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2018.08.16

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涼しいお部屋で愛犬との絆を深めるひと工夫<後編>

室内遊びのバリエーションを増やせば愛犬も退屈知らず

人間にとっても厳しい夏。体温調節できないうえに、毛皮まで着ている犬たちを暑さから守るためには、どうしても運動量が不足してしまいます。運動させてあげたいけど、できない、そんなジレンマを抱える飼い主のみなさんに、後編ではさまざまな「室内遊び」を具体的に紹介します。

#Activity / #Lifestyle

Author :写真・文=古川あや

室内遊びでストレス発散!

サーチゲーム

 ノーズワークを楽しむ方も増えているが、もっと手軽なのがサーチゲーム。準備するのはおやつやお気に入りのおもちゃ。初めてのコでもすぐに楽しめる。

①「マテ」や「おすわり」をさせて、犬の見ている前でおやつをかくす
②おやつを探すように送り出す際に「サーチ」や「探せ」のコマンドを出す

 以上を数回繰り返せば、「サーチ」や「探せ」のコマンドを犬は理解する。そうすれば、少し離れた場所でマテさせて、犬に見えないようにおやつを隠しての「サーチゲーム」にレベルアップしていこう。

 留守番が苦手な愛犬の飼い主の方で、ドッグトレーナーのアドバイスを受け、外出時には家中におやつを隠しているという人の話を聞いたことがある。分離不安気味だったその犬はすっかりその遊びが気に入って、飼い主が出かける準備をすると、嬉しそうに出かけるのを待つようになったそうだ。

*箱を使ったアレンジも
見つけたおやつをそのまま食べるのが拾い食いにつながりそうで気になる、という場合は、愛犬がくわえやすいサイズの箱におやつを入れて使うといい。犬が箱を見つけたら、いったん受け取って、箱からおやつを出してあげよう。レトリーブの要素もプラスできる。

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シェルゲーム(どっちゲーム)

 中が見えないカップや容器を3つ、犬の視線の高さの台を準備する。犬が見ている前でその内の1つにおやつを入れて、シャッフルする。犬は気になるカップを鼻や前足でつつくので、そのカップをあけて、おやつがあれば大成功!犬はおやつのありかをニオイや音から判断するそうだ。いろいろな感覚を使って考える時間が精神的に良い刺激を与えるし、問題解決スキルを積み重ねることになるという。間違えても叱ったり、がっかりしたりするのはNG。ゲームは楽しく!を忘れないで。

 他にも、別室に隠れた飼い主を探す「かくれんぼゲーム」、ロープや結んだタオルで綱引きする「引っ張りっこゲーム」などがある。ボランティア先のシェルターで時々遊んだのが「おいでゲーム」。2人以上の人間が数メートル離れて、犬の名前を呼ぶ。道具も使わない、シンプルな遊びだが、犬は嬉しそうに駆け寄ってくる。もちろん、駆け寄ってきた犬へのご褒美は忘れないで。呼び戻しの練習にもなる。

アイデア次第でリビングがアジリティフィールドに!

リビングルーム・アジリティ

 家具や手軽な小物を使って、リビングをアジリティの場所に変えることもできる。例えば......

■スラローム
・椅子や植木鉢などを等間隔に起き、その間を通り抜ける
・椅子と椅子の間に張ったロープから、コースターなどを結びつけたヒモを垂らす

■トンネル
・ヨガマットを筒状にして、洗濯バサミで留める
・大きなダンボール箱の底を折りたたむかカットし、筒状にする
・人間が四つん這いになって背中を曲げて高さを確保し、くぐらせる

■ハードル
・椅子やダンボールなどを対で準備し、その間に棒などを渡して軽く固定する(ぶつかれば外れる程度にしておくこと)。最初は棒を床に直置きするなどして、徐々に高くしていこう
・人間の脚。足先を求める高さの台に置けば平行になる

■迷路
・床に敷くウレタンやコルク製のジョイントマットを立てて繋ぎ、壁にする

■バランス歩き
・座布団やクッション、ビーチマットの上など、平らでない不安定な場所を歩かせる。全身のバランス感覚が鍛えられる
(こうした、シニア犬向けのリハビリを応用すると、静かな動きながら全身バランスや筋肉を鍛える効果がある)

 気持ちは通じていても、言葉でのコミュニケーションができない私たち。初めて見る道具や環境に愛犬は多少なりとも戸惑うはずだ。最初は飼い主さんが実際に障害物を通り抜けて見本を見せたり、おやつを使って誘導したり、遊び方を教えてあげよう。うまくいかなくても無理強いはせずに、愛犬のペースで慣れていくのを見守って。いろいろな遊びの経験を積むうちに、ゲームに対する理解力も高まっていく。

☆合わせて読んでおきたい ~編集部オススメ記事~

知育おもちゃを手作り

 市販の知育おもちゃも増え、手軽に購入できるようになったが、身近にあるものを使って自作もできる。なにより、工作している飼い主を愛犬たちは興味津々の目でみつめる。この時点から、犬たちへの精神的な刺激は始まっているのだ!

くるくるボトル

■材料:ペットボトル、丸い棒(園芸用の支柱など)
ペットボトルに穴をあけて棒を通し、ペットボトルにトリーツを入れる。長さのある棒ならペットボトルを2~3個設置してもいい。おやつを食べるため、つついたり、噛んだり、いろんなアプローチを試していく

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 いずれの場合も、①滑ったり、物にぶつかったりしないよう遊ぶエリアの環境に配慮する、②先が尖っているものや金属製のもの、誤飲につながる小さなものは排除する、③犬だけで遊べるものでも必ず見守るなど、怪我や事故につながらないよう細心の注意を払おう。

 犬との室内遊びは、飼い主のいろいろなアイデアでどんどん広がっていく。いち飼い主としては、それぞれの遊びに愛犬がどんな反応をするのかも楽しい。夏の暑い日はもちろん、雨の日、そして怪我や病気など、飼い主さんの側の事情であまり散歩ができない時に備えて、ぜひ"室内遊び"の引き出しを増やしておこう!

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