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2017.02.15

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編集部犬、モーフのチャレンジアクティビティ! vol.3<後編>

初めてのディスクドッグ 〜犬をその気にさせ、飼い主も本気で遊ぶ〜

ディスクドッグの競技について解説した<前編>に続き、<後編>では経験ゼロのモーフと僕のような、超ビギナーに向けてのレッスンをご紹介。僕たちと同様にこれから始めてみようかなという人はもちろん、大会出場までじゃなくても、愛犬との遊びにディスクを取り入れたいという人にも参考になるはず。今回も、日本代表経験もある「ナショナル ディスクドック アソシエーション(NDA)」のコミッショナー、大塚裕さんにレクチャーを受けてきました。

#Activity / #Lifestyle

Author :写真=大浦真吾 文=前島大介(編集部)

◎今回の先生

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NDA/コミッショナー
大塚 裕さん&ジーター(3歳/オス)

1998年JFA公式シリーズ戦年間ランキング2位、2001-2002年K-9 WorldChampionship(世界大会)日本代表。そんな大塚さんは現在、なんと6頭のボーダー・コリーと暮らしている。その中でも、今回デモンストレーションを披露してくれたのが、写真のジーター。チーム大塚のエースだそうだ。その佇まいからして、ただ者ではない感じ......。
>>ナショナル ディスクドック アソシエーションのHPはこちら。

1st STEP まずはディスクへ興味を持たせる

 ディスクに興味を示す犬ならば、投げれば初めから空中キャッチできるものと思ってしまいがちで、いきなり普通にスローしてしまう人が多いらしい。正直、ディスクドッグのトレーニングなのだから、きれいにスローイングしたディスクを、少しずつ距離を伸ばしてキャッチさせるのかなと、僕も思っていた。

「初めから空中キャッチできることなんて、そうそうないです(笑)。すぐに取れるようになるはずとの先入観から、飼い主の方が愛犬よりも先に諦めてしまうんですよね。うちのコは向いていないんじゃないかと」と、大塚さん。

 前編でも触れたが、そもそもディスクに興味を示すかどうかをチェックし、あまり関心がないようであれば、まずはディスクを使って遊ぶ楽しさを教えるところから始めると良い。その時は、ディスクを目の前で転がしてみたり、鼻先でチラチラ振ってみたり、ディスクそのものへの執着心を高めていく。その後、ディスクを手から離しても追うようになったら、次のステップへと進もう。

2nd STEP ディスクは転がして追わせるところから

 冒頭でも触れたように、いきなり空中キャッチできる犬はそう多くない。そのため、モーフと同様にまったくの未経験の場合、まずはディスクを転がすようにして投げてみよう。ディスクをしっかりと追わせ、レトリーブさせる。これを繰り返し練習。この時、取りに行かなかったり、取ってきても放してくれなかったりと、思うように犬が動いてくれなくても決してがっかりした素振りを見せたり、ましてや叱ったりしないように。
 とにかく、一つでもできたことをしっかりと褒めて、飼い主自身も一緒に走るなどテンション高めに、とにかく犬を盛り上げるようにしよう。初めのうちは自分のところへしっかり持って帰ってきてくれることの方が少ないわけで(まさにモーフがそう......)、ディスクで遊びながら半分追いかけっこのような状態でもOKだ。

「ディスクドッグ上達のためのポイントは、大きく2つあります。まずは、犬をいかにその気にさせられるか。そして、飼い主自身がいかに本気で遊べるか。これに尽きますね」

3rd STEP 手元で浮かせたディスクに喰いつかせる

 2ndステップがある程度安定的に実践できるようになったら、並行して空中キャッチの練習をしていく。これが意外と難しかった。モーフのキャッチセンスに問題あるのかもしれないけれど、投げ手にも少々慣れが必要。
 手元のディスクに興味を引きつけ、喰いつく(飛びつく)少し前に犬の鼻先へディスクを投げる。要するに、空中に浮かんでいる状態でディスクに喰いつかせる感覚を覚えさせるトレーニングだ。

 そして、手元での空中キャッチの精度が上がってきたら、少しずつ距離を伸ばしていけばいい。その段階から、いわゆる通常のスロー&キャッチ、レトリーブさせるトレーニングに入っていくわけだ。距離が伸びてくると投げ手の技術も求められるので、飼い主側の練習も必須。競技に出ようとすると、前回ご紹介したように決められたコート内でポイントを争うことになるわけで、前後左右のコントロールの精度を高めなくてはならない。
 加えて、犬がディスクを見失っている時などは、「レフト」「ライト」などのコマンドで犬を動かせるようになっておくとなおいい。この辺りは、モーフがある程度のレベルになった時、僕自身の経験を踏まえて、中級者編の記事でもまとめたいと思う。

◎トレーニング中の注意事項

「飽きてきたらいったん中断」

 何本も練習していると、犬も次第に飽きてくる。というか、集中力が切れてディスクに気持ちが向かなくなる。気になるにおいがあって嗅ぎに行ってしまうとか、近くを通った他の犬に注意が向いてしまうとか。そんな時は、いったんトレーニングを中断して気持ちをリセット。再度ディスクに集中するようになってから再開しよう。

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「ディスクをおもちゃにさせない」

 また、投げたディスクを追うには追うが、レトリーブせずに取ったその場で噛み噛みして遊び始めてしまう場合もある。モーフはこのパターンがまだ多い......。その場合、だらだらとおもちゃにして遊ばせずに、早めに回収。

おまけ動画を公開!

 最後に、取材日に撮影した動画をまとめたものをご紹介。先生のデモンストレーションも収録してあるので、チェックしてみてほしい。

■関連記事
>>編集部犬、モーフのチャレンジアクティビティ! vol.3<前編> ちょっと真面目に、「ディスクドッグ」始めます




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