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2018.09.20

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人と犬の幸福な関係を目指して 〜こだわり人探訪 vol.6〜

「タニタで培ったノウハウをペットの健康に生かしたい」――Fanimal会長/谷田大輔

人とペットの幸せに健康面からアプローチするFanimal社。その会長を務めるのは、体脂肪計やタニタ食堂などで人の健康をプロデュースしてきた株式会社タニタの元会長、谷田大輔さんだ。人からペットへ。その舞台を移した谷田さんに、ペットの健康への思いや自社開発したプレミアムフード「Rhythm(リズム)」について聞いた。

#Foods / #Healthcare / #Lifestyle

Author :写真=大浦真吾 文=古川あや 撮影協力=ミト屋

人の健康を食でつくった経験をペットにも生かしたい

 タニタ食堂やタニタ社員食堂のレシピ本など、人の健康と食をつなげる事業を展開してきた谷田さんが、ペット業界に参入したのは2年前。

「子どもの頃は犬と暮らしていましたが、その後はペットに縁がなかったんです。しかし、以前老人ホームを訪れた際に、セラピードッグなど動物と触れ合うだけで入居者の方々がぱっと笑顔になる、そんな様子を見かけて、人とペットを結びつけて何かができるのでは? と考えました。そして、これまで長年にわたって人の健康づくりに関わってきた知識と経験は、ペットにも生かしていけると思ったんです」

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人の健康は食事と運動から成り立っているように、ペットの健康も食事と運動が重要という谷田会長が、Fanimalの社員たちと取り組んだのが「食」をサポートするフードの開発だ。

「人の場合、寝たきりになる時間をできるだけ減らすこと、つまり、心身ともに自立し、健康的に生活できる『健康寿命』をいかに延ばすかに関心が高まっています。それは、今や家族の一員となっているペットも同じだと思うんです。健康を維持するためには、人間同様に犬も"体型管理"が大切です。肥満はいろいろな病気につながりますが、日本で暮らす約6割の犬は肥満であるというデータもあるんですよ。
 かわいいから、喜ぶから、欲しがるからと言って、みなさん、ついつい食べ物を愛犬に与えてしまうんですね。でも、本当にかわいいなら、体型を管理してあげるべきだと思います。犬は勝手には食べられませんから、飼い主さん次第で簡単に痩せられますよね。でも、これも人間と同じで糖質を完全に断ったり、一品目ばかりを食べたりといった過剰なダイエットはよくありません。そこで、バランスのとれた高品質なフードでありながら、"体型管理"に適したフードの開発に取り組みました」

 そして、約1年をかけて誕生したのがプレミアムドッグフードの「Rhythm(リズム)」だ。

体型維持に最適な栄養バランスの安全・安心なフード

「Rhythm(リズム)」は、"理想的な体型を保つための栄養バランスが取れていること"、"安全・安心であること"をコンセプトに、栄養比率、食材、そして生産工場にいたるまで吟味に吟味を重ねて誕生した。

「犬のフードには人間の食事と違って味付けしないけれど、味気なくないのかな? 毎日の食事が味気ないと、心から健康と言えないんじゃないかな?」という谷田さんの想いから、「おいしさ」も追い求めたというレシピを見ると、実に多彩な食材が使われている。主原料はサーモンやトラウト、それに植物性炭水化物でありタンパク源となるひよこ豆やレンズ豆、さらにはアルファルファ、亜麻仁、乾燥クランベリーなどのスーパーフードの数々。

「主原料に50%以上のサーモンやトラウトを使用しているのは、消化しやすくアレルギーになりにくいたんぱく質だからです。また、サーモンやトラウトはEPA・DHAといったオメガ3脂肪酸を豊富に含んでおり、皮膚や被毛、脳の健康維持をサポートします。シニアになると認知症が多くみられる日本犬にもおススメですね。さらに、低GI(Glycemic Indexグリセミック・インデックス)の原材料を使用することで、糖の吸収の健康維持をサポートします。厳選した自然素材を使用するなど、原材料にも徹底してこだわりました。お客様からも、魚の香りが強いからか犬たちの食いつきもとても良いという声をいただいています」と、同社社長の漆原秀一さん。

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動物先進国イギリスの安全基準を満たした工場で生産

 ドッグフードを選ぶ時、飼い主のみなさんが気にするのは安全性だが、「Rhythm(リズム)」は動物の先進国イギリスの安全基準を満たし、BRC の認証を取得(グレードA)した工場で製造されている。

「高品質のフードを作る技術を持つ工場を世界中から厳選した結果、最後に残った」という施設で生産されたフードは、極力酸素に触れないようにパッキングされ、果物や野菜を運ぶ温度調節対応コンテナで日本へ運ばれてくる。そして、ペットフード専門の工場で、商品ごとにパッケージ詰めしているという。

「ドッグフードの劣化を極力抑えるために、内側にアルミ加工されたパッケージを使い防湿性・遮光性を高めています。また、3kgのドッグフードは600gの小袋5つのセットにしています。加えて、大型犬の飼主様にも利用していただきやすいように、12kgの大袋もラインナップに加えているんですよ」と、漆原社長は語る。

「Rhythm(リズム)」という商品名は、食事や運動の改善によって生活リズムを整え、それによって理想的な体型に近づけていくことという意味が込められているという。

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直径約7mmと、小型犬でも食べやすいサイズのフード。魚の風味が強く、食欲をそそる

「理想の体型に近づけるために、食の次に取り掛かってもらいたいのは運動です。犬だけでは散歩に行けませんから、飼い主さんも一緒に歩くことになりますよね。そうすると、自然と飼い主さんも健康になっていくんです。犬も人も健康で幸せになってほしいですね」

年代別のサプリを開発中、いつかはペット版タニタ食堂を!

 タニタといえば、体脂肪計を浮かべる人も多い。実は谷田さん、タニタ時代に動物の体脂肪計の開発を試みたことがあるという。動物の適正体脂肪量のデータがないこともあって断念したそうだが、Fanimalではすでに自身が使用していた「電気磁気治療器」を、ペット向け「電気磁気ユニット」(販売・レンタル)として企画、商品化し、ユーザーの評判も上々だという。この先の展開も気になるところだが......。

「ペットも年代によって必要な栄養のバランスは違ってくると思います。そこで、それぞれの年代に必要な栄養を補完するサプリメントのプロジェクトを進行しています。フードにプラスする形で食の改善をしていけたらと思います。そしてゆくゆくは、ペット版のタニタ食堂もオープンしてみたいですね。人だけでなくペットも健康でおいしい食事が楽しめるといいですよね」

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ラインナップは、理想的な体型の維持をサポートする「ヘルシーウェイト」、ダイエットが必要な犬や避妊、去勢後の太りやすい犬が理想的体型へ変わるための「ウェイトコントロール」の2種類。いずれも600g 1,548円、3kg(600g×5袋)6,883円、12kg(大袋)21,650円。表示価格はすべて税込
商品の詳細および購入は、Fanimal Marketまで。また、現在(9月20日時点)下記ショップでも取り扱いあり

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