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2017.06.27

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分離不安対策は、留守番中の愛犬の様子を把握することから

ペットカメラを活用して、留守中の問題行動をチェック!!

犬が飼い主と離れることで不安に駆られ、問題行動を起こしてしまう"分離不安"。獣医に相談する際にも、留守番中の愛犬の様子を把握することが必要になってくる。今回は分離不安の症状をおさらいした上で、『Furbo』を題材にペットカメラの活用法についてご紹介します。

#Lifestyle

Author :文=docdog編集部 監修=荒田明香 写真提供=Furbo

分離不安を正しく理解するために、押さえておきたいポイント

 分離不安とは、犬が飼い主と離れることで不安に駆られ、問題行動を起こしてしまう状態を指す。部屋の破壊や排泄の失敗などを帰宅時に見つけたり、吠えに関する苦情が来たりして、留守番中の問題行動が発覚することが多い。分離不安の疑いがある問題行動としては、以下のものが代表的だ。

(1) 破壊や排泄の失敗といった外に向かう行動
(2) なめ壊しやシッポを噛むなど自身に向かう行動
(3) 雷やチャイムなど音への反応ではなく、一定のトーンで断続的な吠えや遠吠え

 この他に、ウロウロ歩き回るといった行動や、排泄回数の増加、下痢・嘔吐などの生理学的な反応、さらにはよだれが出ることもある。

「飼い主が家を出て最初のうちだけ不安そうにピーピー鳴いたり、玄関のほうに行きたがったりするのは、社会性の高い犬としては正常の範囲内です。その不安が強く、困る行動が起きたり、犬が自ら落ち着くことができないと、分離不安と呼ばれます」と東大特任助教の荒田先生は言う。

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 分離不安による留守番中の問題行動の治療は、獣医師などの専門家に相談することが必要だ。その際に必要となるのが、愛犬の留守番中の様子。例えば、帰宅時にクッションが破かれていたとして、それが分離不安による問題行動の結果なのか、それとも留守番が長く退屈した末の行動なのかは、帰宅時の様子を見ただけでは即座に判断できない。それゆえ、分離不安の治療においては、まず留守番中の様子をきちんと把握することが重要になる。その時に活躍するのが、留守番中の部屋の様子を記録できるペットカメラだ。

留守番中の様子を確認するには、ペットカメラが最適

 実際の分離不安治療の現場においても、留守番中の様子を把握することからはじめる、と荒田先生は言う。

「分離不安の相談を受ける際は、最初に留守番中の様子はどうか、と聞くことからはじめることが多いです。帰宅時の部屋の様子などを見て、分離不安の症状を発見することは飼い主にもできますが、それに対する対処を適切に行うのは難しいことが多いです。例えば、帰宅時に何も異常がない場合でも、ずっとドアの方を見ているなど落ち着けず、不安な状態な場合もあったりします。治療に際しては、帰宅時の様子という一側面だけではなく、留守番中の様子も含めて総合的に原因を特定していく必要があります」

 一人暮らしや共働きの家庭では、日中家を空けることが多くなるはず。分離不安の症状を正しく把握するには、留守番中の様子を時間の経過を追って確認することが必要だ。気軽に生活の中に取り入れることができ、部屋を広く映し出し記録することができるペットカメラは、留守番中の要素を確認する道具として最適だと言えるだろう。

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留守番中の愛犬ともコミュニケーションがとれるペットカメラ『Furbo』

 先日docdogでインタビューを行った布施さんが販売を行うペットカメラの『Furbo』。さまざまあるペットカメラの中でも、"離れても、いつでも一緒"のコンセプトのもと、コミュニケーションの要素が多く入っているのが特徴だ。

(1) 留守番中の愛犬の様子を、専用のアプリでいつでも見ることができる
(2) 事前にセットしたおやつを、外出先からあげることができる
(3) 愛犬の吠えを通知で確認。外出先からも緊急事態を確認することができる

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 特徴的な機能の他に、ペットカメラとしての基本スペックも高い。カメラは120度アングルで、置き方を工夫すれば部屋の大部分を映すことができる。夜間部屋の照明が消えていても、カメラの暗視機能により画像は鮮明に映るので安心だ。また、ユーザー限定の非公開のSNSコミュニティーを運営しており、使用上の困りごとを気軽に相談できるサポート体制も整っている。

「Furboには留守番中に吠えていると専用のアプリに通知が来る機能があります。分離不安で吠えの症状が出ている場合は、通知が気になってしまうかもしれません。逆に通知が来ないと、うちのコは大丈夫という安心感に繋がると思います」

 そう語る布施さんは、ペットカメラを愛犬家やこれから犬を飼う人の生活を豊かにする存在に育てたい、と以前インタビューで話してくれた。分離不安の対策に限らず、愛犬とはいつでも心の中で繋がっていたいもの。ペットカメラを通じて、愛犬とのコミュニケーションの時間を増やしてみてはいかがだろうか。

◎監修者プロフィール

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荒田明香先生
東京大学 大学院農学生命科学研究科 附属動物医療センター特任助教。東京大学農学部獣医学専修卒業。獣医師、獣医学博士、獣医行動診療科認定医。犬や猫の行動遺伝学に関する研究を行うとともに東京大学附属動物医療センターと苅谷動物病院で問題行動の治療に携わっている。

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