
高齢犬介護が家族に与えてくれたものでロンくんの取材をさせていただいた森田ファミリーの一員、ラブラドール・レトリーバーのニコラくん。肉球を痛めることも多く、犬の靴・靴下を取り入れたいという話があり、早速試していただきました。今回は、靴のような使い方も可能な犬用靴下「SPORT PAWKS (スポーツ パウクス)/RC Pet Products」のレビューをお届けします。
・名前:ニコラ(10歳)
・性別:オス
・犬種:ラブラドール・レトリーバー
・性格:活発だが、飼い主に気を使う。空気が読める
10歳という年齢からくる落ち着きなのか、初めて履かせたときも嫌がることなくすんなり受け入れてくれたニコラくん。
「爪が伸びていると、引っかかってしまいそうなところは気になりましたが、思ったより簡単に履かせられました。ニコラも抵抗することなく、ちゃんと足を出していましたし(笑)。さほど違和感は大きくなかったようです」
ただ、いざ歩き出そうとした時に「何か変......」と思ったようで、少しぎこちない動きに......。
「歩き始めてからの違和感で、しばらく履かせていると足をぶるぶるっと振って脱げてしまうこともありました。靴下の割にしっかりした作りで、これなら散歩でも十分使えますね」
「初めは、口を使ってすぐにでも脱いでしまうのかなと思っていたのですが、履かせる時、履いて歩いている時と、違和感はすぐになくなり普通に歩けるようになりました。ただ、足をぶるぶるしたり、歩いている時にずれたりしてしまうと脱げやすい気がしました」
もしかしたら、若干サイズが大きかったのかもしれない。森田さんから、こんなご意見もいただいた。
「もう少し丈が長いといいのかもしれませんね。もしくは、靴のように上部に1カ所ベルトなどで固定できるとか......」
靴下だけでなく靴も同様だが、脱げてしまうことはゼロではない。その代り、履かせ方やサイズ選び、使い方で脱げづらくすることは可能だ。例えば、使い方であれば脱げかけていることがわかった段階で、すぐに履かせなおしたり締めなおしたりすることが大切。愛犬に合った履かせ方を工夫してみてもいいだろう。
元々、犬の靴・靴下に興味を持っていたという森田さん。
「夏場の散歩などで、マンホールや段差を埋める金属製のスロープに乗ってしまった時、熱さに『キャン!』と悲鳴を上げたこともありました。都内での散歩は、どうしても舗装路が多くなってしまいますし、履けるようになっておきたいと思っていたんです」
また、雪道を歩かせたときには、肉球から出血してしまったこともあったとか。災害時の同行避難への備えとしても、準備しておきたいと言う森田さん。
「ガラスの破片などが散乱している可能性も十分あり得ますからね。大型犬だとキャリーバッグに入る大きさでもないですし、抱いて歩くことも不可能ですから必要だと思います。日常的に頻繁に使っていれば、靴=お出かけという意思付けができ、楽しい物だと覚えてくれると思います」
歩きはじめで体をぶるぶるっとした際に右後足が脱げかかってしまった。歩行自体は、すっかり慣れてほとんど違和感ないレベル
SPORT PAWKS/RC Pet Products
SPORT PAWKSは、屋内/屋外共に使用可能。つま先上部から足裏にかけてシリコン加工を施すことで、滑りにくく耐久性にも優れた構造になっている。ストレッチの効いたコットン素材を使用し、伸縮性もよく履かせやすい。
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