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2018.04.24

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元シェアハウス犬ベルの、7歳からの生活見直し日記 vol.12

ベル、ついに歯の治療をする

心臓病の治療中のベルですが、もう一つ気になっていたのが、歯。もともと歯垢や歯石がついていたのですが、最近口臭も気になり始めて、ついにガッツリ治療することに! 

#Lifestyle

Author :写真・文=山賀沙耶

口臭の原因は......欠けた歯!?

 みなさん、愛犬の歯磨きしていますか? うちは、しなきゃな〜と思いつつ、ごほうびの食べ物にあまり興味がなく、しかもすでにシニアになったベルに、まず口に触られるところから慣れさせて、それから歯に触って、歯ブラシを当てて、歯ブラシを動かして......って、歯が磨けるようになるまでを考えると気が遠くなってしまい、なかなかできていませんでした。

 しかも、ベルはうちに来た時点ですでにけっこう歯石がついていて、病院で歯石取りの相談をしたところ、
「まずは歯磨き習慣をつけてからのほうがいいですよ。そうしないと、せっかく歯石を取ってもまたついてしまうので」
 と言われて、どちらも何となく延び延びになってしまっていたのです。

 ところが、最近急に口臭がひどくなってきて、このままじゃマズいなと思い改めて先生に相談してみました。

「実はベルくん、左の上の前臼歯が欠けてるんですよ」
 とのこと。「えっ!?」と思って改めて見せてもらうと、歯石がガッツリついているところがよーく見ると確かに欠けていました。

「歯が欠けているせいでここに歯石が溜まりやすくなっているし、もしかして中に細菌が入って化膿しているかもしれませんね」

 結果、今回のベルの場合、抜歯をしたほうがいいかもしれないとのこと。

180415_02.jpg

 ご存知の方も多いと思いますが、歯が悪いと、歯が痛くなったり口臭がひどくなったりするだけでなく、歯の細菌が体内に入って内臓に影響を与えることもあります。それを考えると、一刻も早く処置をしてもらわなければ。

 ベルは心臓が悪いので、健康な犬より全身麻酔のリスクが高いのですが、先生も心臓が悪化する前に治療をしたほうがいいということに......。そこで、さっそく全身麻酔での歯石取りと欠けた歯の治療をお願いすることになりました。

これでお別れかも......と万が一を覚悟

 全身麻酔で治療をするに当たって、まずは1週間前に血液検査。前回の検査から半年ぐらい経っていたので、ちょうどいい機会でもありました。

「検査結果が出るのに1週間ぐらいかかるので、また結果は後日お知らせします」
 と言われ、いちおう問題がないという前提で、1週間後に歯の治療の予約をしました。

 そして1週間後、まずは午前中にベルを預けに病院へ。手術の前に、同意書に記入します。

180415_03.jpg

 血液検査の結果も問題無かったので、そのままベルを預かってもらってお昼に治療をし、夕方以降に引き取ることになりました。

 先生に「問題ないと思いますよ」と言われているとはいえ、全身麻酔なので何があるかはわかりません。「事故・死亡に関しては〜〜」と書かれた同意書に記入したのもあって、「もしかしたらこれでベルとはお別れになるかもしれない」という気持ちが湧き上がってきて、「ベル、がんばってね!」と励まして病院を出ました。

 そして夕方、病院から私の電話に着信があり、ドキドキして折り返すと、
「治療はうまくいきました。ただ、心臓のこともあるので、もう1日病院で預からせてもらって、明日のお迎えでも大丈夫ですか?」
 と先生。もしかして何かあったのかな? と若干心配になりつつも、「わかりました」と言って、翌朝迎えに......。一刻も早くベルに会いたいと思ったのですが、まずはベル抜きで歯の状態の説明から。

「歯石除去と、欠けていた歯を抜きました。欠けたところから神経が外に出てしまっている状態だったので、その歯を左右に割って抜いて、抜いた後の歯茎を縫ってあります」
 と、先生はどこをどのように割って抜いたか、図を書いて説明してくれました。それにしても、あの硬い歯を割って抜くとは......。

「抜いた歯、持って帰りますか? ただ、細菌がいっぱい付いているので、気をつけてくださいね」
 ということでもらってきたのが、これ。確かに、歯が割られています。

180415_04.jpg

「1週間、抗生剤と消炎剤を飲ませてください。それと、傷が開いてしまわないように、ごはんは柔らかいものにしてください」
 と言われて、あっさり診察終わり。

 そして、受付でようやく再会したベルは、冒頭の写真のように、エリザベスカラーを着けられ、うらめしそうな顔をしていました。あとから先生に聞いたところによると、歯を気にして前足で引っかいたりして、縫ったところが開いてしまうことがあるそう。
 何はともあれ、無事に治療を終えて帰宅することができて、ほっとしました。

歯磨き習慣があれば不要なリスクだった

 それからしばらくは、ドライフードに鶏肉とそのゆで汁をかけて、スプーンでぐちゃぐちゃにしたものを与えていましたが、これはいいにおいもするし食べやすいようで、パクパク食べていました。薬もその中に混ぜ込んでいたので、問題ナシ。

 ただ、しばらくは歯茎が痛いかもしれないとのことで、歯の状態を見るのはやめておきました。これで嫌がられて、余計歯磨きが苦手になっても困るので。

 治療から4日後と1週間後の2回、先生に診てもらったところ、経過は順調。抜糸はしなくていいのか気になって聞いたところ、
「この糸は、自然に溶けてなくなるので、ベルくんが気にしないようなら抜糸はしません」
 とのこと。確かに、また抜糸のために犬を抑えて処置するのも大変だし、溶ける糸とは便利!

 治療から1週間以上経って、そろそろいいかなと思ったので、今の歯のようすを写真に撮ってみました。

180415_05.jpg

 歯石や歯垢が取れてピカピカ! 欠けて歯石のついていた歯はなくなり、歯茎はほとんどくっついているようす(口の中の傷は治りやすいそうです)。よく見ると、透明の縫った糸はまだ残っています。悪くなっていた歯を抜いたからか、ひどかった口臭も治まりました。

 ちなみに、気になる治療費ですが、血液検査20,000円程度、全身麻酔関係15,000円程度、歯石除去とポリッシング25,000円程度、抜歯5,000円程度、薬500円程度、エリザベスカラー3,000円程度、再診料各500円程度で、ざっと65,000円ほど。

 きちんと歯磨き習慣がついていれば、一部は不要のお金だっただろうし、何より不要のリスクであったとつくづく思いました。

 今は、日々歯磨きの練習中。リラックスポジションと口や歯に触るところまでは問題ないのですが、器具を当てられるのが嫌なようで、まだ磨くところまで至っていません。長い道のりですが......、みなさん一緒にがんばりましょう!

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