15kg、体高は37~42cmが標準体型となっています。
体の半分から下はゆるくウェーブがかった被毛に覆われているので分かりにくいですが、骨太のガッチリした体をしています。持久力のある猟犬として十分に活躍できる体つきです。スパニエル種の中では小型に分類されます。

毛色、被毛、抜け毛

イングリッシュコッカースパニエルの認定カラーはとてもたくさんあります。
基本となるカラーは、単色のブラック・レッド・ゴールデン・レバー・ブラック&タン・レバー&タンの5色となります。この基本カラーを基準に2色のバイカラーと3色のトライカラーも加わります。
被毛は体にぴったりと付くシルクのような毛質をしており、脚やお腹まわりの飾り毛とウェーブした耳毛がポイントです。飾り毛のウェーブは個体に寄って異なり、緩やかなウェーブやトイブードルのようにしっかりとしたカールなど様々です。
被毛はダブルコートなので、換毛期の抜け毛は他の犬に比べて多くなります。

寿命、かかりやすい病気

寿命は約12~15歳です。
イングリッシュコッカースパニエルは遺伝性の病気にかかりやすい犬種とされています。

・先天性激怒症候群
イングリッシュコッカースパニエルは先天性激怒症候群(レイジシンドローム)を起こしやすい犬種と言われています。これは脳の病気で飼い方やしつけの問題では無く、突然何の前触れもなく人や他犬に対して攻撃的になります。症状が出ている間は発作状態にあるので、犬に意識は無いとされています。
治療方法は確立されていませんが、抗てんかん薬で症状を抑えられる場合もあります。

・若年性白内障
若年性白内障はイングリッシュコッカースパニエルにとって比較的高い確率で発症すると言われています。白内障は通常、老化現象の一つとして発症する病気ですが、遺伝的に2歳以下で発症してしまう事を若年性白内障と言います。
年齢が若いにもかかわらず犬がよく物にぶつかるようになったら若年性白内障を疑いましょう。点眼によって症状を遅らせる事が出来ます。
検査によって適応と判断されれば、手術で視力を回復させる事も可能です。

イングリッシュコッカースパニエルの性格

犬を迎えることが決まったら、風通しが良く適度に日の当たる、落ち着ける場所にハウスを設置します。
通常は室内で放し飼いにする予定であっても、犬が自分のテリトリーとして落ち着いて過ごせる場所は必ず用意してあげてください。当面は、そのハウスの中で食事をして睡眠と排泄までを行うようにしますので、それらを賄える程度の大きさものを選びます。
また、子犬は好奇心旺盛で思いがけないイタズラをすることがあります。電気コードなどをかじって感電をする事故も実際に起きていますので、犬がかじったら危険な物や口に入れたらよくない物などがないか、再度室内を確認しておくようにしてください。

明るくて活発な性格

実はイングリッシュコッカースパニエルはとても明るく活発な性格をしています。社交性があり走り回ることも大好きなので、ドッグランに行けば大喜びで楽しむでしょう。
天真爛漫な性格は人間の子どもの良き遊び相手にもなります。しかし多少の繊細さがあるので、飼い主さん以外には少し控えめな態度を取ることもあります。

穏やかで愛情深さもある

愛情深いイングリッシュコッカースパニエルは、飼い主さんを喜ばせる事が大好きです。側に寄って行ったら飼い主さんが嬉しそうに撫でてくれた、それだけで十分に心が満たされるのです。
基本は穏やかな性格をしているのですが、オーバーにリアクションをすると興奮しやすい一面もあるので、飼い主さん側が落ち着いて接するように心がけましょう。

イングリッシュコッカースパニエルの育て方

イングリッシュコッカースパニエルの飼育はどのような育て方が合うのでしょうか。知っておくべき4つのポイントをご紹介します。

環境

イングリッシュコッカースパニエルは室内飼育が基本の犬種です。多少の耐寒性はありますが、日本の冬を過ごすにあたり暖房設備は必須となります。
動くことが大好きな犬種なので、部屋の中でもパタパタと走り回る機会は多いでしょう。室内がフローリングの場合は足裏の毛で滑ってしまう危険があるので、出来る限りラグやカーペットを敷いておくと安心です。

運動

イングリッシュコッカースパニエルは猟犬としての気質を持っていることから、多くの運動量が必要な犬種です。朝晩の各30分以上の散歩とは別に、休日はドッグランなど自由に走り回って運動出来る機会を作ってあげてください。ボール遊びで走らせても良いですし、アジリティなどのドッグスポーツに挑戦してみても素晴らしい能力を発揮するでしょう。また猟犬としての気質を持っているので、嗅覚を使ったノーズワークで脳を刺激させることも脳の運動になります。

十分な運動量を確保すると常に落ち着いた状態で過ごすことが出来るので、しつけのしやすさが変わってきます。

しつけ

イングリッシュコッカースパニエルはとても賢いので、飼い主さんが頼りないと分かると言うことを聞かない犬になってしまいます。その結果、嫌なことがあると噛み付くようになったりと問題行動を起こす場合があるので注意が必要です。しつけは家族全員が毅然とした態度で行う事が大切です。

褒められることがとても好きな犬種なので、上手に褒めながらしつけを行うと良いでしょう。おやつを使うのも効果的ですが、指示だけで言うことを聞くようになるのが理想です。

イングリッシュコッカースパニエルと過ごす幸せな時間

今回は、イングリッシュコッカースパニエルと暮らすためのポイントをご紹介してきました。
活発さと穏やかさを兼ね備えているイングリッシュコッカースパニエル。飼い主さんが頼れるリーダーになれれば、忠実な良きパートナーになってくれるでしょう。
ドッグスポーツで思い切り運動するも良し!寄り添って一緒に寝転がるだけでも良し!
様々な過ごし方が出来る犬種なので、お互いが幸せになれる過ごし方を見つけてみてくださいね。

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