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2017.11.23

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クパメル隔週レポート「笑う犬には福てんこ盛り」vol.9

ブレーメン、保護犬、ライター友達来日。激動の2週間

ふーぅ。11月中旬はビッグイベントが、ふたつもあった。ひとつめは、オーストラリアのライター犬友達イガチャンと初対面したこと。ふたつめは、ブレーメンパークに参加したこと。今週ブレーメンパークの記事を書き上げた私は「あしたのジョー」のように「燃えたよ......まっ白に......燃えつきた......まっ白な灰に......」。ハッ!いかん! 定例のクパメルレポートを書かなくちゃ!

#Activity / #Lifestyle

Author :写真・文=白石かえ イラスト=白石トオル

ブレーメンパーク。大盛会でよかったです

 11月19日(日)に幕張メッセで開催された、日本最大規模の大譲渡会ブレーメンパーク。開催前には、ブレーメン応援記事として【「リアルな現状を感じてもらいたい」さあ、ブレーメンパークへ!】を11月15日頃書いていて、16日に公開。そして開催後にどんなイベントだったかを報告するレポート【みんなの心に伝わった『Hey Ho』の想い。保護犬猫がぐんと身近になった!】を11月20日に書きだして、うんうん唸って、21日に公開。燃え尽きたーー。

 どれくらいブレーメンパークが素晴らしかったかは、一球入魂で記事に書いたから、そっちをぜひ読んでくださいませ。んで、ちょっぴり取材裏話をすると、ブレーメン・プロジェクトの立役者SEKAI NO OWARIのみなさんは、本当にあのまんまのいい人たちでありました。ライブであれだけの動員数を誇る大スター(2017年上半期のライブ動員数でも上位にランクイン。2017年のライブでは5公演で224,500人。音楽専門サイト「LiveFans」調べ)なのに、いい意味で芸能人っぽくないというか、庶民を排除する素振りが微塵もなかった。閉幕後に参加団体のみなさんと記念撮影したあとも、ただの犬好きとしか思えぬ手慣れた感じで保護犬をずっと抱っこしていたり、しゃがみ込んで愛おしそうに撫でたり、動物たちを大事に想っているのは偽りでない犬LOVEのオーラに溢れていた。

 有名人ならではの強力な集客力、影響力がありつつも、普通の人の気持ちをそのまま持っている、なんともいえないニュートラルさ。一介のライターが寸評するのもおこがましいけれど、ほんと素敵な人たちでした。次回ブレーメン支援ライブがあるときには、見にいきたいわぁ。なにしろ原稿を書いている間、ずっとチャリティシングルの『Hey Ho』をヘビロテしまくって、心膨らまして書いてたからねーー。もうすっかり『Hey Ho』中毒。クパメルの散歩中も、ずっと鼻歌を歌ってた。

 初めての大譲渡会は、いろいろ準備が大変だったと思うけれど、参加団体のみなさま、企画運営の実行委員会のみなさま、本当にお疲れ様でした。大成功でほんとよかった。最後の記念撮影のとき、みんなの一体感を見て、一瞬ウルッときた。それぞれの団体に、個性や主張ややり方がある。でも「殺処分を日本からなくしたい」という目標が同じならば、ひとつの団体ではできないでっかい取り組みのときは、みんな仲良く、手を取り合って、一丸となって、行動できるとよいよね。今回みたいに。そうしたらニッポンを変えちゃうような、大きな推進力になると思う。

 

 セカオワのみなさんは、来年もブレーメンパークやる、ってトークセッションのときに断言していた(笑)。ほんとかな、ほんとなら素敵だね。実現するといいな〜。

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お人柄が滲み出る、手書きのメッセージが添えてある募金箱

 その前に私の小さな野望は、会場で売り切れていたブレーメンの可愛いマーク入りのトートバッグを買うこと。通販で買えるのかな。えいっ。ちょっと調べてみよう。あ、あった、あった、ブレーメンの通販HPにまだ売ってる。それに記事に登場してもらったボーダーコリーレスキューネットワーク(BCRN)のYさんに会場で見せびらかされた(笑)、マフラータオルも売ってるな。よしよし。こういう「買って応援」も、小さなアクションのひとつだと思う。ささやかながら応援します、私も。

 では、けっこういろんなことがあった11月中旬を振り返ってみましょー。

【11月13日(月)】
 docdogでおなじみ、オーストラリア・メルボルン在住の五十嵐廣幸氏ことイガチャンが来日。ボーダーコリーのアリーの飼い主さん♥ 今まで会ったこともないのに、なぜかチャットでの犬バカ談義で盛り上がりまくっていた。きっかけはなんだったのかしらー(忘れちゃった♪)。顔も見たことない、声も聞いたことないってのに、すでに他人とは思えぬ感じで、普通に駅まで迎えに行った。よぅー、イガチャン、初めましてーー! なのに、初めましての気がしないのはなぜーーー?(笑)

 そして、イガチャンがセットしていた、これまた初めましてのdocdogでおなじみM先生のドッグダンスのレッスンに乱入することに。場所は、横浜市役所健康福祉局動物愛護センター。ここのセンターには、前もセミナーで来たことがある。明るくて広々としたセンターだ。

 さらに、先月TPLO手術の記事に登場してもらった、私の犬友達ワイマラナーのジョジョ&Iさんも一緒に参加させてもらった。ほら、前十字靱帯損傷して手術したからね、ジョジョは走れるんだけど、ダッシュするとか、急旋回するとか、急停止するとかの運動は避けたい。そこで膝に負担をかけない方法で、一緒にゲームや共同作業を楽しめるものはないかと考えていたIさん。前からドッグダンスはどうかなと、興味があったという。というわけで、私がイガチャンに頼んで、M先生に参加の許可をとってもらったのである。

 私は、犬なしで参加して見学させてもらった。ドッグダンスのレッスンを見るのは初めて。興味津々。でも、泥んこ系クパメルには不釣り合いすぎる素敵さ(笑)。それに比べて、M先生のニコルとヴィンセントは、なんてまぁ愛らしいこと♥ ボーダーコリーの中では小ぶりなサイズで、可愛い。やっぱりうちの野生児とは何かが違う、セレブ感が漂う。そして、なにしろよくトレーニングされてらっしゃる(もはや尊敬語)。いやはや、爪の垢を煎じて飲ませたい(いや、飲まねばならないのは飼い主の私の方だ)。

 ドッグダンス・レッスンについては、イガチャンが書くと思うのでここでは割愛。でも、とにかく新しい世界を見せてもらい、興味深かった。途中から、編集Mさんも合流して、みんなで昼ごはん食べて、座談会もした。でも全然時間が足りなかった(笑)。いったいあれをどうまとめるのであろうか。編集Mさんの手腕に期待。

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イガチャン来日。M先生の愛犬ニコルとヴィンセントをお借りしてダンスレッスン

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M先生がジョジョにバックすることを教えている。なるほどー、そうやって教えていくんだねー。さすがです、先生。そして、その様子を凝視するイガチャン

 そして。そのあとシライシ家で宴会♪ イガチャンご希望の「オーストラリアでは食べられないもの!」ということで、七輪でサザエやホッキ貝、サンマを焼いたり、たこ焼きを焼いたりした。残念ながら編集Mさんはお仕事で来られなかったけど、M先生は急遽参加してくれて、またも犬談義で盛り上がった。

 docdogのおかげで、新しい人間関係が広がって、とっても嬉しい。人脈は宝だ。そして、犬を愛する人たちからいろいろな新しいことを教えてもらえるのも宝。犬友達って、年齢も性別も職業も学歴も、なーんにも関係なく友達になれる。私の犬友達は、3歳児から80代の方までいる。職業もいろいろ。先代のバド(故ワイマラナー)のときからずっと感じているんだけれど、犬と暮らしてなかったら、大人になってから新しい友達ができるなんてこと、そうそうないと思うんだよね。犬は、いろいろなことを私に与えてくれる。私の人生を豊かにしてくれる。本当にそう思う。感謝してもしきれないなー。

(そしてイガチャンは翌日、オーストラリアのアリーのもとへ帰っていった。またねー!)

担当編集M:人脈は宝物。ほんとにそう思う。しかし、犬を通じて繋がるお友達って幅広いですよね~。趣味で繋がる友達ともまた違った感じで。

【11月15日(水)】
 19日(日)開催のブレーメンパークの応援記事を一生懸命書いた。成功することを祈り、ひたすら想いを込めて綴った。この記事を見て、1人でも多くの人が、幕張メッセに足を運んでくれたらいいなぁと願って。

【11月16日(木)】
 クパメルレポートvol.7で書いた、メルのオシッコ垂れ対策の、カボチャの種実験の続報。カボチャの種は、たしかにうちのメルには効果的で、オシッコポツポツ垂れがてきめん減った(個体差があるので、すべての犬に効果があるかはわかりません)。この効果があと何週間、何か月続くのかわからないが、とにかく続けてみよう!と、オットと話していた。キッチンバサミで切り刻んだ煎ったカボチャの種を軽くひとつかみ、メルのごはんにトッピングするだけの手軽さ、安価さ。これなら継続できる。

 しかし、なんだかバタバタしていて、カボチャの種を切らしてしまった。オシッコが垂れないのが当たり前かのように勘違いし、ありがたみを忘れていたというのもある。すると、カボチャの種をあげない日が3〜4日続いた頃だろうか、またもやオシッコ垂れが始まった! やばい! やっぱりカボチャの種は効いていたんだ! これは急いで与えなくちゃ。

 そこで、こないだ銀杏を煎ったままキッチンに放置していた銀杏煎り器が目に入った。これでやってみたら、どうかしら? 即実行。うん、直火すぎてすぐ黒く炭化しそうになるけれど、時間短縮にはなる。カボチャの種は、銀杏より平べったいから火もすぐ入る。なかなか、いい感じ。

 その晩から煎りカボチャの種をふたたびメルのごはんに投入開始。すると、やっぱり翌日からメルのオシッコのポタポタが止まった。あなどりがたし、カボチャの種パワー。

 こないだ記事を書いた後に、ニューファンドランド(故犬)の避妊手術したメスも、オシッコ垂れが大変だったというメッセージをいただいた。やっぱりか。しかもニューファンか。超大型犬で、長毛種。オシッコ垂れのケアをするのは、ずいぶん大変だったと思う。お尻の毛にオシッコがついちゃうもんね。こぼれる量も多いだろうし。それに膀胱炎にもなりやすくて切なかったそう(涙)。わかる、わかるよー、メルもそうだもん。きっと日本全国に、こういう悩みを持つメスの子はたくさんいる気がするよ。

 これから冬本番。冷えるとオシッコが垂れやすいし、膀胱炎にもなりやすくなる。全国のオシッコ垂れ子ちゃん、および膀胱炎を繰り返しやすい子の飼い主さん。これから心配な季節となりますが、めげずに頑張りましょう。犬が膀胱炎でしんどくならないように、また衛生面にも気をつけて、冬を乗り切ろうね。私も頑張ります。ちゃんとカボチャの種を切らさないようにしなくちゃ。

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銀杏煎り器で煎ってみたカボチャの種

【11月18日(土)】

 このところ、とんとお山に行っていない。しかし、待ちに待った土曜なのに、急遽オットが会社に出勤となってしまった(ガーン)。しかも翌19日は、私は幕張メッセに行かねばならぬ。というわけで、周囲の心配を振り切って、犬バカ飼い主、ひとりでクパメル連れてお山に入った。

 すると、なんと、ひゃーーー! 「狩猟中」しかも手書きで「罠」と書いてある貼り紙が! おおおお、そうか、猟期が始まったのねー。東京都は、11月15日〜2月15日までがこの冬の猟期だ(一部エリアはニホンジカのみ2月末まで)。狩猟期や狩猟鳥獣種は、各都道府県により違うので、みなさんもアウトドアで遊ぶときは、地元や旅先の自治体の情報を調べてみてね。けっこう狩猟って、山、河川敷、別荘地など、意外と身近な場所でやっていることもある。油断は禁物。

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「狩猟中・罠」の貼り紙にチョーびびった! 後ろを走り去るメル。うり坊に間違われて撃たれたら大変だ

 猟銃を使う場合は、夕闇の暗くなる頃には撃ってはいけないはずだから、わざと午後遅めの時間に行ったのだけど、罠は24時間だからなー。それに猟師のパーティー(ご一行様)がいれば、林道の行き止まりにクルマが停まっていたり、音や気配がしたりするだろうから、避けようもあるが、罠は潜んでいるから怖いよー。犬も私も藪漕ぎするしー(しかも今日は1人だしー。たいてい携帯電話の電波の入らない山に行くしー)。ほんと冗談にならない。

 でも、ちゃんと貼り紙をしてくれていたのは、ありがたかった。ハンターの人だって、事故を起こしたいわけではないもんね。お互いルールを守って共生すればいい。シカやイノシシ、サルなどの被害も増えている昨今だしね。とはいえ私も、狩猟法のルールを知りたいから、やっぱり狩猟免許、取りたいなー。別に鉄砲が撃ちたいとか罠を仕掛けたいわけじゃないけれど、クパメルと山に入りたいから、そっちの世界の法律や常識を把握して、事故を起こさないように、山で遊ばせてもらいたいなーと思っている。来年こそは本気で試験を受けに行きたい(今年も調べたんだけど、日程が合わなくて諦めたのだ)。

 それと熊鈴は必須だね。そして、犬がイノシシと間違われないように、蛍光色のシャツを着せるといい。うちも次回は着せよう。お気に入りは、アルファアイコンのドッグガード。ドッグガード企画時に「山では蛍光ピンクがいちばん目立つんだよーーーっ!」と、社長に頼んで商品化してもらったのだ。実は蛍光オレンジや蛍光イエローは、紅葉した葉っぱの色と似ていてカモフラージュされちゃうときが多いのよ。でも自然の山の中で、蛍光ピンク色は類似した色がない。いろいろクパメルの首輪や服で実験した結果、私は蛍光ピンクがいちばん目立つと思った。

 あー。そういえばニンゲンの私も、目立つベスト着た方がいいね。だけどハンター用は、獣に見つからないように目立たない色が多い。工事現場用とか交通整理用のベストの方がいいかも。だけど蛍光イエローや蛍光オレンジが多いんだよね。誰か、蛍光ピンク&反射テープ付きのニンゲン用猟期トレッキング用ベスト、商品化してくれないかしらー(笑)。

担当編集M:アルファアイコンのウエア、モーフのも買わねば。山遊び、雪遊び用にと思っているのだけど、サイズとモデルに悩み中......。ドッグガードも使い勝手良さそう。そうそう、機能的かつデザイン性にも優れた、犬連れアウトドアアクティビティを楽しむための「人用」アイテム作りたいんですよね。

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多摩地方のお山はすっかり紅葉も終わりかけ。日没も早いので、念のため懐中電灯を持参。山遊びは安全第一。遭難禁止

【11月19日(日)】
 幕張メッセへ、プレーメンパークに行く。詳しくはこちらの記事参照。

【11月23日(木)】
「笑う犬には福てんこ盛り」 vol.9公開。

 勤労感謝の日の祝日は、長野にお勉強しに行ってきまーす。テーマは「災害 その時問われる動物とのキズナ -見えない課題が見えてくる-」。主催は、国立信州大学、学術研究・産学官連携推進機構、地域防災減災センター。ずいぶん長い組織名だ。学術研究と産学官・社会連携の組織を一体化した学術研究・産学官連携推進機構(通称:サイロ)とのことらしい。いずれにせよ長野県は、犬猫の動物愛護に関しても、野生動物との共生についても、頑張っている自治体であると聞くので、どんな取り組みをしているのか、しっかり学んでまいります。

 帰路は新幹線だけど、往路はバスタ新宿から高速バスで長野へ向かう。なんだかそれも旅気分♪ まだ紅葉あるかな♪ ともあれ長野の報告は、次のクパメルレポートで書きます。

 それにしても、もう16時すぎにはとっぷり暗くなるねー(東京だと)。急に夜がやってくる。この時期は、日が短くてほんと憂鬱。だけど犬は、そんなことは関係なく毎日の散歩を楽しみにしている。暗くても、寒くても、負けずに散歩に行こう。みんなも夜道、気をつけてー。それではまた再来週!

◎プロフィール

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白石かえ
犬学研究家・雑文家。家族は、ジャーマン・ショートヘアード・ポインターのクーパー、ボクサーのメル、黒猫のまめちゃん、夫1、娘1。前職は、自然環境保護NGO・WWFジャパン。犬猫と暮らして30数年。彼らの存在は可愛いだけでなく、尊い。犬が犬らしく生き生きと暮らせる、犬目線の原稿を書くのがライフワーク。

●執筆サイト: dogplus.me 犬種図鑑 ほか多数
●ブログ: バドバドサーカス
●主な著書:
『東京犬散歩ガイド』、『東京犬散歩ガイド武蔵野編』、『うちの犬 あるいは、あなたが犬との新生活で幸せになるか不幸になるかが分かる本』、『ジャパンケネルクラブ最新犬種図鑑』(構成・文)

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