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2018.08.30

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プロカメラマンに撮影のコツを習ってみたい!<後編>

愛犬の写真をかわいく&かっこよく撮る3つのポイント

docdog(ドックドッグ)のお客様、湯澤さん&ルークの持ち込み企画。人気カメラマン・大浦さんによるdocdog的愛犬写真教室の後編では、湯澤さんが撮影した写真の具体的な解説と意識すべき3つのポイント、そして大浦さんのお手本写真をご紹介します!

#Lifestyle

Author :写真=湯澤由佳、盛 孝大、大浦真吾 文=docdog編集部

これだけ意識すれば写真はガラッと変わる!

docdog(以下、dd):前編の最後で記載させていただいた、「3つのポイント」について順番に解説お願いします。

1.構図について

大浦:それでは、それぞれ解説していきますね。まずは「構図」です。これは、ざっくり言ってしまうと被写体の配置と背景の処理なんです。撮影している時って、撮影者の視野に入っているものすべてを見てしまっているのであんまり気にしていないかもしれませんが、写真にしてしまうとカメラの画角にバシッと切り取られてしまうので、後から見るとちょっと気持ち悪かったり、収まりが悪かったりするんです。

湯澤:なるほど~。ついついファインダーやモニターの真ん中でピントと合わせてそのまま撮ってしまいますからね。

大浦:そのあたりを踏まえて、湯澤さんと同じテーマで撮影した僕の写真を見ていきましょう。

①動きがある写真/動きのない写真(大浦先生)

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大浦:似たような写真になってしまいましたが、特に動きがあるものを撮ろうとするとき、どうしてもカメラのセンターに被写体を置いてしまいがちなのですが、進行方向側や顔が向いている方、目線がある方を、その逆側より少し空間を開けてあげるとより写真に動きが出ます。また、動きがないものの場合でも、体や頭、目線の向きを意識して同様にスペースを取ってあげると写真としての表情もでてきますね。
それから、これはなかなか説明というかアドバイス難しいところなのですが、被写体と背景との距離が近いようなシチュエーションでは、背景は極力シンプルにした方が、より被写体が引き立ちます。入れたとしても、例えばさし色になるような植物などを1つくらいだと思います。また、基本は地面に対してカメラは水平をキープして撮ると良いですよ。微妙に水平ができていなかったりすると、それだけで違和感になってしまうこともあるので。これは、ファインダーやモニターを注視してしまうとなかなか難しいのですが、だんだん慣れてくるので練習してみてください。

2.目線(撮影者/被写体)について

dd:これは湯澤さんバッチリできていたんじゃないですか?

湯澤:はい、これはまぁまぁできたんじゃないかと思います。

大浦:おっしゃる通り、これはほぼパーフェクトですね。しゃがんだり寝そべったり、ルークの顔の高さ、目線の高さにしっかりカメラを合わせていました。また、ルークの視線も大好きなおもちゃを使って上手にコントロールしていたので、さすがだなと(笑)。

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大浦人間の子どもや赤ちゃんの写真などでも、基本的にはカメラの高さを低く構えて被写体の目線で撮影した方が撮影者の存在を感じさせないというか、被写体との距離感がグッと詰まった雰囲気が出せると僕は考えています。また、ついついカメラ目線でばかり撮りたくなってしまうのですが、視線を外させて上手にフレーミングしてあげると、動きが出せたりちょっとした物語を演出できたりするので、チャレンジしてみてください。

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②ルークとの距離が近い写真/離れた写真(大浦先生)

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大浦:それから、ピントを合わせるポイントも意識しておきたいところです。これは生き物の場合、基本的にはすべて目に合わせるようにしましょう。フレームの真ん中に被写体を収め、そのままなんとなくシャッター切ってしまうとおそらく顔には合ってくるので、離れた写真ではいいのですが寄り(クローズアップ)の写真だと犬の場合鼻に合ってしまって目はピンボケしちゃうことが多くなっちゃうんですよね。湯澤さんが撮影した「②ルークとの距離が近い写真」は、鼻にピントがきてしまって目に合っていないですね。

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湯澤:あ、ほんとだ。そう言われると、鼻にばっかり目がいってしまう......笑

大浦特に寄った写真で目にバシッとピントが合うと、絵に力が出てきますね。大げさですけど生命力が感じられるというか。iPhoneもそうですが今のカメラはタッチパネルで簡単にピントの位置を決められるので、構図全体を意識しながらフレームのセンターばかりではなく、視線や顔の向きなども意識してしっかり目にフォーカスしてみてください。

3.光の使い方について

dd:さて、いよいよ最後のポイントです。これ、難易度高めな気がしますが、大丈夫ですか?

大浦:大丈夫です。超簡単に説明します。というか、アドバイスしたいと思います。真正面や真後ろから光が差し込むような撮り方は避けて、斜光と言うのですが、斜めからの光を上手に使うと、立体感が出しやすいと思います。順光(外であれば撮影者が太陽を背にして撮る場合)の場合も、真正面からの光だとどうしてものっぺりしちゃうんです。少し斜めからの光にしてあげるだけで、奥行きが出て写真に深みが増しますね。逆光(被写体が太陽/光源を背に取る場合)も、順光より難易度は上がりますが上手に使えるととても雰囲気のある写真になりますね。

湯澤:このポイント、とても勉強になりました。ちょっといろいろ試してみたくなりました。今度散歩や出かけた先で意識してみます!

③順光の写真/逆光の写真(大浦先生)

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大浦:逆光の時などに使えるテクニックとして、白い布(タオルやTシャツなどでOK)や紙を使ってレフ板代わりにしてしまうといいですよ。

dd:レフ板って、よくアシスタントの人が持っている白や銀のやつですね。

大浦:そうです。逆光の場合、被写体の顔が暗くなりすぎてしまったり、顔に明るさを合わせると背景が白く飛び過ぎてしまったりするのを、この即席レフ板で光を回してあげればこの陰影が付きすぎるところをなじませることが可能です。また、レフ版を使うと被写体の目にキャッチライトを入れることもできますね。

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湯澤:キャッチライトってなんですか??

大浦:よくグラビアなどのアイドルの写真で、目にキラッと入っている白い光のことです。レフ板に光を反射させて、顔にあててあげると、瞳のあたりに光が入って顔全体も明るく見えるんです。これがあるのとないのとで、全然違いますね。ぜひ試してみてください。

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dd:ほんとに駆け足でというか、ポイントをかいつまんでレクチャーいただきましたが、企画発起人として、湯澤さんどうでした?

湯澤:とても楽しかったし、いい気付きになりました! ほんとはお外でやりたかったですが、この暑さでは仕方ないですね。

dd:今度何組か参加者募って、愛犬写真教室の外ロケ編もやってみたいですね。

大浦:ぜひぜひ! またお声掛けいただければどこでも行きますので。

dd:10月頃、BBQしながらとか、良さげじゃないですか? 「インスタ映え」しそうですし(笑)。では、またその際には読者のみなさんにもお声掛けしますのでご参加ください。もちろん、湯澤さんも!

◎プロフィール

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大浦真吾(おおうら しんご)
1987年4月16日生まれ。大学卒業後、専門学校でwebデザインを専攻。在学中に写真の楽しさに出会い、2012年より『Studio sarrut』にて、カメラマンの永田氏に師事。
アシスタント生活を経て、現在はdocdogをはじめWEB、雑誌媒体を中心にカメラマンとして活動中。

掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法等により保護されています。



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