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2018.11.02

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順風満帆?!あおとの暮らし【柴犬生活航海記 vol.27】

白柴・あお「犬の行事」

2015年・秋から「あお」と名付けた柴の仔犬と暮らし始めた「犬の新人飼育員」の「僕」と「もうひとり」。今回は、あおが来るまで知る機会のなかった"犬の行事"について......。

#Activity / #Lifestyle

Author :写真・文=舘川範雄 協力=(株)浅井企画

犬ハロウィン

 ここ最近盛り上がる"ハロウィン"。
 日本でも流行った大きな理由の一つは「仮装」。仮装もせずに普段着で家に押しかけて「お菓子ください」と言う行事だったら「え?なんで?」と言われて終わる、むなしい行事だっただろう。普段着どころか、何も身に着けずにただ街をウロチョロする行事だったら即、逮捕だ。
 そんな話はどうでもいい。今やハロウィンといえば仮装。これが犬の世界にも浸透していたなんて、知らなかった。

 いつもの公園、あおが公園デビューした場所では数年前から「犬ハロウィン」(※ちなみに誰もそうは呼んでいない)が行われていた。どんな風に誘われたのかは忘れてしまったが、ハロウィンの頃の週末、犬たちがハロウィン仮装して集まるのでぜひ......と言われたような気がする。
「犬が仮装?」
 ......どうしよう......参加すべきか、やめようか......。
 個人的にはかなりの照れがあったが、"もうひとりの飼育員"のポリシーが『経験できることならなんでも!』なので、それに従う事にした。

 まず、どんなカッコをさせればいいのか?店に行ってみた。
 カボチャの被り物やらなにやら、いろいろな種類の犬用仮装グッズがあった。あおが被り物を受け入れるはずはない......と判断、首に巻く、カボチャをイメージしたマントを選び、来る日を待った。

2016年10月29日(土)。
 ハロウィンで何かしたことのない我々とあおは、当日の朝なんとなく緊張感に包まれていた。

どことなく緊張した面持ちの、公園に向かう前のあお
(もうひとりの飼育員も緊張気味)

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 8時半過ぎ。いつもの公園へ行くと、早くもハロウィンムード!
 みんな個性的なハロウィンコスプレでうろちょろしていた。ギリギリまで(もし誰もハロウィンのカッコしてなかったらどうしよう)と心配していたが、思っていた以上にみんな本格的。このイベントに慣れている犬たちも多いようだ。

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高いところに並んで記念撮影

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裏では各犬の専属スタイリスト兼カメラマンのみなさんが大忙し

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コスプレの達人、仁くんとコスプレの報酬を待つ

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 仁くんの飼い主さんが「あおちゃん、これ似合うんじゃない?」と、持参していた物をあおに被らせてくれた。

和洋折衷も甚だしい(しかも和犬なのでちょんまげが似合う)

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ちなみに翌2017年はこんな感じだった
(小さい帽子を乗せてバージョンアップ)

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 そしてやってきた三回目のハロウィン。もうひとりの飼育員はみんなが集まる日の前日の夜に、あおと仮装の練習をしていた。彼女は去年、100均で買ったハロウィン帽のあお用アレンジに成功していたので、今年もやる気だった。軽井沢の旅で立ち寄ったアウトレットでハロウィン仮装用の"紫色のコウモリの羽"を見つけ、本番の日を待っていたのだ。

「できた!ちょっと見て~」
呼ばれたので行ってみると
「今年はマント、裏側の黒で行くことにしました」
彼女はハロウィンあおを写真に撮りながらスタイリストの顔。しかし違和感が......。その理由がすぐわかった。
「これ、反対じゃない?」

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 今年導入したせっかくのコウモリの羽を見事に逆さまに装着していた。
「え?そう?」
 良かった本番前に気づいておいて。無事、もうひとりの飼育員トラップを回避した。

 いつもの公園では土曜日、プレハロウィンのような6頭参加の仮装撮影会が開かれた。

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 そして翌・日曜日、犬ハロウィン本番。なのにもうひとりの飼育員は仕事で軽井沢。なんとワンオペで挑むことになった。
 2年前に殿様ヅラを貸してくれた仁くんの飼い主さんが、わざわざあおのために手編みのハロウィン帽を用意してくれた。これはなんとしてでもあおに被らせねば!しかしひとりでは荷が重い、、、MAXくんの飼い主さん(通称MAXおねえさん)に手伝ってもらってなんとか装着!

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 その他、持参にしたマントと、コウモリの羽をつけて抱きかかえ、撮影会場の岩へ向かった。みんなすでに並んでいた。みんな慣れたものである。

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 衣装を直しながら撮影も......これがなかなかうまくできない。と、あおが遠くに知らない犬を発見して、岩から飛び降り駆け出した!
 慌てて連れ戻してまたやり直し......。うまく撮れない撮れない......と思っているうちに集合写真の時間は終了。みんな衣装を外し出した。ワンオペハロウィン、衣装装着はうまくいったが、撮影はうまくいかなかった。残念......。
(そして疲れた......来年は二人体制でがんばろう!)

せっかくのかわいい帽子もこうなって終わった

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 犬にとっては仮装なんていい迷惑かもしれないが、それは犬に聞いてみないとわからない。犬たちの本当の気持ちは今のところわからないが、今年もハロウィンで、犬との楽しい思い出が増えたのは確かだ。

犬たんじょう日

 まだある、知らなかった"犬行事"。それは「知り合い犬の誕生日祝い」。
 1歳の誕生日を迎えた時、あおはいつもの公園のみなさんから、たくさんのプレゼントを頂いた。
「あおちゃんおめでとう」その言葉だけでも嬉しいのに、おやつとおもちゃの詰め合わせをこんなにたくさん、一度にもらえるなんて! そんな経験したことない身としては、嫉妬さえ覚えそうだった^^;

 当の本人(本犬)は照れたり、はしゃいだりもせず「は?」みたいな顔をしているが、いつもの公園では誕生日を迎えるとみんながプレゼントを持ち寄る。

 ウドの誕生日は忘れても、イヌの誕生日は忘れちゃいけない。スマホのメモに作った誕生日リストを見ながら
「そろそろ○○ちゃんの誕生日か~去年はあれを贈ったから今年は~」と、いろいろ考えて用意し、誕生日当日に公園で渡す......ことが出来るかどうかわからない。
「明日プレゼント持って行きますので来てください」なんて言うのは野暮。誕生日当日、雨が降ったらまず会えない。数日前から天気予報を見つつ、前日、あるいは前々日にプレゼントを手に公園へ行くが、会えないこともある。
 数日、プレゼントを持って散歩......という場合もあるが、無事渡せた時の喜びも含めての行事が"犬たんじょう日"。

あおが誕生日にもらったプレゼント(その一部)

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白柴会

「今度、白柴だけで集まる会があるんですけど、あおちゃんも来ませんか?」ある日、いつもの公園のメンバー、白柴の先輩ジロちゃん家からお誘いをうけた。
「白柴だけの集まり?」
 初めて企画されるもので、その時点では何頭、何人集まるのかさえもわからないとのことだった。

 あおはその時まだ11ヶ月。警戒心もそれほど強くなく、他の犬とのトラブルは皆無だったので初めての犬との対面に不安はなかったが、我々がそういう集いに参加したことがなかったので少し迷った。いわゆるオフ会のようなもの? どんな感じなんだろう? 集まってなにをするのだろう?
 もうひとりの飼育員とスケジュールを合わせると、午後の「みんなでランチ会」には参加できないが、午前中だけなら参加可能だと判明......。
「どうする?」
「行ってみる?」
 この時も"経験できることならなんでも精神"を発動させ、開催日の2016年6月19日、集合場所の代々木公園に向かった。
 (あおにとっては初・代々木公園)
 指定されていた場所に向かうと、あちこちから白い柴ばかりがぞろぞろと歩いてくるのが見えた。
「はじめまして、○○です」
 次々と挨拶が交わされる。我が家の外交官、もうひとりの飼育員も
「はじめまして、あおです。白いけどあおです」と、いつものフレーズであお紹介した。犬同士の挨拶はガウガウパターンもあれば、穏やかに匂いをかぎ合うパターンもあり。
 白柴だけの集い、その様子はまるで牧場の羊の群れだった。

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 公園に来ていた人たちも、「これは何事?」と、興味深げに撮影していた。

帰宅後、脳も体も疲れたのかすぐ寝たあお

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 その後数回、白柴会は開催され、我々も日程が合う限り参加している。

お花見シーズン開催の葛西臨海公園での白柴会は生憎の雨......

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幹事さんが用意してくれたお弁当が憂鬱な雨を吹き飛ばしてくれるほどイカしてた!

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ちょっと早い白柴クリスマス。夢の島マリーナ内・イーノの森で開催

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クリスマスコスプレで記念撮影

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広い芝生に興奮して走り回るあお

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 犬の飼育本には載っていなかった"犬行事"。我々は参加するだけの気楽な立場なので、あれこれ大変な幹事の方には毎度敬服する。


 他にも我々は「犬といっしょにクリスマス会」「犬といっしょに雪山遊び」に参加した。未参加だが「犬といっしょにキャンプ」「犬といっしょにトレイルランニング」にも興味がある。
 いつもの公園で会う人の中には「犬といっしょにヨット」「犬といっしょにSUP」を楽しんでいるツワモノもいる。

 数年前まで僕も持っていた考え「犬なのに?」

「犬なのに服?」「犬なのに靴?」「犬なのにカート?」「犬なのに旅行?」
 今やこの「犬なのに?」はもう時代遅れだろう。

 限りがある、犬と一緒に過ごせる時間。いつまでもこの「犬なのに?」に縛られているのはもったいない。「犬なのに?」を「犬だけど!」に変換して、これからもあおとの暮らしをいろいろな形で楽しんでいきたいと思っている。

(つづく)

◎プロフィール

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舘川範雄 (たてかわ のりお)
1966年9月19日生まれ。1987年4月から作家活動に入る。
「コサキン」「SMAPxSMAP」「ポンキッキーズ」「スクール革命!」「THEカラオケ☆バトル」などテレビ、ラジオで多数の番組構成を担当。また関根勤主宰「カンコンキンシアター」の他、オリジナルコメディーやミュージカルの作・演出など、活動は多岐にわたる。
*本連載の1stシーズン【柴犬生活漂流記】は、こちら
*インスタグラム(ao20150721)で白柴「あお」が毎日、犬の目線で日々の出来事を投稿中! 

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