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2017.08.28

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ラボ長コラム第5報 「docdog全国愛犬お散歩意識調査!」の結果発表<後編>

雨天時に困るトイレ事情......室内排泄に慣らすコツとは?

こんにちは、ラボ長の小林です。ラボ長コラム第5報となる今回は前回(ラボ長コラム第4報 「docdog全国愛犬お散歩意識調査!」結果発表)の続きで、初の読者を対象としたアンケート調査の結果についてお話させていただきます。特に雨の日の散歩については興味深い結果となりましたので、ぜひご一読ください。

#Lifestyle

Author :文=小林辰也(編集部)

雨上がりの散歩の意外な相関関係が明らかに

■雨上がりの散歩について
 実は、今回の調査で一番興味があったのは、雨上がりの散歩についてでした。docdog labの顧問の荒田明香先生と打ち合わせをしている時に、雨上がりの散歩についての話題になりました。記事でも何度か登場した荒田先生の飼い犬である、O次郎とルアン(ドッグランで飛び交うさまざまな会話とは?)とでは雨上がりの散歩の仕方が少し違うそうです。ルアンは濡れた地面だろうと、水たまりだろうと気にせずに歩き回るのに対し、O次郎は水たまりを避けて歩き、濡れた地面にも極力触ろうとしないということでした。この違いは何に起因するのか、調べてみると面白いかもね、という話になり、次のような因子が関連するのではないかと仮説を立てました。

・居住地域
・犬種
・年齢
・普段の散歩時間
・散歩の時に歩く地面(アスファルト、砂利、砂浜、草・芝、土 等)
・新奇物(見慣れないもの)への反応
・洋服に対する反応
・足拭きに対する反応
・前肢を握った時の反応

 統計解析の結果、意外なことに散歩時間以外には、関係性が認められませんでした。普段、30分以上散歩をする犬と比較して、30分未満の犬の方が、雨上がりの散歩時に水たまりや濡れた地面を気にしない傾向にあるということが分かりました。
 今回得られた結果というのは、因果関係ではなく、あくまで相関関係です。そのため、散歩時間が短いことが水たまりや濡れた地面を嫌がらないことの原因ではありません。言い換えると、散歩時間を短くすることで、水たまりを嫌がる犬を矯正できるわけではないということです。
 今回の結果は、もしかしたら散歩時間が短いために、散歩をしているときに犬が水たまりや濡れた地面を嫌がっているのを見逃しているだけかもしれません。今回の調査では、散歩時間と濡れた地面を嫌がることについて、背景にどんな因子が隠されているのかを明らかにするのは難しいですが、色々と想像してみると面白いかもしれません。

愛犬のトイレトレーニングについて考えてみよう

■トイレは外派?それともうち派?
 飼い主さんに散歩へ行く理由を聞いてみると、トイレのためという回答がよく聞かれます。外でしか排泄できない犬が一定割合いますが、こういった犬たちは、何らかの理由で散歩に出られないときに排泄を屋内で済ますことができず、ストレスになることがあります。また、膀胱や腎臓などに対しても身体的負担がかかります。今回、屋外でしか排泄できない犬がどのくらいの割合でいるのか、どういった犬で屋内でも排泄できる割合が多いのかについても調査しました。
 結果を見てみると、屋外でしか排尿や排便をしない犬が3割近くいることがわかりました。屋内でもできるが、基本的には屋外で排泄をする犬を含めると、全体の半分程度です。今回の調査はアウトドア派の犬が多かったこともあると思いますが、この多さは予想外でした。

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■特定の犬種グループで、屋外でしか排泄をできない傾向
 屋外でしか排尿、排便ができない犬について、どのような要因が関連するのか、いくつかの因子(犬種グループ、年齢、散歩時間、散歩時の地面)について、雨上がりの散歩の時と同じ方法で解析しました。
 その結果、以下の犬種グループについて、他の犬種と比較して屋外でしか排泄をできない傾向にあることが分かりました。排尿、排便については別々に解析しましたが、結果は共通となりました。また、犬種グループは(vonholdtら、2010)犬種のグループ分けに従いました。

屋外でしか排泄をできない犬種グループ

•原始的/スピッツ
•レトリーバー
•スパニエル

■屋内でトイレをさせるためには?
 犬の習性として、自分の巣の中で排泄をしたがりません。散歩に行けば当然、外で排泄をする傾向が高まります。そのため、レトリーバーのように、アクティブな犬種では、屋外でしか排泄をできない犬が多かったのかもしれません。
 今回の調査からもわかりましたが、屋外でしか排泄をできない犬が一定の割合存在します。天候が悪い時や、旅行時、災害時の避難生活のように、散歩へ出かけることが難しい状況もあります。場合によっては排泄を我慢させざるを得ず、先述の通り精神的ストレス、身体的負担与えてしまう状況もあるでしょう。また、老犬になって足腰が弱り、屋外に行くのが大変にあることもあります。年をとることで、トイレが近くなったり、昼夜の生活サイクルが逆転してしまう犬もいます。そのような場合、どのような時間帯でも排泄をしたいときに外に連れて行くことを要求され、飼い主が大変な思いをすることもあります。今回は、屋外でしか排泄ができない犬が、屋内でも排泄できるようにするトレーニングを3種類ご紹介します。

1.屋外での排泄時に掛け声をかける
 屋外で排泄しているときに、例えば「ワンツーワンツー」といった、毎回同じ掛け声をかけてあげましょう。屋内でトイレをさせたい時には、同じ掛け声をかけてあげることで、排泄をするようになります。排泄できるタイミングが制限される盲導犬などでは、いつでも排泄できるようにするために、同様の方法で排泄を促す訓練をします。

2.ベランダやお風呂のような屋外と近い環境で排泄をさせるところから始める
 ベランダやお風呂のように、屋内の中でも自分の巣であるという認識が低そうなところにペットシートを敷き詰めましょう。犬が排泄をしたそうな時に、そこ連れて行って、犬が排泄をするのを待ちます。犬がベランダやお風呂での排泄に馴れてきたら、徐々にペットシートの枚数を減らします。トイレやベランダの中で排泄する場所が決まってきたら、ペットシートを少しずつ移動させて、排泄をさせたいところまでペットシートを移動させます。

3.屋内で排泄するのを待つ
 上記の2つの方法でダメだった場合は、犬が屋内で排泄するのをひたすら待ちます。この時に注意しなければいけないのは、どこで排泄をしたとしても誉めてあげるということです。屋内での排泄場所が決まってきたら、そこにペットシートを引くようにします。もし、希望の排泄場所があれば、ペットシートを少しずつその場所まで移動させていきましょう。

調査にご協力いただきありがとうございました。

 今回は、多くの皆様にご協力いただきありがとうございました。今後も、さまざまな調査を実施していく予定ですので、ご協力いただければ幸いです。

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