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2017.10.18

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動物介在療法を導入する神奈川県立こども医療センターに新たな仲間

ファシリティドッグ「アニー」着任式に行ってきました!

こんにちは、ラボ長の小林です。9月13日(水)に、神奈川県立こども医療センターで実施された、新たなファシリティドッグ「アニー」の着任式に参加してきました。同病院でこれまで活躍してきた、「ベイリー」の後任として迎えることになった「アニー」。今回は、その着任式の様子をお伝えします。小児病棟で動物介在療法に取り組む、認定NPO法人シャイン・オン・キッズとファシリティドッグの活動については、docdog(ドックドッグ)でも記事で紹介しています。ファシリティドッグについてご存じでない方は、ぜひ合わせてお読みください。

#Lifestyle

Author :写真=認定NPO法人シャイン・オン・キッズ 文=小林辰也(編集部)

着任して1か月。アニーの働きぶりに、みんな期待!

 着任式では、活動開始から1か月のアニーの普段の様子について報告がありました。アニーは日本で初めての、メスのファシリティドッグです。わずか1か月で職場にも馴染み、ゴロンと横になってみんなにお腹を見せる場面も増えてきたとのこと。普段はやんちゃなアニーも、仕事中は先輩ベイリーを見習い落ち着いて仕事をこなしているようです。
 人に喜びを感じてもらうことにモチベーションを見いだせるようで、ファシリティドッグとしての才能が十分に感じられるとのお話がありました。

「スタッフの育成が問題となる医療現場ですが、アニーのおかげで向こう8年は安泰です」と、その働きぶりに病院長も太鼓判を押しています。

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ベイリーの今後について......

 アニーの着任に伴い、ベイリーが12月に迎える10歳の誕生日を機にフルタイム勤務を終了することになりました。フルタイム勤務終了といっても、ベイリーはまだまだ病院に来る気満々です。生活リズムのことも考え、すぐにすべての仕事をアニーにバトンタッチするわけではなく、日本にきたばかりのアニーにとっても、約8年間勤務を続けてきたベイリーにとっても無理なく生活のリズムを変えられるように、少しずつ時間をかけて引き継いでいくとのこと。今後、ハンドラーの森田さんは、1度に2頭のファシリティドッグと仕事や生活をすることになります。それに伴い、神奈川県立こども医療センター付近に在住のボランティアの方々を中心に呼びかけ、森田さんのサポートチームを結成していく予定です。

 また、シャイン・オン!キッズでは、ファシリティドッグ運営資金のほとんどを寄付金により賄っているため常時サポーターを募集しております。興味のある方は、ぜひこちらのページもご覧になってください。

入院していた子どもたちからベイリーに感謝の手紙

 式典では、今後段階的に活動量を減らしていくベイリーに向けて、子どもたちからの感謝の手紙が読み上げられました。入院していた時に、ベイリーにお世話になった子どもの一人は、退院した後も偶然ベイリーに会えるのを楽しみに病院に来ていたとのこと。ベイリーの存在は、その時その時の活動にとどまるわけではないのだと、改めて感じました。

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ベイリーにお世話になった子どもたちの何人かは、式典に参加していました。ベイリーの晴れ姿を見てとてもうれしそうでした

医師の目線から見たベイリーの存在

 当日は、現場の医師にもお話しを聞くことができました。小児病棟における緩和ケアにはいろいろな方法があるけれど、犬にしかできないことがあるとのことでした。それは、毛の手触りであったり、においであったり、犬の物理的な特徴によるものはもちろんのこと、子どもたちが「ベイリーの前だから、イヤな治療だけどいい格好を見せよう」と考える精神的な影響は大きいというお話でした。

 また、ベイリーやアニーがいることで、「今日、ベイリーがリンゴを食べてたよ」とか、医療スタッフ間のコミュニケーションの活性化にも繋がっているとのことでした。こういったことも、現場の雰囲気を明るくし、間接的に子どもたちにもよい影響を与えているのではないかと推察されました。

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 ファシリティドッグが活躍する現場には、これまで何度か訪問させてもらっています。しかし、医療現場の方々や子どもたちの話をゆっくり聞けたのは、今回が初めての機会でした。実際にベイリーに接する子供たちの生の表情を見たり、一緒に働く医療関係者のお話しを聞くことで、改めて動物介在医療の必要性や、犬という身近な存在の可能性を実感しました。

 これからも、私個人的にはもちろんのこと、docdogとしてもNPO法人シャイン・オン!キッズとファシリティドッグの活動を応援していきたいと思っています。

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