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2018.08.15

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涼しいお部屋で愛犬との絆を深めるひと工夫<前編>

暑い夏、愛犬との室内遊びで上手にエネルギーを発散させよう!

立秋を過ぎましたが、連日30℃を超える日が続いています。涼しいはずの早朝も、太陽が沈んだ後も、とにかく暑くて犬たちを「安全に」十分な散歩や運動をさせるのは難しい......。エアコンの効いた室内は快適だけど、愛犬たちはなんだか退屈そうです。そこで、快適な部屋の中でもできる、さまざまな室内アクティビティをご紹介します。

#Activity / #Lifestyle

Author :写真・文=古川あや

夏の外遊びは命の危険にもつながる!

 過去記事、「愛犬のための熱中症対策マニュアル」でご紹介しているように、夏場の外遊びは、熱中症のリスクが伴う。「気温が下がる早朝や日が沈んでから散歩をする」「冷却効果が期待できる衣服や保冷剤を使う」など、さまざまな暑さ対策をとっていても、愛犬はいつしかパンティングを始め、散歩や外遊びを切り上げることに......。

 重篤な場合には死に至り、回復しても臓器に後遺症が残る場合もある熱中症予防のためには、多少の運動不足は仕方ない。だが、散歩時間が短くなるとエネルギー消費も落ちるし、音、においなど散歩中に受ける刺激の量も減る。そうなると愛犬はストレスをためがちで、ちょっとしたことをきっかけに、いたずらなどの問題行動につながってしまうこともある。

 犬の幸福度を維持するために欠かせない「運動」と「精神的刺激」を確保するために、おすすめしたいのが、室内でいろいろなアクティビティを楽しむこと。公園やドッグランのように思い切り走り回ることはできなくても、「頭」を同時に使うことで、かなりのエネルギーを発散できる。ちなみに、我が家には元気いっぱいのラブラドール・レトリーバーがいるが、1日にいろんな室内アクティビティを取り混ぜ、遊ぶ、寝る、遊ぶ、寝るを繰り返し、エネルギーの放出につとめている。

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集中できる室内環境を生かしてトレーニング

 いろいろな刺激を受ける屋外とは違って、室内なら環境のコントロールができるという利点がある。犬の注意を引きそうな刺激物を片付けて、①すでに習得しているコマンドを復習して強化したり、②普段「できるといいな」と思っていたことを新しく教えたりしてみよう。

 トレーニングは精神的な刺激になるし、何かを習得することは愛犬の自信につながる。家庭によって、愛犬に求めるスキルはさまざまだと思うが、例えば、指定したマットの上にコマンドで座っていられれば、カフェなどの公共の場でも役に立つ。それぞれのライフスタイルに合わせて、我が家オリジナルなスキルにチャレンジするいい機会だ。

クリッカートレーニングを取り入れよう

トレーニングの際に、短い音を出すクリッカーを使ってみよう。クリッカーの音は犬に、「Good!」の声かけと同じメッセージを伝えるが、好ましい行動をしたその瞬間を捉えることができるという利点がある。以前、ボランティアをしたアメリカの動物シェルターでも導入されていたが、犬たちはたいていすぐにそのルールを習得していった。飼い主と愛犬のコミュニケーションの道具として使えるようになれば、トレーニングもスムーズに進む。カチャっという高い音が苦手なコには、少し柔らかな音がするタイプもある。

いろいろなゲームで、頭を使った室内遊び

 パズルゲームなどの市販の知育おもちゃ等を利用してもいいが、引っ張りっこ、おやつ探し、もってこいゲームなどなど、飼い主と愛犬がなんらかのやり取りをする"対話型"の遊びがオススメだ。両者の関係も深まるし、なによりお互いが楽しい。

 かくれんぼゲームや宝探しゲームのように、「待て」ができないと成立しないものもあるし、そうでない場合でも、「引っ張りっこはコマンドで始め、コマンドで終わる」とか、「もってこいゲームでボールを投げるときは必ずおすわりさせる」など、ゲームの中にトレーニング要素を組み込んでみよう。

 愛犬は目を輝かせてゲームに熱中するはずだ。そしてそんな時は、「うれしい」「たのしい」「もっと!!」という興奮状態をコントロールする練習をする絶好の機会だ。5分遊んだら必ず休憩を挟むなど、メリハリをしっかりつけよう。

じっくり向き合う時間がとれない場合

"対話型"のゲームは、愛犬の動きを観察して、的確な指示を出したり、上手に誘導したりが必要なので、愛犬だけでなく私たち人間の側にも集中力が必要だ。少し休みたい、でも愛犬を何かに夢中にさせておきたい、という場合には、詰め物をしたコングやビジーボックスなどが便利だ。これらはボランティア先のシェルターで取り入れられていて、犬たちに人気だった。もちろん、誤飲防止のために見守りは必要だが、一定の時間集中してくれる。

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工夫次第でリビングがアジリティのフィールドに!

 室内でできる運動には制限があるが、工夫を凝らせば、思いのほかたくさんの運動ができるし、運動量をあげることも可能だ。

 例えばアジリティ。アジリティとはいっても、競技などで使うようなトンネルやシーソー台ではなく、身近にあるもので小さな障害物を準備できれば十分だ。例えば、愛犬が通り抜けられるぐらいのサイズのダンボールがあれば、底を抜いて、短いトンネルを作れるし、椅子と園芸用の支柱などを組み合わせてハードルを作ることもできる。自宅にあるものや、身近なところで調達できるモノを使って、愛犬に無理のない「障害物」を設定してみよう。

 バランスボールやシニア犬向けのリハビリ運動など、動きは少なくてもしっかりと筋肉や体幹を鍛えるエクササイズを取り入れるのも一案だ。

 なお、室内での運動の際に注意したいのが、ケガや事故。道具を使う場合にはその安全性はしっかり確認し、事故につながりそうな物は遊ぶ場所から徹底的に排除しておく。ゲームの時と同様に愛犬が過剰に興奮しないような管理も必要だ。また、床がフローリングの場合には、愛犬が滑ってしまわないような工夫を忘れずに。

 次回は各アクティビティの具体的内容や手作りできるグッズなどを紹介します。

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