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2018.03.07

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ケガした時、具合が悪くなった時、応急処置できる準備は整っている?

愛犬用救急箱に揃えておきたいアイテムをご紹介!

飼い主がどんなに気をつけていても、体を動かすのが好きな犬たちにとってケガはつきもの。それどころか、ちょっとした生活の変化で体調を崩してしまうこともある。もしもの時に慌てないように、簡単な応急処置ができる「愛犬用救急箱」をぜひ準備しておこう。

#activity / #lifestyle

Author :写真=古川あや、Susan Schmitz/Shutterstock.com 文=古川あや 監修=小林辰也・御神村友樹(docdog所属獣医師)

人間用の救急箱の隣に、愛犬用を準備しよう

 お腹を壊しやすい、皮膚トラブルになりやすいなど、愛犬の体質によって、かかりつけの獣医師指導の元、日頃から常備薬を準備しているという家庭は多いはずだ。その一方で、もしもの時のケガに備えて包帯やガーゼなどをセットした救急箱はどうだろう。人間用の救急箱はほとんどの家庭で備えているが、犬用となると普及率はかなり低くなると思う。

 ケガをしたり、体調を崩したりした場合には、獣医師に診てもらうことが大前提とはいえ、その場で応急処置が必要となることもあるし、すぐに動物病院に連れていけない状況も起こり得る。そんな時に、必要な処置をすることは飼い主の義務だといってもいいだろう。適切な応急処置を行えるだけの正しい知識と道具を前もって準備しておきたい。

愛犬用救急箱の準備

 包帯やガーゼなど、人間用の製品と共通するものも多いが、犬用の製品を使うことで、格段に手当がしやすくなるものも少なくない。多少かさばるが旅行先やお出かけ先にもそのまま持っていけるので、愛犬専用の救急箱をこの機会にぜひ準備しておこう。

 ペット用救急箱として販売されているものもあるが、docdogではすでに自宅にあるものを生かす"do-it-yourself=DIY"方式をオススメしたい。人間用の救急箱をベースに、足りないものを加えるのも一つの方法だ。我が家オリジナルの犬用救急箱に入れておきたい品々を、アメリカケンネルクラブ、AVMA(American Veterinary Medical Association)のリスト、docdog所属獣医師の意見を参考にご紹介する。ちなみに今回は、災害時などの避難セットではなく、日常生活での使用を前提にしている。

  • 【必ず揃えておきたい基本グッズ】
  • ■各種書類のコピー
    緊急の場合、予防接種や過去の治療、投薬などの医療記録を必要とする場合も出てくる。鑑札やマイクロチップ番号なども含めて、関係書類のコピーをとって救急箱に備えておこう。
  • 包帯、粘着性伸縮包帯
    止血や、傷の保護に使う。包帯は、マズルカバー(口輪)を必要とする場合にも代用できる。また、止血の場合は裂いた布でも代用可能。粘着性のタイプは巻き直しが可能で、留め具なしに固定もできるので便利だが、巻いているうちに締まりすぎてしまうこともあるため、使用の際は短時間にとどめる、またはガーゼの上から緩めに巻くなどの工夫を。ペット用のものを使用すること。
  • ガーゼ、くっつかないガーゼ
    傷の保護、軽く圧迫しての止血にも使える。くっつかないタイプなら取り替える際に痛みが少ない。上記の粘着性伸縮性包帯を使う場合がセットでの使用を推奨する。
  • ■薬
    かかりつけの獣医から処方されているものがあれば予備を備えておく。クルマに慣れていないコの場合、酔い止めもあるといい。
  • ■はさみ
  • ■タオルやブランケット
    体を包んで温めたり、綺麗にしたり、様々な用途に使える。大小サイズのものを揃えておくといい。大きなものは、傷ついた犬を運ぶこともできる。
  • ■予備のリードやカラー
    旅先などでなくした、事故や緊急の場合にカラーなどが外れた、という場合に備えよう。
  • ウェットティッシュ
    アルコールなどの入っていない純水のウェットティッシュがおすすめ。赤ちゃん用のおしりふきなども代用できる。
  • ■ビニール袋/ガムテープ
    傷をカバーしたり、汚物を入れたりする等、さまざまな使い方ができて便利。
  • 【あると便利なグッズ】
  • 止血剤(クイックストップ)
    爪を切りすぎた場合や爪が割れた場合、大量に出血することがあるので止血剤も準備しよう。
  • 生理食塩水
    傷の洗浄に。生理食塩水で洗うと、真水で洗うより沁みづらい。コンタクトレンズ用の生理食塩水でも可。
  • スポイトやシリンジ
    傷口を洗ったり、投薬したりする場合にも使える。
  • エリザベスカラー
    患部を舐めるのを防ぐ。
  • ソフトマズル(口輪)
    普段穏やかな子でも、ケガをしたり、事故に遭ったりした場合には、パニックになり噛んでしまう子もいる。ただし、吐いたり、息苦しそうにしたりしている場合には使わないこと。
  • ■コットンや綿棒/絆創膏
  • ■水
  • 【出番は少ないけれど、いざという時に役立つグッズ】
  • ■ピンセット
  • ■デジタルの体温計
    人間とは違い、犬が体温計を必要とする場面はほとんどないが、体温は健康のバロメーターでもある。犬の平熱は一般に38℃~39℃。ただし、愛犬に元気がない、苦しそうにしているときは、とにかくすぐに動物病院へ連れていこう。
  • ■水溶性の潤滑ゼリーやワセリン
    傷などの保護、また、体温計をスムーズに使うために使える。
  • ■拡大鏡
    手元を見るために
  • ■懐中電灯

その他気を付けるべきこと

 切り傷などの消毒に備えたい場合には、オキシドールなどの消毒液は刺激が強すぎるため使用は避けよう。人間用の消毒用イソジンを希釈して使うのがおすすめだ。他にも患部を冷やすための氷のう、ウェットティッシュ、いろいろな用途に使えるビニール袋、ガムテープなどを備えておくといいだろう。

 また、docdogとしては、足先の保護のために靴・靴下も準備しておくのをおすすめする。外傷や刺激物から肉球を守ることができるのはもちろんのこと、トラブルの際、傷の保護やなめ防止にとても便利だ。やわらかな素材なので患部の刺激も少なく、散歩の際も患部を清潔に保てる。また、短時間の仕様に限るが使い捨てのビニール手袋と2重に重ねれば、水分をしっかりブロックすることも可能だ。

 注意したいのが、異物誤飲や中毒症状の場合。吐き出させようと何かを飲ませたり食べさせたりすると内視鏡で取り出せなくなってしまうので、症状が出ていなくてもすぐに病院に連れていこう。ちなみに、内視鏡の使用には麻酔が欠かせないことからリスクも伴う。獣医師は確実に異物を食べているのか、食べたとしたらどれくらいの分量だったのか、といった情報から、どういった処置をするのかを判断するので、きちんと説明できるように状況を確認したい。

 救急箱を準備した後も、定期的に消費期限などを確認することを忘れずに! その際には、愛犬の年齢や健康状態に合わせて、救急箱の中身を変えておくことも考えたい。救急箱が必要な場面に遭わないのが一番だが、転ばぬ先の杖、準備がまだの方は、この機会にぜひそろえておこう。

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「よけいなものは排除してシンプルに。犬の肌にいいものは、自然環境にもいい」 ――Qcompany代表/桜井 求

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