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2018.12.14

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順風満帆?!あおとの暮らし【柴犬生活航海記 vol.33】

白柴・あお「はじめての雪山あそび」

2015年・秋から「あお」と名付けた柴の仔犬と暮らし始めた「犬の新人飼育員」の「僕」と「もうひとり」。今回はあおと雪の話。

#Lifestyle

Author :写真・文=舘川範雄 協力=(株)浅井企画

なにこれ?!

 東京に大雪が降った2018年1月22日。
 あおが生まれてはじめて、雪景色の街を見た日である。日が落ちた頃にはすっかり東京も雪国の様。雪がやんでから出かけたかったがあおのお仕事的にタイムリミットが近づき、雪の降る中の夜散歩となった。
(大丈夫かな......)
 レインコートは着せず、あおを外に連れ出した。

 玄関から真っ白な街を見たあおは、案の定固まった。
「なにこれ......」
 全身でそう言っていた。
「あお大丈夫!行ける!行こう!」
 道に向かってリードを引くと、あおはその逆方向、玄関の方に戻っていく。
「ムリ、帰ろう!」
 そう背中で訴えるあおに
「大丈夫!行ったら楽しいから!」
 声をかけたが、あおはまったく信用しない。仕方なく抱っこで道に連れ出した。
「あお、これが雪だぞ!」
 ヤダー!ムリー!と軽く抵抗するあおをゆっくりと積もった雪の上に降ろすと、(なにこれ?)という顔のまま動かない。
 まさか柴犬なのに雪苦手?うそ......このままじっとしたまま終わるのか? しかしあおは、おそるおそる踏み出した。
 足に感じる不思議な雪の感触。あおは前足で雪の様子を探り出し、一気に魅せられた!(これたのしい!)
 そこからは早かった。
 猛然と雪の積もった道をぴょんぴょん跳ねながら駆けていくあお。(犬って雪が降ると本当に喜んで駆け回るんだ)と、あの歌を思い出しながら、あおの背中を追いかけた......。
 見慣れた公園が雪で覆われてまるで別の場所。あおはその不思議な世界をひたすら歩き、駆け回った。裏道は雪も深くクルマは一台も走っていない。これまた普段とは違う雰囲気の中、あおはとにかく駆けていた。翌朝の凍結を避けるために雪が少し弱まってきた頃、玄関前の雪かきを始めている人も出てきた。そんなたいへんな中、やたらはしゃいでいる犬とそれに付き合っている人間、さぞやうっとおしかっただろう。
(楽しそうにしてすみません!こいつ雪見るの初めてなんです!!大目に見てやってくださいーー)と、心の中で言いながら雪かきをしている人の横を走り抜けていた。

 翌朝。
 雪は止み、公園は一面の銀世界。朝一番乗りの特権。誰も踏み入れていない雪の中にあおは駆け出した。
 なんて楽しそう!こちらまで嬉しくなってくる。あお、お前って犬だな~!

 大雪の2ヶ月後。あおは「はじめての雪山遊び」を体験した。川遊びの時(航海記vol.19)と同様に、いつもの公園メンバー数名と「ドッグイベントクラブ」のツアーに参加した。

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 2018年3月19日。
 午前8時頃、都内を出発。貸し切りバスに揺られて2時間ちょっとで群馬県利根郡みなかみ町に到着した。
 3月なのにまだ雪がある!さすが!!

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 あおにとってはじめての雪山。どんな反応をするのだろうか?......なんて言いつつ、実は僕も初雪山。スキーもスノボもやったことなし。ちなみに「もうひとりの飼育員」はスノボで雪山に来たことがあるらしい。なんでもやってるな~あの人......。

 川遊びの時と同じガイドの池田さんが今回もついてくれた。
 我々のことを覚えていてくれて「あの時はお世話になりました~」で、すぐにチーム感が生まれた。

 バスから降りた途端、雪大好き犬のあおは興奮して斜面を駆けていった。
 このまま帰ってこなかったらどうしよう......まあいっか、そんな気持ちにさせてくれるほどの大自然である。

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 はじめての雪山、ほんとうーーーーに楽しそうだった。こんなに笑顔が持続するとは、雪の魅力おそるべし!

 人間はスノーシューを装着しないと歩けないのに、犬の足はそんなもの必要なし。
 観察すると、あおは普段より足の指をガバっとひらいて接地面積を増やし、雪に体が沈み込まないよう、自分の足をスノーシューにトランスフォームさせている!。犬の足おそるべし!

 一緒に行ったゴールデン・レトリーバーのアビーは雪玉が毛についてしまうので服を着ていたが、他の柴犬たちは真っ裸。ブルブルッとやるだけで体についた雪は落ちるのだ。川遊びの時も実感したが、柴犬の毛、おそるべし!

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 犬遊びのプロ・ガイドの池田さんが用意してくれた雪投げスティック(雪にズボッとさしてビュッと投げる棒=正式名称:スノーフリング)。こんなものがあるなんて知らなかった!子供の頃にこんなのがあったらな~なんて思いながら、犬と遊んだ。いつもの公園でボールを投げても4~5回で飽きるあおも、これには大興奮!

 池田さんは小型のソリを用意してくれていた。急な斜面をこれに乗って滑り降りるのは人間だ。

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 人間もみんな笑顔。雪の魅力、やっぱりおそるべし!

 天気が良かったので昼食は雪山で。ガイドの池田さんがスコップで雪を掘り始めた。なに?あっと言う間に雪のテーブルができた。
 雪玉を投げてくれたり、ソリ遊びを仕切ってくれたり、池田さんやること多い~。

 ランチメニューとして配られたのは地元のカフェレストラン「亜詩麻(アシマ)」の特製チキンサンド。美味しくて食べごたえもあり!

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 さらにデザートはガイドの池田さん特製・焼きマシュマロ! 池田さんやることホント多~い。

人間のパーティーに無理やり入ってくる参加犬あお

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 昼食後も思い切り遊んだ。時期的には雪が溶け始める前で雪は硬め。十分楽しめたが、これが積もったばかりの雪だったらどんな感じなのだろう?
 次は新雪の時期に来られるといいですね......とみんなで話ながら、午後3時頃、バスに乗り込み帰路についた。

帰りの車中。遊び疲れてこんな顔でウトウト......

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 今回もイベントに参加したので、初心者の我々の安心して雪山遊びを満喫できた。
(アウトドア慣れしている人は、雪用タイヤを装着し、自分の運転で犬を雪山へ連れ出しているのでちょっと憧れる......)
 次の雪山遊びに向けて考えたのは、あおの装備について。我々は雪遊び用のウェア、シューズ、サングラスなど完全装備で挑んだが、あおはリードと首輪を濡れても平気な雨用にチェンジしたぐらいで、あとは普段通り。いくら寒さには強いとはいえ、帰る間際のあおの足は、見ているこちらが凍えそうになるような濡れ方だった。

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 雪遊びで肉球が切れてしまうこともあると聞き、次回はやはり靴を履かせてやった方がいいかなと思った。持ってるんだから履かなきゃもったいない。
 あお、久々に靴練しよう!

(つづく)

◎プロフィール
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舘川範雄 (たてかわ のりお)
1966年9月19日生まれ。1987年4月から作家活動に入る。
「コサキン」「SMAPxSMAP」「ポンキッキーズ」「スクール革命!」「THEカラオケ☆バトル」などテレビ、ラジオで多数の番組構成を担当。また関根勤主宰「カンコンキンシアター」の他、オリジナルコメディーやミュージカルの作・演出など、活動は多岐にわたる。
*本連載の1stシーズン【柴犬生活漂流記】は、こちら
*インスタグラム(ao20150721)で白柴「あお」が毎日、犬の目線で日々の出来事を投稿中! 

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