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お手入れ

2020.01.24

プロトリマー直伝! 正しいケアのコツ vol.6<爪切り編>

【トリマー監修】犬の爪切り講座|ギロチンタイプの使い方を丁寧に解説

犬に爪切りは必要ないと思っている人もいるかもしれませんが、フローリングの床などを歩くときカチカチ音がするようなら切りどきです。爪が伸びていると、指の関節にも影響して痛みや歩きにくさを感じたり、フローリングの床などで滑りやすくなったり、どこかに引っ掛けてしまったりする危険性もあります。しっかり散歩をしていれば爪はある程度すり減るものの、運動量の少ない小型犬や高齢犬などは爪が伸びやすく、地面につかない狼爪がある場合もケアは必須。そこで、上手な爪切りのコツを、JKCトリマー教士であり、東京愛犬専門学校の講師でもある渡辺まゆみ先生に教えてもらいました!

#Healthcare

Author :写真=永田雅裕 文=山賀沙耶

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犬の爪切りをする際に用意するもの

今回、爪切りに使う道具はこちら。渡辺先生のおすすめアイテムにはリンクを張ってあるので、チェックしてみて。

  • ●爪切り(ギロチンタイプ)

◎ライフ ペットマニキュアキット(爪切り&やすりセット)
初心者でも扱いやすいギロチンタイプの爪切りと、やすりのセット。日本刀と同じ鋼を使用していて切れ味がよく、愛犬にも飼い主にも負担をかけにくい。


  • ●爪やすり
    切った後の爪の角を丸くするのに使う。

  • ●止血剤

◎クイックストップ
長年世界的に愛用されてきた、粉タイプの止血剤。湿気に弱いため、乾燥した場所で保存を。


犬の爪切りの手順とポイント

 爪切りにはギロチンタイプとニッパータイプなど、さまざまな種類があるが、今回は使い方が難しいと言われているギロチンタイプで実践。まず持ち方としては、真っ直ぐな面に親指を当て、握るようにして持つ。

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犬の爪切りポイント①:後ろ脚の爪から切り始める

犬は後ろ脚の爪のほうが短いため、前脚から切ると後ろ脚の爪を切りすぎてしまいがち。また、後ろ脚のケアのほうが犬も嫌がりにくい。

犬の爪切りポイント②:指球の根元を押さえて爪を出す

爪切りを持つのと反対の手で、肉球の指の根元を押し、爪が切りやすいように出す。

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犬の爪切りポイント③:2回に分けて爪を切る

下の写真のように、①、②の2回に分けて爪を切る。特に爪が黒くてどこまで切っていいかわかりづらい場合は、切りすぎないよう少しずつ切ろう。

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1回目は、①の角度で切る。爪切りの向きに注意! 親指の腹を犬の爪側に向けて、爪の下から爪切りを入れるイメージで。

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2回目は②の角度で切る。

 

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脚1本分の爪を切り終わったら、爪やすりをかけて角を丸く仕上げる。

 

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犬の爪切りポイント④:狼爪も忘れずに!

狼爪(脚の内側の、親指に当たる位置にある爪)が伸びていると、折れたり、肉球に突き刺さったり、布などに引っ掛けて骨折してしまったりと危険。狼爪のあるコは忘れずに切ろう。生まれつき狼爪のないコや、ブリーダーでカットされているコもいる。

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犬の爪切りポイント⑤:止血剤は常にそばに置いておく

爪の中には血管があり、爪を切りすぎると血管まで切ってしまって出血することも。そんなときにすぐ対処できるように、爪切り中は止血剤を手の届くところに置いておこう。もし血が出てしまった場合は、コットンを当てて押さえておき、切り口に少しだけ止血剤をつけると止まる。

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いきなり無理やり押さえつけて爪切りをするのではなく、ごほうびを使いながら少しずつ慣れさせよう。一度嫌な思いをさせてしまうと、再度慣れさせるのはさらに大変になる。うまくできない場合は、最初はトリミングサロンや動物病院にお願いし、少しずつ練習を!

◎監修者プロフィール
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渡辺まゆみ先生

JKCトリマー教士。東京愛犬専門学校講師。東京都江戸川区にてボランティア活動を行う、ペット共生ネットワーク「わんず・どりー夢」代表。著書に『ドッグ・グルーマーズ プロフェッショナル・ワークブック』(インターズー刊)などがある。

  • 公開日:

    2018.05.17

  • 更新日:

    2020.01.24

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