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2018.03.13

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編集長 前島の「ハッピー・ドッグライフ!」 vol.12

狩猟、猟犬への興味から山へ

最近、「山」への興味が止まらない......。ということもあって、ここのところ読む本がすっかり「山」に関するものばかり。そこで、昨年7月の投稿以来2回目となるオススメ書籍を紹介しよう。犬との暮らしについても、多くの気付きを得ることができた。というか、価値観が変わりつつある......(単純な性格なのかも)。

#lifestyle

Author :写真・文=前島大介(編集部)

 きっかけは、狩猟、猟犬について関心を持つようになってから。年始には短期集中連載の猟犬スペシャルを企画し、それがきっかけで宮崎へイノシシ猟に同行することになった(宮崎での実猟同行取材の様子は、近日中に公開予定)。それらを通して、これまでのキャンプや山歩きでは感じることのなかった、山そのもの、そこで暮らす野生動物や植生含めた自然そのものに対して、興味が向き始めてしまった。そんな時に出会った本が、この3冊だ。




『オオカミの護符』(新潮文庫)/小倉美惠子


著者の小倉さんが生まれ育ったのは、神奈川県川崎市宮前区土橋。そんな土橋のご実家、土蔵に貼られた一枚の御札をきっかけに、御岳山をはじめとする関東甲信の山々へ出かけそのルーツを探っていくノンフィクションだ。表紙にもある「オイヌさま」の正体は、自然と寄り添い暮らしていた里山の人々をシカやイノシシなどによる獣害から守ってくれていた、オオカミ。オオカミ信仰、山岳信仰の神秘な世界に引き込まれてしまった。

『目の前にシカの鼻息』(フライの雑誌社)/樋口明雄


SNS経由で、この本の収録作品「クマと生きる」が特別公開されているのを知り、拝読させていただいたことがきっかけで即日購入した。山への興味がふつふつとしてきたタイミングで出会った、著者・樋口明雄さんの愛犬との山暮らし、野生動物たちとのかかわりなどを綴ったアウトドアエッセイは、まさに一気読み。樋口さんの作品は、アウトドア系雑誌の編集仲間から勧められていたのだけど、これまで一冊も読んだことがなかった。が、しかし、以後樋口ワールドにのめり込んでいく......。

『約束の地』(光文社)/樋口明雄


第12回大藪春彦賞、第27回日本冒険小説協会大賞をダブル受賞した本作。『目の前にシカの鼻息』は樋口さんの初エッセイだったのだけど、こちらは大長編の冒険小説だ。八ヶ岳を舞台に繰り広げられる、野生鳥獣保全管理官、昔気質の猟師や動物愛護団体との軋轢などなど、とにかく読み始めたら止まらない。徹夜必死。要注意作品である。ストーリーの面白さもさることながら、その場に居合わせているかのような錯覚に陥るほど自然描写が心地よく、野生動物たちの息遣いまでも伝わってきそうだった。もちろん、犬たちもがっつり登場。






 すっかり樋口さんの作品にハマってしまい、現在3冊ストックしている。「南アルプス山岳救助隊K-9」のシリーズなど、犬が活躍する作品が多い。docdogの読者の方なら、好きな方多いんじゃないかなぁ。というか、すでに読まれている方も少なくないかも。いつかdocdogでもお仕事ご一緒してみたい。他にも、「山」「犬」をテーマとした面白い本があったら、ぜひご紹介を!

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