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2016.07.12

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夏の日なたのアスファルトは犬の天敵!

日中は60°を超える!? 地表温度の独自調査を実施

日なたの地面は何時に何度ぐらいになるのでしょうか。夏の適切な散歩時間を知るために、実際に地表温度を測って、時間帯による温度変化を調べてみました! 夏の日なたのアスファルトを散歩させて足を火傷させてしまった、なんていうことのないように、これからの季節ぜひ参考にしてみてください。

#Healthcare / #Lifestyle

Author :写真・文=山賀沙耶

地表の温度は自分で測ることができる!

 夏にアスファルトの上を歩かせるときは火傷に要注意とよく聞くが、実際、アスファルトの温度は何度ぐらいになるのだろうか。自分で測ってみる方法はないかと調べてみたところ、物の表面温度を赤外線の力で測ることができる、赤外線温度計というものを発見した。

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インターネットで見つけた赤外線温度計、2000円以内で購入

 そこで、6月下旬、まだ真夏とは言えないけれど、梅雨の合間の晴天の日(最高気温28℃)に、測定を実行。2時間おきに外に出て、日なたと日陰のアスファルトと土の表面温度を記録してみた。

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温度を測って記録すると同時に、実際に手で触ってどのぐらい熱いかも確かめた

日なたのアスファルトは最高54.2℃に!

 赤外線温度計を使って、実際に測ってみた結果をグラフにしたのがこちら。

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日なたや日陰の位置が変わるのに合わせて測定位置も移動するなど、アバウトな部分もあるため、正確なデータではない。目安として見てほしい

 散歩していて快適だと感じられるのは、午前9時ごろまでだった。アスファルトを実際に手で触ってみて、これは危険かもしれないと感じ始めるのは、だいたい45℃ぐらいから。13時の日なたのアスファルトは54.2℃で、ここまでくると3秒手を当て続けるのがやっと。これは火傷するはずだ。
 こうして記録してみると、日かげの土の安定感はやはりずば抜けている。

また、もう一つ気になったことがある。夜19時になって日が落ちてからも、アスファルトの温度は30℃を超えており、意外と下がっていないこと。アスファルトがため込んだ熱は逃げにくく、地面に位置を歩く犬達にとっては、まだまだ暑いと感じる時間帯なのかもしれない。

アスファルトの他に注意が必要な素材は?

 ちなみに、日中の一番暑い時間帯に、あちこちの日なたの地表温度を測って回ってみた結果がこちら。

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↑アスファルト/50.6℃

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↑土/37.8℃

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↑マンホールのふた/42.4℃

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↑タイル/39.6℃

 この日、測定していたエリアでアスファルトより熱くなる素材は、見つけることができなかった。しかし、例えばビーチの砂や路肩などに敷かれた金属など、高温になるものは他にもある。夏場の散歩では、歩かせる路面について十分気を付けるようにしたい。

火傷だけでなく熱中症にも要注意

 ここまでは編集部の計測結果をもとに話を進めてきた。最後に、4種類の素材の表面温度変化を、サーモグラフィーを使って日の出前から15分間隔で計測した、明石工業高等専門学校による実験結果を示しておく。

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【出典】『明石工業高等専門学校研究紀要』第50号(平成19年12月)
※Kソイルとは、真砂土で舗装された路面のこと

 外気温が30℃を超える中で、アスファルトは最高約60℃まで達したとのこと。こんな中、外へ散歩に出かけるのは、火傷しに行くようなものだ。

 加えて、地面に近い位置を歩く犬は、地表付近の熱気(対流熱)の影響もモロに受ける。そのことも考慮に入れて、アスファルトが30℃以下になる時間帯であれば、リスクは低くなるだろう。そう考えると、上記データと編集部の計測データを合わせ見ると、夏場の犬の散歩は朝7時まで、夜は20時すぎてからがいいのではないだろうか(もちろん、その時間帯なら熱中症にならないというわけではないし、朝はもっと早く、夜はもっと遅いに越したことはない)。

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