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2017.07.31

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カリフォルニア便り 〜LOVE LIKE A DOG~

ミレニアル世代が鍵を握る、米国ペットトレンド最前線

2017年7月24日~27日、アメリカ・ネバダ州のラスベガスで開催された「SuperZoo(スーパーズー)」に、docdog(ドックドッグ)編集部も参戦!取材を終えたロサンゼルス在住特派員の白井さんから、レポート記事公開前に最新の米国ペット市場についてのコラムが届いたのでお届けします。まずは、米国のトレンド最前線をご覧ください。

#Lifestyle

Author :写真=ヘイル・デイビス 文=白井朝美

ミレニアル世代の消費行動が鍵!?

 ペット市場が成長し続けているアメリカでは、68%の所帯がペットと暮らしており、今後、ミレニアル世代におけるペット市場への影響が大きいとみられている。APPA(American Pet Products Association)によると、2016年の市場は、約7兆円の規模と報告されており、2019年には、9兆円規模の市場になると予想されている。

ミレニアル世代とは、1977年〜2000年生まれのジェネレーションY、ジェネレーションミー、デジタルネイティブ、ジェネレーションレント、エコブーマーとも呼ばれている世代だ。 楽天的で自由主義。好奇心旺盛で自己顕示欲が強く世界中で起こる社会の動きに敏感で変化を厭わない。社会へ貢献する意欲の高い世代でもあるとも言われている。

 25歳〜29歳までのミレニアル世代は、34%が学士号、修士号、博士号を取得しており、今後は、ペット市場に貢献する起業家、労働者、または、アニマルウエルネスをリードする活動家や支援者、消費者として、ペットと人と社会の共存をより深く築いていく存在になると見られているのだ。

 ミレニアル世代にとって、ペットとは家族、社会の一員だ。18歳〜34歳までのミレニアル世代の31%はペットと暮らしており、そのうちの74%が犬、次に猫, そして、その他の小動物と暮らしている。

 愛犬が食するもの、身につけるもの、遊ぶもの、ペットブロダクツにも敏感な反応を示すミレニアル世代は、愛犬のためになる質の高いプロダクツをネットサーチやSNSを駆使して最良のプロダクツを探し求める。また、そのプロダクツを生産する企業やプロダクツがもつストーリーなどバッググラウンド調査にも余念がない。

 ミレニアル世代の購入法は、インターネットはもとより、動物愛護活動や社会活動を行っているローカルに根付いたスモールペットビジネス(小規模の経営)での購入を意識している。ミレニアル世代にとっての質(クオリティ)とは、値段の位置づけやブランド名とかではなく、手に取ったプロダクツが社会にどう貢献されていくのか?社会の一員である愛犬が食する、または、身につける商品が応援消費として社会にどう役に立つのかが購入の鍵となるのだ。

2017スーパーズー、いよいよ開幕!!

 毎年7月、ラスベガスで開催される米国最大級のペット見本市、スーパーズーでもミレニアル世代へ向けてのプロダクツ紹介やそれに伴う企業が注目されている。

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7月24日〜27日まで、マンデレイベイコンベンションセンターで開催されたスーパーズー。コンベンションセンターの外観もゴージャス。ラスベガスならではの迫力だ

 同イベントの主権者であるワールドペットアソシエーション・World Pet Association(WPA)とは、1950年、南カリフォルニアを拠点として発足されたアメリカで最も古いペット非営利団体だ。スーパーズーをはじめ、ペット業界の責任と改善、育成をテーマとするアトランタペットフェア&カンファレンス。家族とどうぶつとペットとの暮らし、里親アダプションに焦点をあてたアメリカファミリーペットエキスポなどのイベントの催しを行っている。

 2017年度のスーパーズーでは、約25,000人以上の来場者が予想されており、1079社の出展企業、70の教育セミナーやワークショップが行われる予定だ。また、毎年、700以上の新商品が発表されているが、今年は、820もの新商品が発表される予定だという。

 ペット関連業社や関係者が訪れる情報交換の場として、また、世界中から訪れるペットプロフェッショナルの交流の場として賑わう同イベントは、ペット業界人にとっては、見逃せない一大イベントともなっている。

 毎年、スーパーズーではテーマを掲げているのだが、今年のテーマは、一人よりも二人、二人よりも三人。団結力を指す"Better Together"(共に歩み寄ろう)と発表された。このテーマは、ペット業界のメッセージだけではなく、私たちの暮らす社会で、日々、取沙汰されている様々な問題点を意識しており、その解決策を願う想いを込めたメッセージでもあるという。

 また、昨年から開催している"Good Works"セレモニーは、社会に貢献したペット業界人や企業を表彰するとして好評を得ている。同セレモニーでは、受賞金額を受賞者が支援するチャリティー団体に寄付するというもので、ソーシャルグッドな活動をする業界人とその企業の活動を支援しコミュニティーに広げるギブズバック(GIVES BACK)の活動として注目されているのだ。

 一人、一人が変化となりグットワークを志す事で社会が変わる。
 2017年、スーパーズーは今、解禁だ。

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世界中から、ペット業界人が駆けつける会場内は、熱気ムンムン。ミレニアル世代を魅了するプロダクツもたくさん

>>スーパーズーのレポート記事は、「犬の靴先進国アメリカの、最新犬靴事業」そして「未来を感じるペットプロダクト紹介」の2本立てで公開予定です。お楽しみに!




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