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2017.03.08

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いざという時のために……愛犬との避難生活を考えよう vol.1

東日本大震災から6年、docdogが考える防災グッズとしての靴・靴下とは

2011年3月11日の東日本大震災から、間もなく6年。また、来月4月には熊本地震から丸1年が経とうとしています。そこで、3月~4月にかけて「防災」をテーマとした短期集中連載をスタート! 第一弾の今回は、被災時にストレスなく履けるようになっておくために、普段使いをおすすめしている「犬の靴・靴下」が果たす役割について改めて整理してみました。

#Lifestyle

Author :写真=永田雅裕 文=前島大介(編集部)

災害時の犬の靴・靴下活用シーンと選び方

「災害時の備えとして、犬の靴・靴下は有効。特に大型犬との同行避難や被災後の散歩などで、瓦礫の中を歩く際にケガ予防になります」
 という内容は、イベント出展時でのお話しや、メディア記事、配布しているパンフレットなどにも記載してきた。ここでは災害時における「犬の靴・靴下」について、より具体的に使用シーンが想像できるように、もう少し細かく紹介しておこうと思う。

(1)災害時の活用シーン
【同行避難・被災後の散歩】
・飛散したガラス片や鋭利な瓦礫などによる、肉球の損傷を防ぐ
・津波や土石流、土砂災害によって流されてきた化学物質などによる肉球の炎症を防ぐ
・老犬や足にケガ、障害を持っているコの歩行サポート(ケガ予防)

【避難所生活】
・散歩後の足拭きなど思うようにできないことを想定した室内履き
・犬が苦手な人や犬を飼っていない人への配慮
 ⇒外出時は靴を履かせ、避難所では素足
 ⇒もしくは、避難所では靴下を履かせるなど
・万が一ケガをしてしまった時の舐め防止、傷の保護、応急処置に

(2)犬の靴・靴下の選び方
 上記の通り、災害の種類やその土地によっても、想定されるリスクはさまざま。現在住んでいる生活環境において、どのようなリスクが想定されるのか、また愛犬の体格や現在の健康状態なども踏まえて選ぶといいだろう。大別すると、以下のようになる。

【同行避難・被災後の散歩】/靴
▼丈夫なソールかつ生地面が防水
>>Snow Mushers (スノーマッシャーズ)/Muttluks
>>OUTBACK BOOTS (アウトバックブーツ)/Hurtta
▼丈夫なソール
>>Mud Monsters (マッドモンスターズ)/Muttluks
>>Grip Trex (グリップトレックス)/RUFFWEAR
>>Summit Trex (サミットトレックス)/RUFFWEAR

◎丈夫なソールで荒れた路面でも安心な靴

【避難所生活】/靴・靴下
▼室内履きとしても履きやすく、履かせやすい靴
>>Dog Boots- Urban Walker Set (アーバン ウォーカー)/Healers Pet Care
▼耐久性に優れた靴下
>>SPORT PAWKS (スポーツ パウクス)/RC Pet Products
 ⇒屋内/屋外兼用での使用可
>>Power Paws Advanced Reinforced Toe (パワー パウズ)/Woodrow Wear
>>Power Paws Greyhound Foot (パワー パウズ グレイハウンド フット)/Woodrow Wear

◎耐久性に優れた靴下

(3)事前準備で大切なこと
 何はともあれ、ストレスなく履けるよう普段から靴・靴下に慣らしておくことが大切だ。また、大人一人がキャリーバッグなどで背負う、もしくは抱えるなどして同行避難できる愛犬の体重は、6kg~8kgが限界と言われている。「ウチは10kg無いし、いざとなったら抱えて逃げれば大丈夫」と思っていても、長時間、長距離を徒歩で移動しなければいけなくなってしまう可能性も考慮し、歩かせての避難を想定した準備をしておこう。小型犬の多頭飼いの場合も同様だ。
 また、十分考慮しておかなければいけないのが、被災後の生活における肉球保護だろう。自宅周辺、避難所周辺の状況にもよるが、瓦礫が散乱し素足での散歩が危険な状態となるほどあれている場合、復旧までに最悪数か月かかる場合もある。このあたりは、実際に被災した飼い主の方に取材予定なので、次回以降記事にまとめたいと思う。
 いずれにしても、(2)でも記載したが自宅周辺の生活環境については、事前にリサーチしておいた方が良い。危険物質流出の恐れがある工場やガラス張りのビルなど、認識しているだけで避けられるリスクもある。

愛犬に靴・靴下を履かせるということ

「犬に靴(靴下)なんて履かせる必要ない」という方も少なからずいる。それぞれの家庭における人と犬の生活スタイルがあるだろうし、実際ほとんど必要なシーンがない場合もあるだろう。基本的には愛犬の保護者である飼い主が、それぞれ判断すればいい。ただし、上記のような災害時のリスクを考えたとき、犬のための靴を備えておくことをdocdogとしては推奨している。
 また、繰り返しになるがいざという時に"ストレスなく"履けるようにしておくことは、犬の靴・靴下を防災グッズとして備えておく上での必須要件であることは忘れてならない。そのためにも、日常生活で愛犬が喜びを感じるシーンやタイミングで積極的に活用していくといいだろう。例えば、雪遊びや山歩き、リバーウォークなど、愛犬の目つきが変わるほどハイテンションで遊び回る、アウトドアアクティビティが靴を慣らすための機会としてはおすすめだ。

 人と犬のQOL向上のためには、"ストレス・フリー"が大きなポイントだ。人と暮らしている時点で、彼らの生活、安全、健康の管理はすべて私たち飼い主に委ねられている。"家族"と言いつつも、限られたスペースの中でしか自由を与えられず、外出時は常にリードにつながれ、吠え、噛み、引っ張るという犬たちの本能的行動も抑制された"ペット"としての彼らに対して、一つひとつのストレスをいかに排除してあげることができるかが「幸福な関係」のカギだろう。そういう意味でも、災害時における犬の靴・靴下は不要なケガや病気を防ぐために、素晴らしいアイテムである。まして、状況そのものが大きなストレスとなる災害時においては、なおのことだ。
 いざという時のために、一緒にいることで安心感を与えてあげられるだけの、飼い主家族との強い絆、信頼関係も日常生活の中でしっかりと築いておきたい。

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