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2016.10.04

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シェアハウス犬ベルの、7歳からの生活見直し日記 vol.3

ベル、脱走事件。

皆さんの愛犬は、迷子札付けていますか? シェアハウス犬ベルにとって、迷子札は必需品です。その理由は......よく脱走するから。まったくほめられた話ではないですが、今回はベルの脱走事件の数々と、そこからの教訓について、少し書いてみます。

#Lifestyle

Author :写真・文=山賀沙耶

脱走なんてあり得ない! のですが......

「もしもし、ベルちゃんの飼い主さんですか?」
 趣味の山登りで4日間家を空けて、特急列車で自宅に帰っている途中にかかってきた、知らない電話番号からの着信。電話に出てすぐに、「ああ、またか......」と思いました。ベルの脱走です。

 docdog(ドックドッグ)編集部員の犬にあるまじきことですが......ベルはよく脱走します。庭師さんが木戸を開けたまま帰ってしまって庭から脱走したり、シェアメイトが玄関を開けたときに飛び出してしまったり。
 何度も脱走させるなんてあり得ない、と私も思います。私が子どものころ実家で飼っていた犬は、たぶん一度も脱走したことがなかったと思います。でも、複数の他人が暮しているシェアハウスでは、どうしてもこういうことが起こってしまいます。シェアメイトの中には、ベルをコントロールしたり抱き上げたりがまったくできない人もいるのです。
 そのたびに、電話してくれた人のところに引き取りに行ったり、警察署に連絡しにいったり、再発防止のためにバリケードを設置したり。あぁ~何でこうなるかなあと落ち込むし、イライラしたりもします。

脱走で出会った本当に犬好きな人たち

 その一方で、ベルを見つけて保護してくれる人たちの犬への愛情深さに、すごーくほっとします。こちらは本当に申し訳ないと思いながら迎えにいくのですが、ニコニコしながらうちのほうまで抱っこして連れてきてくださったり、バッグの肩掛けヒモをリード代わりにつないで待っていてくださったり。

 一度、ベルにつけていた迷子札がボロボロになって、新調するまで外していたら、その間に脱走してしまったことがありました。そのときは愛犬家の方が警察署に届けてくださり、私も警察に届け出をしていたので、事なきを得ました。
 警察署にベルを迎えに行って、警察で聞いた番号にお礼のお電話をしたときのこと。話し終わって電話を切ろうとすると、
「あの~、一つだけお聞きしたくて......。もし差し支えなければ、ワンちゃんのお名前、何とおっしゃるんですか?」
 その一言に、ああ、本当に犬が好きな人なんだなあ、としみじみ思いました。短い時間とはいえ一緒に過ごしていた間、きっと名前も呼べずにいて、ずっと気になっていたんだろうなと。

 そして、冒頭に書いたつい先日の脱走事件の際にお電話いただいた方に至っては、私が帰宅途中ですぐに迎えに行けないとお伝えしたところ、一度自宅に連れて帰ってくださって、
「今日はお酒を飲んでしまっているのですが、明日なら車でお送りしますよ」
 とおっしゃっていただきました。
 それではあまりにも申し訳ないと思い、帰宅すると同時に車を借りてすぐに迎えに行ったところ、愛犬のラブラドールを連れて、夫婦でニコニコ迎えてくださいました。ベルは他の犬が大好きなので、あのご家族といられて楽しかっただろうなあと考えながら、ふと。「もしかしてあのお二人はもっとベルと一緒にいたかったのかもしれない」なんて思ってしまいました。

161024_02.jpg

迎えに行くとだいたい「ちょっと散歩してきたよ」みたいな顔をしてます......

知っておきたい、脱走時の対応マニュアル

 また、あまりに脱走が繰り返され、そのたびに対応に追われるので、シェアメイト向けに脱走マニュアルを作りました。

★ベルが脱走したときの対応マニュアル

(1)シェアハウスメンバー全員に連絡してください。
(2)近くの警察署に電話して、犬が脱走したことと、ベルの特徴を伝えてください。
  ・代々木署 03-3375-0110
  ・北沢署 03-3324-0110
(3)東京都動物愛護相談センターの収容動物情報をチェックしてください。
  http://www.awic-tokyo.jp 03-3302-3507
※もししばらく見つからなければ、電話もしておいてください。ここに収容された場合、下手したら殺処分されてしまうので......

 警察署への届け出に関しては、各署で連携がとられていないらしく、例えばこちらが代々木署に届け出ていても、北沢署で保護されてしまうと、連絡がこないようです。なので、もし脱走してしまった場合は、近隣の警察署すべてに連絡を入れておく必要があります。

 今までの経験上、脱走すると、だいたい犬好きの方が保護してくださいます(特に都内では)。迷子札をつけていれば、ほとんどの場合は連絡が入ってすぐ迎えにいくことができます。
 最悪、迷子札をつけていなかったとしても、保護した方が警察署に届けてくださることが多いと思います。なので、迷子になったらまずは警察署に連絡を入れておくことをオススメします。

 ただ、脱走でいちばん恐ろしいのは、事故にあってしまうこと。二度と脱走させないように、シェアメイト全員に同じ危機意識を持ってもらうことが、実はいちばん難しいかも......。

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