
第一弾となる今回の挑戦は、1歳にして初めてとなる山歩き! 近所の公園と海、ドッグ・ランくらいしか知らないモーフの反応はいかに......。生後3カ月から山に通うベテラン登山犬、アマティ先輩の指南でトレッキングに出かけてきました。
松下允彦さん、惇子さん&アマティ(4歳/ラブラドール・レトリーバー)
先住犬の黒ラブHana(享年15歳)とは、15年間で638回の山行を経験。そんな松下家に2代目登山犬として迎えられたのがアマティだ。男らしく、頼れる存在。 松下さんのブログもぜひご覧ください!
モーフ(※モーフについての詳細はこちら)を飼い始める前からSNSなどに流れてくる、海外のアウトドア系サイトのビジュアルに影響され、いつかチャレンジしてみたいアクティビティの一つだった犬連れ登山。しかし、キャンプなどただ山へ行くというのとはわけが違うので、その道のスペシャリストの帯同をお願いした。それが松下さん&アマティだ。
集合場所に到着し、松下さん達と合流。アマティは生後3カ月から山に入っているというだけに、準備も慣れたもので早々に犬用バックパック(自分の飲み水1L入り!)を背負い込んでいる。余談だけど、アマティの見た目のインパクトがすごくて、我々スタッフ一同圧倒された。ラブラドール・レトリーバーというより、どこか闘犬を思わせる風格。頼もしい......。僕がメス犬だったら確実に恋に落ちていたな。そんな頼りがいあるアマティ先輩の先導で、早速ハイキングコースへ。
アマティに、1Lの水入りバックパックを装着。たくましい体格なので大したことなさそうに見えてしまうけど、結構重い
松下さんが普段山に入る時は、基本的にアマティも一緒。愛犬との山歩きを存分に楽しむために、極力人の少ないマイナーな山やルートをセレクトするという。今回もそんなお気に入りのスポットの一つだ。何度も訪れる中で、人と出会ったのは2回だけだとか。
「大自然の中で、まるで野生に帰ったかのように生き生きと駆け回る犬の姿は、本当に美しいですよ」と、松下さんから聞いていただけに"あの"モーフがどう変わるのか楽しみだ。
なんというか、人と犬とが完全に一つの群れになって歩いていくこの連帯感は、リードを着用していても普段の散歩やドッグランでは絶対に感じることができない。見た目モーフは若干ファンタジーっぽいのだけど(笑)、中身はやっぱり犬。完全に何かのスイッチが入っている。目つき、顔つきがいつもと全然違う。山中の美しい景色やきれいな空気を堪能することをすっかり忘れ、2頭の犬にくぎ付けだった。
開けた一本道で、呼び戻すスタッフへ駆け寄る2頭。環境が変わるだけでこうも表情が変わるとは......
登り始めて約1時間半で山頂到着。短時間で登りやすい山をセレクトしてくれたので、難なく歩けた。残念ながら山頂付近が霧に覆われてしまって、眺望スポットからの絶景はお預け。でもそんなことはもうどうでもよくて、自然の中で駆け回る(日常生活ではしゃぎ回るのとは、全然違う)彼らの表情やしぐさ一つひとつにすっかり心奪われてしまっていた。犬って、本当にスゴイ。
一見無秩序に見える犬達の行動も、彼らなりのルールや作法があって、言葉をしゃべらないだけでアマティとモーフも上手にコミュニケーション取りながら、"群れ(パック)"での登山を楽しんでいた。
彼らが認識している"群れ"には、当然僕ら人間も一員(リーダー)として認識されている。そのため、常に僕らからのシグナル(行動)も受信できるように周波数をチューニングしていて、想像以上に人間のことを理解しているはずだ。おそらく、犬達に対する僕らの理解をはるかに上回るレベルで......。
犬が本来備えている能力や犬の特性を飼い主がもっと理解すれば、日常生活の中でのストレスはお互いにもっと軽減されるように思う。みなさんも、ぜひ一度大自然の中できらきらと輝く愛犬の姿を見てみてほしい。僕と同じように、きっと何か感じ取れるはずだ。
野生児、アマティ。これほどまでに山が似合う犬は、そうそういないと思う。惚れる......
Grip Trexは、さまざまな利用シーン、環境から犬の足(肉球)を保護してくれる。通気性に優れ、足がムレにくい構造なのもうれしいポイント。今回のような、アウトドアシーンでの使用に最適だ。
Mud Monstersはソールが非常に柔らかく、犬の足裏の形や動きにフィットしやすい。面ファスナーをらせん状に巻き上げるようにして固定するため、アウトドアなど激しい動きでも脱げにくい靴だ。
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